島根大学/2024年度/前期
島根大学 2024年 数学 第4問解答・解説
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1問題
次の問いに答えよ。
(1) を展開せよ。
(2) を素数, を をみたす自然数とするとき, は の倍数であることを示せ。ただし, は 個から 個取る組合せの総数とする。
(3) を素数, を自然数とするとき, は の倍数であることを,数学的帰納法によって証明せよ。
まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。
2考え方
考え方を見る解き方の方針だけを確かめる
(1) は二項定理で展開する。(2) は順序つき選択を数えて二項係数と階乗の積を表し、素数の性質を使う。(3) は n=1 を基底とする数学的帰納法で、帰納段階に二項定理と (2) を用いる。
3答え
答えを見る自分の答えと照らし合わせる
数式が横に長い場合は、左右にスクロールして確認できます。
4解答
解答を見る途中式つきの解答
・ 二項定理より
・ である。 個のものから異なる 個を順に選ぶ方法は 通りである。一方、選んだ 個の組合せの各々には順序が 通りあるから、 右辺の は組合せの総数なので整数である。また、 の各因数は 以上 以下であり、いずれも素数 より小さいから、 は を割り切らない。上の等式の左辺は の倍数であるので、素数の性質より となる。
・ を「 は を割り切る」とする。まず では だから は成り立つ。
が成り立つと仮定する。このとき二項定理と (2) より 仮定により右辺第1項は の倍数であり、(2) により和の各項も の倍数である。したがって は の倍数、すなわち が成り立つ。以上より数学的帰納法によって、すべての自然数 について である。
この問題で使う考え方
- 二項定理
- 組合せ
- 約数・倍数
- 数学的帰納法
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