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近畿大学/2015年度/A日程(1/25)

近畿大学 2015年 数学 第2問解答・解説

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1問題

近畿大学2015年度第2問

△OAB\triangle OAB に対して、OA→=a⃗, OB→=b⃗\overrightarrow{OA}=\vec{a},\ \overrightarrow{OB}=\vec{b} とおく。   (1) 辺 OAOA の中点を CC、辺 OBOB を 1:51:5 に内分する点を DD、線分 ADAD と線分 BCBC の交点を EE とする。OE→\overrightarrow{OE} を a⃗,b⃗\vec{a},\vec{b} を用いて表せ。   (2) tt は 0<t<13\displaystyle 0<t<\dfrac{1}{3} の範囲にある実数とする。辺 OAOA を 3t:1−3t3t:1-3t に内分する点を FF、辺 OBOB を t:1−tt:1-t に内分する点を GG、線分 AGAG と線分 BFBF の交点を HH とする。△OAH\triangle OAH の面積が △OAB\triangle OAB の面積の kk 倍となるとき、kk を tt を用いて表せ。   (3) △OAB\triangle OAB は正三角形とする。線分 AGAG と線分 BFBF が直角に交わるとき tt の値を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2解答

解答を見る答えはこの解答の中にあります

近畿大学2015 数学 第2問(A答案)

問題

△OAB\triangle OAB において OA→=a⃗, OB→=b⃗\overrightarrow{OA}=\vec a,\ \overrightarrow{OB}=\vec b とする。

1. CC は辺 OAOA の中点、DD は辺 OBOB を 1:51:5 に内分する点である。ADAD と BCBC の交点を EE とする。 2. 0<t<1/30<t<1/3。FF は辺 OAOA を 3t:1−3t3t:1-3t に、GG は辺 OBOB を t:1−tt:1-t に内分する点であり、AGAG と BFBF の交点を HH とする。 3. △OAB\triangle OAB が正三角形のとき、AGAG と BFBF が直角に交わる tt を求める。

解答

(1) OE→\overrightarrow{OE}

内分比より OC→=12a⃗,OD→=16b⃗.\displaystyle \overrightarrow{OC}=\frac12\vec a,\qquad \overrightarrow{OD}=\frac16\vec b. 線分 ADAD 上の点を、AA から DD に向かう割合を ss として表すと (1−s)a⃗+s6b⃗.\displaystyle (1-s)\vec a+\frac{s}{6}\vec b. 線分 BCBC 上の点を、BB から CC に向かう割合を uu として表すと u2a⃗+(1−u)b⃗.\displaystyle \frac{u}{2}\vec a+(1-u)\vec b. 交点 EE では係数がそれぞれ一致するので 1−s=u2,s6=1−u.\displaystyle 1-s=\frac{u}{2},\qquad \frac{s}{6}=1-u. 第2式から u=1−s/6u=1-s/6。これを第1式に代入すると 1−s=12−s12すなわちs=611,u=1011.\displaystyle 1-s=\frac12-\frac{s}{12} \quad\text{すなわち}\quad s=\frac6{11},\qquad u=\frac{10}{11}. よって OE→=(1−611)a⃗+611⋅6b⃗=511a⃗+111b⃗.\displaystyle \overrightarrow{OE} =\left(1-\frac6{11}\right)\vec a+\frac{6}{11\cdot6}\vec b =\frac5{11}\vec a+\frac1{11}\vec b. s,us,u はともに 00 と 11 の間にあり、求めた交点は線分 AD,BCAD,BC 上にある。

OE→=5a⃗+b⃗11\displaystyle \boxed{\overrightarrow{OE}=\frac{5\vec a+\vec b}{11}}

(2) 面積比 kk

内分比から OF→=3ta⃗,OG→=tb⃗.\overrightarrow{OF}=3t\vec a,\qquad \overrightarrow{OG}=t\vec b. HH を AA から GG へ割合 ss だけ進んだ点とすると OH→=(1−s)a⃗+stb⃗.\overrightarrow{OH}=(1-s)\vec a+st\vec b. 一方、HH を BB から FF へ割合 uu だけ進んだ点とすると OH→=3tua⃗+(1−u)b⃗.\overrightarrow{OH}=3tu\vec a+(1-u)\vec b. 係数を比較して 1−s=3tu,st=1−u.1-s=3tu,\qquad st=1-u. 第2式から u=1−stu=1-st なので、第1式に代入して 1−s=3t(1−st),すなわち1−3t=s(1−3t2).1-s=3t(1-st), \quad\text{すなわち}\quad 1-3t=s(1-3t^2). 0<t<1/30<t<1/3 より 1−3t2>01-3t^2>0 であり、 s=1−3t1−3t2,u=1−st=1−t1−3t2.\displaystyle s=\frac{1-3t}{1-3t^2},\qquad u=1-st=\frac{1-t}{1-3t^2}. これらはともに 00 と 11 の間にある。実際、 1−3t2−(1−3t)=3t(1−t)>0,1−3t2−(1−t)=t(1−3t)>0.1-3t^2-(1-3t)=3t(1-t)>0,\qquad 1-3t^2-(1-t)=t(1-3t)>0. したがって HH は線分 AG,BFAG,BF の交点である。

OH→=xa⃗+yb⃗\overrightarrow{OH}=x\vec a+y\vec b とおけば、上の表示から y=st=t(1−3t)1−3t2>0.\displaystyle y=st=\frac{t(1-3t)}{1-3t^2}>0. △OAH\triangle OAH と △OAB\triangle OAB は共通の底辺 OAOA をもち、直線 OAOA からの高さはそれぞれ yy 倍の高さである。したがって面積比は k=yk=y となり、 k=t(1−3t)1−3t2\displaystyle \boxed{k=\frac{t(1-3t)}{1-3t^2}}

(3) AG⊥BFAG\perp BF となる tt

△OAB\triangle OAB は正三角形なので ∣a⃗∣=∣b⃗∣,a⃗⋅b⃗=12∣a⃗∣2.\displaystyle |\vec a|=|\vec b|,\qquad \vec a\cdot\vec b=\frac12|\vec a|^2. 直線 AGAG の方向ベクトルを tb⃗−a⃗t\vec b-\vec a、直線 BFBF の方向ベクトルを 3ta⃗−b⃗3t\vec a-\vec b とおける。直角に交わる条件はこれらの内積が 00 となることだから、 0=(tb⃗−a⃗)⋅(3ta⃗−b⃗)=3t2(a⃗⋅b⃗)−t∣b⃗∣2−3t∣a⃗∣2+a⃗⋅b⃗=∣a⃗∣2(32t2−4t+12).\displaystyle \begin{aligned} 0&=(t\vec b-\vec a)\cdot(3t\vec a-\vec b)\\ &=3t^2(\vec a\cdot\vec b)-t|\vec b|^2-3t|\vec a|^2+\vec a\cdot\vec b\\ &=|\vec a|^2\left(\frac32t^2-4t+\frac12\right). \end{aligned} ∣a⃗∣2>0|\vec a|^2>0 なので 3t2−8t+1=0,t=8±64−126=4±133.\displaystyle 3t^2-8t+1=0,\qquad t=\frac{8\pm\sqrt{64-12}}6 =\frac{4\pm\sqrt{13}}3. 条件 0<t<1/30<t<1/3 を満たすのは t=4−133\displaystyle \boxed{t=\frac{4-\sqrt{13}}3} だけである。実際、3<13<43<\sqrt{13}<4 より 0<4−13<10<4-\sqrt{13}<1 であり、他方の解は t>1/3t>1/3 となる。

使用した解法

内分点の位置ベクトルを端点の一次結合で表し、交点では係数を比較した。面積比は共通の底辺に対する高さの比で計算した。正三角形での垂直条件は方向ベクトルの内積を 00 として立式し、二次方程式を解いた。

この問題で使う考え方

  • 位置ベクトル
  • ベクトルの和・差・実数倍
  • ベクトルによる図形の考察
  • ベクトルの内積
  • 二次方程式とグラフ

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