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日本医科大学/2026年度/前期

日本医科大学 2026年 数学 第III問解答・解説

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1問題

日本医科大学2026年度第III問

OO を原点とする座標平面において、曲線 C1C_1 を C1: y=1x(x>0)\displaystyle C_1:\ y=\frac{1}{x}\quad(x>0) とし、C1C_1 上の点 P(t,1t)\displaystyle P\left(t,\frac{1}{t}\right) における C1C_1 の接線を LL とする。OO から LL に垂線 OHOH を下ろし、H(x(t),y(t))H(x(t),y(t)) と表す。点 PP が C1C_1 上を動くときの HH の軌跡を C2C_2 とする。実数の定数 rr は 0<r<22\displaystyle 0<r<\frac{\sqrt{2}}{2} を満たすとし、点 (1−r2, 1−r2)\displaystyle \left(1-\frac{r}{\sqrt{2}},\,1-\frac{r}{\sqrt{2}}\right) を中心とする半径 rr の円を C(r)C(r) とする。C2C_2 と C(r)C(r) の共有点の個数を N(r)N(r) とするとき、以下の各問いに答えよ。   問1 LL の方程式を求めよ。答えのみでよい。   問2 x(t),y(t)x(t),y(t) をそれぞれ tt で表せ。   問3 N(r)N(r) を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2解答

解答を見る答えはこの解答の中にあります

日本医科大学 2026年度 数学(前期)III

問題 ID: `MM-30d563adf1c3-Q3`

問1 接線 LL

C1:y=1/xC_1:y=1/x の導関数は −1/x2-1/x^2 なので、P(t,1/t)P(t,1/t) における傾きは −1/t2-1/t^2(t>0t>0)。点傾きの式から y−1t=−1t2(x−t),L: y=−xt2+2t.\displaystyle y-\frac1t=-\frac1{t^2}(x-t), \qquad \boxed{L:\ y=-\frac{x}{t^2}+\frac2t}.

問2 垂線の足 H(x(t),y(t))H(x(t),y(t))

直線を xt2+y−2t=0\displaystyle \frac{x}{t^2}+y-\frac2t=0 と書く。その法線ベクトルは (1/t2,1)(1/t^2,1) であり、原点からの垂線の足はこのベクトルの定数倍である。H=λ(1/t2,1)H=\lambda(1/t^2,1) とおいて直線上にある条件を使うと λ(1t4+1)−2t=0,λ=2t3t4+1.\displaystyle \lambda\left(\frac1{t^4}+1\right)-\frac2t=0, \qquad \lambda=\frac{2t^3}{t^4+1}. したがって x(t)=2tt4+1,y(t)=2t3t4+1(t>0).\displaystyle \boxed{x(t)=\frac{2t}{t^4+1},\qquad y(t)=\frac{2t^3}{t^4+1}\quad(t>0)}.

問3 共有点の個数 N(r)N(r)

c=1−r/2c=1-r/\sqrt2 とおくと、C(r)C(r) の中心は (c,c)(c,c) である。H(t)H(t) が円上にある条件は (x−c)2+(y−c)2=r2,(x-c)^2+(y-c)^2=r^2, すなわち (x2+y2)−2(x+y)+2+2r((x+y)−2)=0.(x^2+y^2)-2(x+y)+2+\sqrt2r\bigl((x+y)-2\bigr)=0. ここに問2の x,yx,y を代入して整理すると 2(t−1)21+t4{(t2+1)−2r(t2+t+1)}=0.\displaystyle \frac{2(t-1)^2}{1+t^4} \left\{(t^2+1)-\sqrt2r(t^2+t+1)\right\}=0. 分母は正であり、常に t=1t=1 は解(このとき H=(1,1)H=(1,1))。ほかの解は、k=2rk=\sqrt2r とおけば (1−k)t2−kt+(1−k)=0.(1-k)t^2-kt+(1-k)=0. 条件 0<r<2/20<r<\sqrt2/2 から 0<k<10<k<1。この二次方程式の判別式は Δ=k2−4(1−k)2.\Delta=k^2-4(1-k)^2. k>0k>0 および 1−k>01-k>0 より、Δ≧0\Delta\ge0 は k≧2(1−k)k\ge2(1-k)、すなわち k≧2/3k\ge2/3 と同値である。

- 0<k<2/30<k<2/3 では二次方程式に実数解がなく、t=1t=1 のみ。従って N(r)=1N(r)=1。 - k=2/3k=2/3 では二次方程式の解も t=1t=1 で、共有点は依然1個。従って N(r)=1N(r)=1。 - 2/3<k<12/3<k<1 では二次方程式は異なる2つの正の解をもつ(解の和と積はいずれも正)。それらは積が1で、どちらも1ではない。加えて常に解である t=1t=1 があるため、異なる tt は3個。さらに y(t)/x(t)=t2y(t)/x(t)=t^2 なので異なる正の tt は異なる点 HH を与え、共有点は3個。

k=2rk=\sqrt2r に戻すと N(r)={1,0<r≦23,3,23<r<22.\displaystyle \boxed{ N(r)= \begin{cases} 1,&0<r\le \dfrac{\sqrt2}{3},\\[4pt] 3,&\dfrac{\sqrt2}{3}<r<\dfrac{\sqrt2}{2}. \end{cases}}

**使用解法:** 接線の方程式、法線方向による垂線の足、円上にある条件をパラメータ方程式に代入し、二次方程式の判別式で場合分け。

この問題で使う考え方

  • 曲線の接線
  • ベクトルによる図形の考察
  • 曲線の媒介変数表示
  • 円の方程式
  • 二次方程式の判別式
  • 解と係数の関係

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