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聖マリアンナ医科大学/2021年度/一般

聖マリアンナ医科大学 2021年 数学 第3問解答・解説

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1問題

聖マリアンナ医科大学2021年度第3問

10人の生徒が受けたテストの得点分布を以下に示す。テストの得点は10点刻みで平均点は75点であった。得点405060708090100人数11abcda\begin{array}{c|ccccccc}\text{得点}&40&50&60&70&80&90&100\\\hline\text{人数}&1&1&a&b&c&d&a\end{array} a,b,c,da,b,c,d は0以上の整数で,同じ数であってもよい。以下の設問 (1)〜(3) に対する解答を解答用紙の所定の欄に記入せよ。

(1) a=2a=2 のとき,dd の値となりうる整数をすべて求めよ。

(2) 分散が最大となる (a,b,c,d)(a,b,c,d) を求めよ。

(3) 分散が最小となる (a,b,c,d)(a,b,c,d) を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    d∈{2,3}
  • (2)
    (a,b,c,d)=(3,0,0,2)(a,b,c,d)=(3,0,0,2)
  • (3)
    (a,b,c,d)=(0,0,6,2)(a,b,c,d)=(0,0,6,2)

3解答

解答を見る途中式つきの解答

聖マリアンナ医科大学 2021 問題3

10人の合計得点は 10⋅75=75010\cdot75=750 点である。度数の合計と得点合計から

2a+b+c+d=8,16a+7b+8c+9d=66.2a+b+c+d=8, \qquad 16a+7b+8c+9d=66.

第1式の7倍を第2式から引くと

2a+c+2d=10.2a+c+2d=10.

従って

b=d−2,c=10−2a−2d.b=d-2,\qquad c=10-2a-2d.

(1)

a=2a=2 を代入すると c+2d=6c+2d=6、また b=d−2b=d-2。b,c,db,c,d は0以上の整数だから、b≧0b\ge0 より d≧2d\ge2、c≧0c\ge0 より d≦3d\le3。したがって

d=2 または 3.\boxed{d=2\text{ または }3}.

実際、d=2d=2 なら (b,c)=(0,2)(b,c)=(0,2)、d=3d=3 なら (b,c)=(1,0)(b,c)=(1,0) となり、どちらも条件を満たす。

(2)、(3)

二乗得点の合計を S2S_2 とする。度数表から

S2=402+502+602a+702b+802c+902d+1002a=4100+13600a+4900b+6400c+8100d=58300+800a+200d,\begin{aligned} S_2 &=40^2+50^2+60^2a+70^2b+80^2c+90^2d+100^2a\\ &=4100+13600a+4900b+6400c+8100d\\ &=58300+800a+200d, \end{aligned}

最後の等式では b=d−2b=d-2、c=10−2a−2dc=10-2a-2d を代入した。分散は S2/10−752S_2/10-75^2 なので、S2S_2 を最大・最小にすればよい。

非負条件 b≧0,c≧0b\ge0,c\ge0 から

d≧2,d≦5−a,d\ge2,\qquad d\le5-a,

従って 0≦a≦30\le a\le3。

最大については

S2=58300+800a+200d≦58300+800a+200(5−a)=59300+600a≦61100.S_2=58300+800a+200d \le58300+800a+200(5-a) =59300+600a \le61100.

等号は a=3,d=2a=3,d=2 で成り立ち、このとき b=0,c=0b=0,c=0。よって分散最大となる組は

(a,b,c,d)=(3,0,0,2).\boxed{(a,b,c,d)=(3,0,0,2)}.

最小については a≧0,d≧2a\ge0,d\ge2 より

S2=58300+800a+200d≧58700.S_2=58300+800a+200d\ge58700.

等号は a=0,d=2a=0,d=2 で成り立ち、このとき b=0,c=6b=0,c=6。よって分散最小となる組は

(a,b,c,d)=(0,0,6,2).\boxed{(a,b,c,d)=(0,0,6,2)}.

最終結果・解法・確認事項

- (1):可能な dd は 2,32,3。 - (2):分散最大は (a,b,c,d)=(3,0,0,2)(a,b,c,d)=(3,0,0,2)。 - (3):分散最小は (a,b,c,d)=(0,0,6,2)(a,b,c,d)=(0,0,6,2)。 - 解法:度数の合計と平均点から線形条件を作り、二乗得点和を一次式に変形して端で評価。 - 定義域:a,b,c,da,b,c,d は0以上の整数。制約から 2≦d≦5−a2\le d\le5-a、0≦a≦30\le a\le3。 - issues:なし。

この問題で使う考え方

  • 分散と標準偏差
  • 一次不等式
  • 等式・不等式の証明

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