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聖マリアンナ医科大学/2024年度/一般

聖マリアンナ医科大学 2024年 数学 第2問解答・解説

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1問題

聖マリアンナ医科大学2024年度第2問

3辺の長さがAB=2AB=2,BC=3BC=3,AC=tAC=t(1<t<51<t<5)である△ABC\triangle ABCの辺ACAC上に点DDをとる。また,∠ABD=α\angle ABD=\alpha,∠CBD=β\angle CBD=\beta,∠ADB=θ\angle ADB=\thetaとする。以下の(1)〜(3)のキ\text{キ}〜タ\text{タ}にあてはまる適切な数または式を解答用紙の所定の欄に記入せよ。

(1) sin⁡α=sin⁡β\sin\alpha=\sin\betaのときAD=キtAD=\boxed{\text{キ}}tであり,2sin⁡α=sin⁡β2\sin\alpha=\sin\betaのときAD=クtAD=\boxed{\text{ク}}tである。

(2) 2sin⁡α=sin⁡β2\sin\alpha=\sin\betaとする。このとき,△ABD,△CBD\triangle ABD,\triangle CBDに余弦定理をそれぞれ用いて,cos⁡θ,cos⁡(180∘−θ)\cos\theta,\cos(180^\circ-\theta)をBDBDとttを用いた式で表すと, cos⁡θ=16BD2+ケ8tBD,cos⁡(180∘−θ)=16BD2+コ24tBD\displaystyle \cos\theta=\frac{16BD^{2}+\boxed{\text{ケ}}}{8tBD},\qquad \cos(180^\circ-\theta)=\frac{16BD^{2}+\boxed{\text{コ}}}{24tBD} である。

(3) 2sin⁡α=sin⁡β2\sin\alpha=\sin\betaとし,BD=sBD=sとおく。ssを用いてt2t^{2}を表すとt2=サ3\displaystyle t^{2}=\frac{\boxed{\text{サ}}}{3}である。また,cos⁡α\cos\alphaをssを用いて表すと, cos⁡α=16s2+シスs\displaystyle \cos\alpha=\frac{16s^{2}+\boxed{\text{シ}}}{\boxed{\text{ス}}s} である。cos⁡α\cos\alphaをssの関数と考えて,その最小値を求めるとセ\boxed{\text{セ}}である。また,cos⁡α\cos\alphaが最小値をとるときのs,ts,tの値を求めると,s=ソs=\boxed{\text{ソ}},t=タt=\boxed{\text{タ}}である。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • キ=25,\displaystyle =\frac25,\quadク=14,\displaystyle =\frac14,\quadケ=t2−64,=t^2-64,\quadコ=9t2−144,=9t^2-144,\quadサ=84−16s2,=84-16s^2,\quadシ=27,=27,\quadス=48,=48,\quadセ=32,\displaystyle =\frac{\sqrt3}{2},\quadソ=334,\displaystyle =\frac{3\sqrt3}{4},\quadタ=19.=\sqrt{19}.

3解答

解答を見る途中式つきの解答

正弦定理より  AD=2sin⁡αsin⁡θ,DC=3sin⁡βsin⁡θ.\displaystyle \;AD=\frac{2\sin\alpha}{\sin\theta},\quad DC=\frac{3\sin\beta}{\sin\theta}. 従って sin⁡α=sin⁡β\sin\alpha=\sin\beta のとき AD:DC=2:3AD:DC=2:3 なので AD=2t/5AD=2t/5。2sin⁡α=sin⁡β2\sin\alpha=\sin\beta のとき AD:DC=2:6=1:3AD:DC=2:6=1:3 なので AD=t/4.AD=t/4.

s=BDs=BD とおく。余弦定理を △ABD\triangle ABD に使うと  cos⁡θ=s2+(t/4)2−222s(t/4)=16s2+t2−648ts.\displaystyle \;\cos\theta=\frac{s^2+(t/4)^2-2^2}{2s(t/4)}=\frac{16s^2+t^2-64}{8ts}. △CBD\triangle CBD では DC=3t/4,BC=3DC=3t/4, BC=3 なので  cos⁡(180∘−θ)=s2+(3t/4)2−322s(3t/4)=16s2+9t2−14424ts.\displaystyle \;\cos(180^\circ-\theta)=\frac{s^2+(3t/4)^2-3^2}{2s(3t/4)}=\frac{16s^2+9t^2-144}{24ts}.

cos⁡(180∘−θ)=−cos⁡θ\cos(180^\circ-\theta)=-\cos\theta より  3(16s2+t2−64)+(16s2+9t2−144)=0\;3(16s^2+t^2-64)+(16s^2+9t^2-144)=0、従って t2=(84−16s2)/3.t^2=(84-16s^2)/3. また △ABD\triangle ABD の余弦定理で  cos⁡α=AB2+BD2−AD22AB⋅BD=s2+4−t2/164s=16s2+2748s=s3+916s.\displaystyle \;\cos\alpha=\frac{AB^2+BD^2-AD^2}{2AB\cdot BD}=\frac{s^2+4-t^2/16}{4s}=\frac{16s^2+27}{48s}=\frac{s}{3}+\frac9{16s}. 相加相乗平均より最小値は 2(1/3)(9/16)=3/22\sqrt{(1/3)(9/16)}=\sqrt3/2。等号条件 s/3=9/(16s)s/3=9/(16s) から s=33/4s=3\sqrt3/4、このとき t2=(84−27)/3=19t^2=(84-27)/3=19 で t=19.t=\sqrt{19}.

上の相加相乗平均の等号値が,もとの三角形および DD の条件を実際に満たすことを確かめる。等号時 s=334\displaystyle s=\frac{3\sqrt3}{4} であり,先に得た関係式から t2=19t^2=19,t>0t>0 より t=19t=\sqrt{19} となる。  1<19<5\;1<\sqrt{19}<5 で,さらに 2+3>19,  2+19>3,  3+19>22+3>\sqrt{19},\;2+\sqrt{19}>3,\;3+\sqrt{19}>2 だから,辺長 AB=2,BC=3,AC=19AB=2,BC=3,AC=\sqrt{19} の非退化三角形 ABCABC が存在する。その辺 ACAC 上で AD=t/4,  DC=3t/4AD=t/4,\;DC=3t/4 とする点 DD をとると,両長さが正なので DD は線分 ACAC の内部にある。座標を A=(0,0), C=(t,0)A=(0,0),\ C=(t,0) とし,B=(7/t,2719)\displaystyle B=(7/t,\sqrt{\frac{27}{19}}) とおく。t2=19t^2=19 より,AB2=49/19+27/19=4AB^2=49/19+27/19=4,BC2=(7/t−t)2+27/19=144/19+27/19=9BC^2=(7/t-t)^2+27/19=144/19+27/19=9 であり,AC=tAC=t だから必要な辺長をもつ三角形を実現する。また D=(t/4,0)D=(t/4,0) なので  BD2=(7/t−t/4)2+27/19=((28−t2)/(4t))2+27/19=(9/(4t))2+27/19=81/304+432/304=27/16\;BD^2=(7/t-t/4)^2+27/19=((28-t^2)/(4t))^2+27/19=(9/(4t))^2+27/19=81/304+432/304=27/16。よって BD=334=s\displaystyle BD=\frac{3\sqrt3}{4}=s である。また DD が ACAC の内部にあるから ∠CDB=180∘−θ\angle CDB=180^\circ-\theta であり,正弦定理より  sin⁡α=ADsin⁡θAB=tsin⁡θ8,sin⁡β=DCsin⁡(180∘−θ)BC=tsin⁡θ4\displaystyle \;\sin\alpha=\frac{AD\sin\theta}{AB}=\frac{t\sin\theta}{8},\quad\sin\beta=\frac{DC\sin(180^\circ-\theta)}{BC}=\frac{t\sin\theta}{4}。従って 2sin⁡α=sin⁡β2\sin\alpha=\sin\beta が成立する。この構成で等号候補は元の条件のもとで達成されるので,cos⁡α\cos\alpha の最小値は確かに 32\displaystyle \frac{\sqrt3}{2} である。

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