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日本医科大学/2026年度/前期

日本医科大学 2026年 数学 第I問解答・解説

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1問題

日本医科大学2026年度第I問

中が見える番号付きの4つの箱、箱1、箱2、箱3、箱4がある。箱の外に互いに区別のつかない球が十分多くある。1から6の目が等確率で出る1つのさいころを1回投げて出た目を nn とするとき、nn の値に応じて以下の操作を行う。   [操作 1] n=1,2,3,4n=1,2,3,4 の場合、箱の外にある1個の球を箱 nn に入れる。   [操作 2] n=5n=5 の場合、箱1と箱2のそれぞれに1個ずつ箱の外の球を入れる。   [操作 3] n=6n=6 の場合、箱1と箱3のそれぞれに1個ずつ箱の外の球を入れる。   以上の操作で、1度箱に入れた球はもとに戻さない。   さいころを3回続けて投げたとき、箱 k (k=1,2,3,4)k\ (k=1,2,3,4) に入っている球の個数を NkN_k とする。以下の各問いの空欄に適する1以上の整数を求めよ。ただし、分数は既約分数で答えること。   問1 N1=1N_1=1 である確率は アイ\displaystyle \frac{\boxed{\text{ア}}}{\boxed{\text{イ}}} となる。   問2 N2=1N_2=1 である確率は ウエ\displaystyle \frac{\boxed{\text{ウ}}}{\boxed{\text{エ}}} となる。   問3 N4=1N_4=1 である確率は オカ\displaystyle \frac{\boxed{\text{オ}}}{\boxed{\text{カ}}} となる。   問4 N1=1N_1=1 という条件のもとで、N2=1N_2=1 である確率は キク\displaystyle \frac{\boxed{\text{キ}}}{\boxed{\text{ク}}} となる。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2解答

解答を見る答えはこの解答の中にあります

日本医科大学 2026年度 数学(前期)I

問題 ID: `MM-30d563adf1c3-Q1`

さいころの各回の出目は独立で、全216通りの順序付き出目列が同様に確からしい。出目ごとに各箱へ入る球の数を整理すると、箱1には出目1,5,6、箱2には出目2,5、箱3には出目3,6、箱4には出目4のとき1個ずつ入る。

問1

箱1に球が入る出目は6通り中3通りなので、3回のうちちょうど1回だけ該当する確率は (31)(36)(36)2=38.\displaystyle \binom31\left(\frac36\right)\left(\frac36\right)^2 =\frac38. したがって、ア=3, イ=8\boxed{\text{ア}=3,\ \text{イ}=8}。

問2

箱2に球が入る出目は2,5の2通りである。3回中ちょうど1回だけこのいずれかが出る確率は (31)(26)(46)2=3⋅13⋅49=49.\displaystyle \binom31\left(\frac26\right)\left(\frac46\right)^2 =3\cdot\frac13\cdot\frac49=\frac49. よって、ウ=4, エ=9\boxed{\text{ウ}=4,\ \text{エ}=9}。

問3

箱4に球が入るのは出目4のときだけである。したがって、 Pr⁡(N4=1)=(31)16(56)2=75216=2572.\displaystyle \Pr(N_4=1)=\binom31\frac16\left(\frac56\right)^2 =\frac{75}{216}=\frac{25}{72}. よって、オ=25, カ=72\boxed{\text{オ}=25,\ \text{カ}=72}。

問4

条件 N1=1N_1=1 のもとで N2=1N_2=1 となる列を数える。箱1への加球出目を A={1,5,6}A=\{1,5,6\}、箱2への加球出目を B={2,5}B=\{2,5\} とする。

N1=1N_1=1 かつ N2=1N_2=1 となるには、次のいずれかである。

- 出目5が1回出て両方の箱に1個ずつ入り、残り2回はどちらにも加球しない出目3,4。列数は 3⋅22=123\cdot2^2=12。 - 出目1または6が1回、出目2が1回、残り1回が出目3または4。3種類の役割を置く順序が 3!3! 通りなので、列数は 3!⋅2⋅1⋅2=243!\cdot2\cdot1\cdot2=24。

従って、両条件を満たす列は36通りである。一方、N1=1N_1=1 の列数は、箱1に入る出目の位置が3通り、その出目が3通り、残りは各3通りなので 3⋅3⋅32=813\cdot3\cdot3^2=81 通り。よって条件付き確率は Pr⁡(N2=1∣N1=1)=3681=49.\displaystyle \Pr(N_2=1\mid N_1=1)=\frac{36}{81}=\frac49. したがって、キ=4, ク=9\boxed{\text{キ}=4,\ \text{ク}=9}。

**使用解法:** 出目の分類、二項分布による計数、条件付き確率の順序付き列の計数。

この問題で使う考え方

  • 独立な試行
  • 二項分布
  • 積の法則
  • 順列
  • 和の法則
  • 条件付き確率

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