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筑波大学/2017年度

筑波大学 2017年 数学 第4問解答・解説

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1問題

筑波大学2017年度第4問

関数

f(x)=2x2−9x+14−9x+2x2(x>0)\displaystyle f (x) = 2 x ^ {2} - 9 x + 14 - \frac {9}{x} + \frac {2}{x ^ {2}} \quad (x > 0)

について以下の問いに答えよ。

(1) 方程式 f(x)=0f(x)=0 の解をすべて求めよ。

(2) 関数 f(x)f(x) のすべての極値を求めよ。

(3) 曲線 y=f(x)y = f(x) と x 軸とで囲まれた部分の面積を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    x=1/2,1,2;x=1isadoubleroot.x=1/2, 1, 2; x=1 is a double root.
  • (2)
    極大値00 at x=1x=1; 極小値−18\displaystyle -\frac18 at x=9±178\displaystyle x=\frac{9\pm\sqrt{17}}8.
  • (3)
    Two bounded lobes have areas 9 ln 2−149/24 and 9 ln 2−37/6; total area 18 ln 2−99/8.

3解答

解答を見る途中式つきの解答

第4問

(1) x>0x>0 より x2>0x^2>0 であるから、f(x)=0f(x)=0 は x2f(x)=2x4−9x3+14x2−9x+2=(x−1)2(2x−1)(x−2)=0x^2f(x)=2x^4-9x^3+14x^2-9x+2=(x-1)^2(2x-1)(x-2)=0 と同値である。したがって解は x=12, 1, 2\displaystyle \boxed{x=\frac12,\ 1,\ 2} であり、x=1x=1 は重解である。

(2) t=x+1x\displaystyle t=x+\frac1x とおくと t−2=(x−1)2x≧0,f(x)=2t2−9t+10=2(t−94)2−18.\displaystyle t-2=\frac{(x-1)^2}{x}\geq0,\qquad f(x)=2t^2-9t+10=2\left(t-\frac94\right)^2-\frac18. また f′(x)=(4t−9)(1−1x2).\displaystyle f'(x)=(4t-9)\left(1-\frac1{x^2}\right). 臨界点は x=1x=1、または t=94\displaystyle t=\frac94 を満たす点である。後者は 4x2−9x+4=0ならばx=9±178.\displaystyle 4x^2-9x+4=0 \quad\text{ならば}\quad x=\frac{9\pm\sqrt{17}}8. tt は x=1x=1 で最小値2をとり、x=1x=1 の近くで t>2t>2 となる。この範囲では 2t2−9t+102t^2-9t+10 は減少するので、x=1x=1 は極大点で極大値は f(1)=0f(1)=0。t=94\displaystyle t=\frac94 では二次式が最小となるため、2点 x=9−178,9+178\displaystyle x=\frac{9-\sqrt{17}}8,\quad \frac{9+\sqrt{17}}8 で極小値 −18\displaystyle -\frac18 をとる。これ以外に臨界点はない。

(3) 因数分解形から、f(x)<0f(x)<0 は 12<x<1 または 1<x<2\displaystyle \frac12<x<1\ \text{または}\ 1<x<2 である。従って囲まれた2つの部分の総面積は、x=1x=1 での接触点をまたいで −∫1/22f(x) dx\displaystyle -\int_{1/2}^{2} f(x)\,dx と表せる。原始関数を F(x)=23x3−92x2+14x−9ln⁡x−2x\displaystyle F(x)=\frac23x^3-\frac92x^2+14x-9\ln x-\frac2x とすると F(2)=433−9ln⁡2,F(12)=4724+9ln⁡2.\displaystyle F(2)=\frac{43}{3}-9\ln2,\qquad F\left(\frac12\right)=\frac{47}{24}+9\ln2. よって総面積は 18ln⁡2−998.\displaystyle \boxed{18\ln2-\frac{99}{8}}. なお、各部分の面積はそれぞれ 9ln⁡2−14924\displaystyle 9\ln2-\frac{149}{24}、9ln⁡2−376\displaystyle 9\ln2-\frac{37}{6} である。

この問題で使う考え方

  • 因数分解
  • 分数関数の性質
  • 連鎖律・商の微分
  • 導関数の符号による極値判定
  • 対数を含む原始関数
  • 定積分による面積

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