九州大学/2015年度/前期
九州大学 2015年 数学 第5問解答・解説
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1問題
この問題の解答は,解答紙30の定められた場所に記入しなさい。
[問題] 以下の問いに答えよ。
(1) が正の偶数のとき, は3の倍数であることを示せ。
(2) を自然数とする。 と は互いに素であることを示せ。
(3) を異なる素数とする。 を満たす の組をすべて求めよ。
まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。
2答え
答えを見る自分の答えと照らし合わせる
(1) (2) (3)数式が横に長い場合は、左右にスクロールして確認できます。
3解答
解答を見る途中式つきの解答
解答 (1) は正の偶数なので、正の整数 を用いて と書ける。すると であるから、 は の倍数である。
(2) 日本の高校数学で通常用いる自然数 について示す。 とおくと、 は差 を割り切るので、 または である。一方、 なら は奇数だから、 は奇数であり、 は除かれる。よって 注:自然数に も含める定義を採る場合は、 で となり、この主張は成立しない。原文にその定義を指定する記載はないため、ここでは高校数学の通常の正の整数の約束を用いた。
(3) なら だが となり、不可能である。また なら より となり、 が素数であることに反する。したがって は奇素数で、 は正の偶数である。(1) を に適用すると だから 、よって素数 である。元の式は となる。 では左辺は で右辺は となり不成立である。 では で成立する。
では等式が成り立たないことを示す。整数 について、 では また、ある で とすると だから、数学的帰納法により はすべての で成り立つ。したがって素数 は を満たさない。以上から唯一の組は
この問題で使う考え方
- 約数・倍数
- ユークリッドの互除法
- 数学的帰納法
- 有理数指数と指数法則
- 等式・不等式の証明
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