高知大学/2007年度/前期
高知大学 2007年 数学 第1問解答・解説
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1問題
を正の実数とする。円 上の点 の 座標だけを 倍して得られる楕円を とし, 上の点 における接線が 軸, 軸と交わる点をそれぞれ と表す。
(1) の方程式を求め, 概形をかきなさい。
(2) はともに微分可能であることを示しなさい。
(3) 楕円 の焦点を とする。ただし, のときは をともに原点とする。楕円 上の点 に対し, とおく。このとき,をそれぞれ求め, の微分可能性について述べなさい。
(4) のとき, 接線と楕円 , 軸, 軸で囲まれる図形は接点 で二つの領域に分けられるが, この領域の面積比を求めなさい。 (60点)
まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。
2解答
解答を見る答えはこの解答の中にあります
(1) 元の円上の点を とすると、変換後は なので 軸との交点は 。 では単位円を縦方向に縮めた横長の楕円、 では単位円、 では縦方向に伸ばした縦長の楕円である。
(2) で陰関数の微分を行うと 。点 における接線は したがって切片は は定数だから、 において は微分可能で
(3) の焦点は 、 の焦点は 。楕円の焦点までの距離の和は長軸の長さなので でも指定された二焦点はともに原点なので 。 とおけば よって問題の二つの極限は順に 。左微分係数は 、右微分係数は であり、 は では微分不可能である。他の では定数関数または一次関数なので微分可能。
(4) のとき、接点は 、軸との交点は 。 座標を で割ると楕円は単位円に、接線は に移る。この円と接線・両軸に囲まれる二領域は に関して対称だから、面積は等しい。元へ戻す縦方向の拡大はどちらの面積も同じく 倍するので、求める比は 実際、三角形 の面積は 、対応する楕円の扇形は単位円の中心角 の扇形を縦に 倍したものだから面積 。従って両領域とも となる。

各図は代表的な形。どの場合も横方向の半径は1で、縦方向の半径だけが となる。
この問題で使う考え方
- 接線
- 片側微分
- 面積の拡大
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