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信州大学/2024年度

信州大学 2024年 数学 第3問解答・解説

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1問題

信州大学2024年度第3問

平面上の2つのベクトル a⃗, b⃗ は, |a⃗| = 2, |b⃗| = 1, および a⃗・b⃗ = 1 を満たすとする。k を定数とし, 2点 Q(2k a⃗ + b⃗), R(-3b⃗) を直径の両端とする円を C, 点 S(-4b⃗) を通り a⃗ に平行な直線を l とする。このとき, 次の問いに答えよ。(1) 円 C の半径 r を k を用いて表せ。(2) 直線 l が円 C と共有点をもつとき, k のとり得る値の範囲を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • r=2k2+k+1,k≦−2−154 または k≧−2+154.\displaystyle \boxed{r=2\sqrt{k^2+k+1}},\qquad \boxed{k\le\frac{-2-\sqrt{15}}4\space{}\text{または}\space{}k\ge\frac{-2+\sqrt{15}}4}.

3解答

解答を見る途中式つきの解答

∣a⃗∣=2,∣b⃗∣=1,a⃗⋅b⃗=1|\vec a|=2,\qquad |\vec b|=1,\qquad \vec a\cdot\vec b=1 である。

(1)\text{(1)} 円 CC の中心を MM とする。直径の両端は OQ→=2ka⃗+b⃗,OR→=−3b⃗\overrightarrow{OQ}=2k\vec a+\vec b,\qquad \overrightarrow{OR}=-3\vec b なので OM→=OQ→+OR→2=ka⃗−b⃗.\displaystyle \overrightarrow{OM} =\frac{\overrightarrow{OQ}+\overrightarrow{OR}}2 =k\vec a-\vec b. 半径は直径の長さの半分であるから r=∣OQ→−OR→∣2=∣ka⃗+2b⃗∣.\displaystyle r=\frac{|\overrightarrow{OQ}-\overrightarrow{OR}|}{2} =|k\vec a+2\vec b|. したがって r2=k2∣a⃗∣2+4k(a⃗⋅b⃗)+4∣b⃗∣2=4k2+4k+4,r=2k2+k+1.\begin{aligned} r^2 &=k^2|\vec a|^2+4k(\vec a\cdot\vec b)+4|\vec b|^2\\ &=4k^2+4k+4, \end{aligned} \qquad \boxed{r=2\sqrt{k^2+k+1}}.

(2)\text{(2)} 直線 ll 上の点 PP を OP→=ta⃗−4b⃗(t は実数)\overrightarrow{OP}=t\vec a-4\vec b\qquad(t\text{ は実数}) とおく。中心 MM との差は MP→=(t−k)a⃗−3b⃗.\overrightarrow{MP}=(t-k)\vec a-3\vec b. x=t−kx=t-k と置くと ∣MP∣2=x2∣a⃗∣2−6x(a⃗⋅b⃗)+9∣b⃗∣2=4x2−6x+9=4(x−34)2+274.\displaystyle \begin{aligned} |MP|^2 &=x^2|\vec a|^2-6x(\vec a\cdot\vec b)+9|\vec b|^2\\ &=4x^2-6x+9 =4\left(x-\frac34\right)^2+\frac{27}{4}. \end{aligned} xx は実数全体を動くので、中心 MM と直線 ll の距離の二乗は 27/427/4 である。直線 ll と円 CC が共有点をもつ条件は、この距離が半径 rr 以下であることだから 274≦r2=4(k2+k+1).\displaystyle \frac{27}{4}\le r^2=4(k^2+k+1). よって 16k2+16k−11≧0.16k^2+16k-11\ge0. 境界方程式の解は k=−16±162−4⋅16⋅(−11)32=−2±154.\displaystyle k=\frac{-16\pm\sqrt{16^2-4\cdot16\cdot(-11)}}{32} =\frac{-2\pm\sqrt{15}}4. 二次式の係数は正であり、接するときも共有点をもつから、求める範囲は k≦−2−154またはk≧−2+154.\displaystyle \boxed{\displaystyle k\le\frac{-2-\sqrt{15}}4 \quad\text{または}\quad k\ge\frac{-2+\sqrt{15}}4}.

この問題で使う考え方

  • ベクトルの和・差・実数倍
  • 位置ベクトル
  • ベクトルの内積
  • ベクトルによる図形の考察
  • 二次関数の最大・最小
  • 二次方程式とグラフ
  • 二次不等式とグラフ

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