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神戸大学/2026年度/前期

神戸大学 2026年 数学 第5問解答・解説

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1問題

神戸大学2026年度第5問

rrを正の実数とする。複素数α\alphaが (1+r2)α2−2α+1=0(1+r^2)\alpha^2-2\alpha+1=0 をみたすとする。複素数平面上の3点O(0),A(α),B(1)O(0), A(\alpha), B(1)について以下の問に答えよ。(配点30点)

(1) 次の条件をみたす円CCが存在することを証明し,CCの中心を表す複素数とCCの半径を求めよ。

条件「すべての正の実数rrに対して,AAはCC上にある。」

(2) t>0t>0とし,r=te−tr=te^{-t}とする。t>0t>0における△OAB\triangle OABの面積の最大値とそれを与えるttを求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) 中心
    1/2
  • (1) 半径
    1/2
  • (2) 面積の最大値
    e2(e2+1)\displaystyle \frac{e}{2(e^2+1)}
  • (2) 面積最大時のt
    1

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) 二次方程式の解は、判別式 −4r2-4r^2 より α=1±ir1+r2.\displaystyle \alpha=\frac{1\pm ir}{1+r^2}. 実部・虚部を x=1/(1+r2)x=1/(1+r^2)、y=±r/(1+r2)y=\pm r/(1+r^2) とすると (x−12)2+y2=(1−r2)2/4+r2(1+r2)2=14.\displaystyle \left(x-\frac12\right)^2+y^2 =\frac{(1-r^2)^2/4+r^2}{(1+r^2)^2}=\frac14. よってすべての r>0r>0 でAは中心 1/21/2、半径 1/21/2 の円周上にあり、条件の円Cが存在する。

(2) B=1, O=0B=1,\ O=0なので底辺OBの長さは1、Aから実軸までの距離は ∣Im⁡α∣=r/(1+r2)|\operatorname{Im}\alpha|=r/(1+r^2)。従って面積は q(r)=r2(1+r2).\displaystyle q(r)=\frac{r}{2(1+r^2)}. r=te−tr=te^{-t} は r′(t)=e−t(1−t)r'(t)=e^{-t}(1-t) よりt=1t=1で最大値1e\displaystyle \frac1eをとる。さらに q′(r)=1−r22(1+r2)2>0(0<r≦1/e<1).\displaystyle q'(r)=\frac{1-r^2}{2(1+r^2)^2}>0\qquad(0<r\le1/e<1). 面積はこの範囲でrとともに増えるため、最大はt=1t=1で達成され、その値は q(1/e)=e2(e2+1).\displaystyle q(1/e)=\frac{e}{2(e^2+1)}.

この問題で使う考え方

  • 二次方程式の解と複素数平面上の軌跡
  • 底辺と高さによる三角形の面積
  • 導関数の符号による最大と単調性

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