近畿大学2015 数学 第3問(A答案)
問題
数列 1, 1,4, 1,4,7, 1,4,7,10, 1,4,7,10,13, … について、(1) 第200項、(2) 初項から第200項までの和、(3) 5000<Sn<6000 を満たす n の個数を求める。
解答
第 m 組には 1, 4, 7, …, 1+3(m−1) の m 項が並ぶ。この組の初項から末項までの和は、等差数列の和の公式から 2m{1+(1+3(m−1))}=2m(3m−1).(1) 第 m 組の終わりまでの項数を Tm=1+2+⋯+m=2m(m+1) とする。
(1) 第200項
T19=219⋅20=190<200,T20=220⋅21=210. したがって第200項は第20組の 200−190=10 番目である。第20組の第 r 項は 1+3(r−1) だから、 1+3(10−1)=28. 28
(2) 初項から第200項までの和
第1組から第19組までを足し、第20組の初めの10項を足せばよい。(1) より第1組から第19組までの和は m=1∑192m(3m−1)=21(3m=1∑19m2−m=1∑19m)=21(3⋅2470−190)=3610. ここでは m=1∑19m=190,m=1∑19m2=619⋅20⋅39=2470 を用いた。第20組の初めの10項は 1,4,…,28 なので、その和は 210(1+28)=145. よって求める和は 3610+145=3755. 3755
(3) 5000<Sn<6000 となる n の個数
第 m 組までの和は、(1) と平方和の公式から STm=j=1∑m2j(3j−1)=21(3⋅6m(m+1)(2m+1)−2m(m+1))=2m2(m+1). よって T21=231,ST21=4851;T22=253,ST22=5566;T23=276,ST23=6348. 各項は正なので Sn は n とともに増加する。したがって 5000<Sn<6000 となりうるのは、第22組または第23組の途中である。
第22組の初めの r 項の和は 1+4+⋯+(3r−2)=2r{1+(3r−2)}=2r(3r−1). 第22組では 210(3⋅10−1)=145,211(3⋅11−1)=176. よって r=10 まででは Sn=4851+145=4996 だが、r=11 では Sn=4851+176=5027 となる。初めて Sn>5000 となるのは n=T21+11=242.
第22組終了時には S253=5566。第23組で初めの r 項を加えると、r=17 では S253+17=5566+217(3⋅17−1)=5566+425=5991<6000, 一方、r=18 では S253+18=5566+218(3⋅18−1)=5566+477=6043>6000. したがって条件を満たす最後の n は 253+17=270。ゆえに該当する整数は 242,243,…,270 であり、その個数は 270−242+1=29. 29個
使用した解法
項を三角形状の組に分け、各組を等差数列として扱った。項数には三角数、組ごとの和には等差数列の和、組の累積には平方和を用いた。最後は Sn の増加性と隣り合う部分和を比較して、厳密不等式を満たす端の n を特定した。