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近畿大学/2019年度/一般前期[01/27,02/10]

近畿大学 2019年 数学 第3問解答・解説

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1問題

近畿大学2019年度第3問

数列 a1,a2,a3,…,an,…a_{1},a_{2},a_{3},\ldots,a_{n},\ldots は初項 aa,公差 dd の等差数列であり,a4=15a_{4}=15 かつ S10>0, S11≦0S_{10}>0,\ S_{11}\leq0 を満たす。ただし, Sn=a1+a2+a3+⋯+anS_{n}=a_{1}+a_{2}+a_{3}+\cdots+a_{n} とする。

(1) dd のとりうる値の範囲を求めよ。

(2) an (n>4)a_{n}\ (n>4) のとりうる値の範囲を nn を用いて表せ。

(3) SnS_{n} が最大となるときの nn の値を全て求めよ。また,そのときの SnS_{n} を dd を用いて表せ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • −10<d≦−152;55−10n<an≦45−152n (n>4);n=5 (−10<d<−152), n=5,6 (d=−152);Smax⁡=75−5d.\displaystyle -10<d\le-\frac{15}{2};\quad 55-10n<a_n\le45-\frac{15}{2}n\space{}(n>4);\quad n=5\space{}(-10<d<-\frac{15}{2}),\space{}n=5,6\space{}(d=-\frac{15}{2});\quad S_{\max}=75-5d.

3解答

解答を見る途中式つきの解答

第3問

a4=a+3d=15a_4=a+3d=15 より a=15−3da=15-3d である。等差数列の和は Sn=n2{2a+(n−1)d}=n2{30+(n−7)d}.\displaystyle S_n=\frac{n}{2}\{2a+(n-1)d\} =\frac{n}{2}\{30+(n-7)d\}.

(1) 条件をそれぞれ代入すると S10=5(30+3d)=150+15d>0の必要十分条件はd>−10,S_{10}=5(30+3d)=150+15d>0\quad\text{の必要十分条件は}\quad d>-10, S11=112(30+4d)=165+22d≦0の必要十分条件はd≦−152.\displaystyle S_{11}=\frac{11}{2}(30+4d)=165+22d\le0\quad\text{の必要十分条件は}\quad d\le-\frac{15}{2}. 従って −10<d≦−152.\displaystyle -10<d\le-\frac{15}{2}.

(2) n>4n>4 では an=a+(n−1)d=15+(n−4)d.a_n=a+(n-1)d=15+(n-4)d. ここで n−4>0n-4>0 なので、(1)の範囲を代入して 15−10(n−4)<an≦15−152(n−4),\displaystyle 15-10(n-4)<a_n\le15-\frac{15}{2}(n-4), すなわち 55−10n<an≦45−152n(n は 4 より大きい整数).\displaystyle 55-10n<a_n\le45-\frac{15}{2}n\qquad(n\text{ は }4\text{ より大きい整数}).

(3) 隣り合う部分和の差は Sn+1−Sn=an+1=15+(n−3)d.S_{n+1}-S_n=a_{n+1}=15+(n-3)d. d<0d<0 だから、この差は nn が増えると小さくなる。n≦4n\le4 なら Sn+1−Sn≧15+d>5>0,S_{n+1}-S_n\ge15+d>5>0, 一方 n≧6n\ge6 なら Sn+1−Sn≦15+3d≦15−452<0.\displaystyle S_{n+1}-S_n\le15+3d\le15-\frac{45}{2}<0. n=5n=5 では S6−S5=15+2d≦0,S_6-S_5=15+2d\le0, 等号は d=−15/2d=-15/2 のときに限る。したがって、−10<d<−15/2-10<d<-15/2 では最大となるのは n=5n=5 のみであり、d=−15/2d=-15/2 では n=5,6n=5,6 の両方で最大となる。その最大値は S5=52{30−2d}=75−5d.\displaystyle S_5=\frac52\{30-2d\}=75-5d. d=−15/2d=-15/2 のときも S6=90−3d=75−5dS_6=90-3d=75-5d となるので、いずれの場合も最大値は 75−5d75-5d である。

agraph{検算} d=−10d=-10 は S10=0S_{10}=0 となるため除外され、d=−15/2d=-15/2 は S11=0S_{11}=0 となるため含まれる。n=5n=5 の項は a5=15+d>0a_5=15+d>0、n=6n=6 の項は a6=15+2d≦0a_6=15+2d\le0 で、部分和は確かに5項目で最大となり、端点では6項目も同じ値となる。

この問題で使う考え方

  • 等差数列の一般項と和
  • 一次不等式
  • 階差・和の利用

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