高知大学/2023年度/前期
高知大学 2023年 数学 第1問解答・解説
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1問題
を正の偶数とし、 とする。さらに、 とする。このとき、次の問いに答えよ。(100点) (1) 導関数 を求めよ。 (2) のとき、 であることを示せ。 (3) 方程式 は実数解をもたないことを示せ。
まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。
2解答
解答を見る答えはこの解答の中にあります
{} は正の偶数であり,( とみて の項を含めた)である。 とする。
(1) 項別に微分するとしたがって( の項は互いに打ち消し合い, の項だけが残る)。よって である。積の微分法により
(2) は偶数だから,すべての実数 に対して であり,等号は のときに限る。また は常に成り立つ。ゆえにいま を任意に固定する。 を満たす任意の は を満たすから,その区間で である。よって は の範囲で(微分係数が負であることによる単調性の判定から)減少するので,が成り立つ。ここで( より の各項は )である。したがって のときすなわち が示された。
(3) (i) の場合。 (2) より である。 であるから両辺に を掛けて指数関数の性質より,すべての実数 に対して であるから, のとき(ii) の場合。 のとき,各 について であるから(i),(ii) より,すべての実数 に対して が成り立つ。ゆえに方程式 を満たす実数 は存在せず, は実数解をもたない。(証明終)
この問題で使う考え方
- 多項式の導関数
- 導関数と増減
- 積の微分
- 合成関数の微分
- 指数・対数関数の微分
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