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宮崎大学/2024年度/前期

宮崎大学 2024年 数学 第1問解答・解説

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1問題

宮崎大学2024年度第1問

a,b,ca,b,c を整数とし, P=a+b+c,Q=a2+b2+c2−ab−bc−ca,R=a3+b3+c3−3abc\begin{aligned} P&=a+b+c,\\ Q&=a^2+b^2+c^2-ab-bc-ca,\\ R&=a^3+b^3+c^3-3abc \end{aligned} とおく。このとき,次の各問に答えよ。

(1) PP が3の倍数ならば,QQ は3の倍数となることを示せ。

(2) QQ が3の倍数ならば,PP は3の倍数となることを示せ。

(3) RR が3の倍数ならば,RR は9の倍数でもあることを示せ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) Qは3の倍数。(2) Pは3の倍数。(3) Rは9の倍数。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

まず S=ab+bc+caS=ab+bc+ca とおく。このとき P2=(a+b+c)2=a2+b2+c2+2S=Q+3SP^2=(a+b+c)^2=a^2+b^2+c^2+2S=Q+3S である。

(1)PP が3の倍数なので、ある整数 kk を用いて P=3kP=3k と書ける。したがって Q=P2−3S=9k2−3S=3(3k2−S)Q=P^2-3S=9k^2-3S=3(3k^2-S) となり、QQ は3の倍数である。

(2)QQ が3の倍数なので、ある整数 mm を用いて Q=3mQ=3m と書ける。恒等式から P2=Q+3S=3(m+S)P^2=Q+3S=3(m+S) となる。もし PP が3の倍数でなければ、整数 PP を3で割った余りは1または2であり、その平方を3で割った余りは1となる。これは 3∣P23\mid P^2 に反する。よって PP は3の倍数である。

(3)展開すると PQ=(a+b+c)(a2+b2+c2−ab−bc−ca)=a3+b3+c3−3abc=RPQ=(a+b+c)(a^2+b^2+c^2-ab-bc-ca)=a^3+b^3+c^3-3abc=R である。RR が3の倍数なら、R=PQR=PQ と3の素数性から PP または QQ の少なくとも一方が3の倍数である。(1)(2)より PP が3の倍数であることと QQ が3の倍数であることは同値だから、P,QP,Q はともに3の倍数となる。したがって R=PQR=PQ は9の倍数である。

二つの恒等式 P²=Q+3(ab+bc+ca)、R=PQ を使う。前半でPとQの3の倍数条件が同値と分かり、後半でRが3の倍数ならPとQの両方が3の倍数となるため、Rは9の倍数になる。

この問題で使う考え方

  • 整数を3で割った余り
  • 恒等式の利用
  • 素数の積の性質

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