千葉大学/2026年度
千葉大学 2026年 数学 第9問解答・解説
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1問題
p を素数とする。以下では,整数 j = 1, 2, …, p − 1 に対して {}_pC_j が p の倍数であることは証明せずに用いてよい。
(1) 0以上の整数 n に対して, − n が p の倍数であることを示せ。
(2) 整数 k = 0, 1, …, p − 1 のうち,(kp + 1)^p − (kp + 1) が の倍数となるものの個数を求めよ。
(3) 整数 m = 0, 1, …, − 1 のうち, − m が の倍数となるものの個数を求めよ。
まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。
2考え方
考え方を見る解き方の方針だけを確かめる
(1)は二項定理と数学的帰納法で示す。(2)(3)は剰余類を代表する整数に分け、二項展開をp²を法として整理する。
3答え
答えを見る自分の答えと照らし合わせる
個.
個.数式が横に長い場合は、左右にスクロールして確認できます。
4解答
解答を見る途中式つきの解答
(1) n=0ではn^p-n=0である。n^p-nがpの倍数と仮定すると、二項定理よりである。問題文で使用が許された性質から各はpの倍数なので、右辺もpの倍数である。よって数学的帰納法によりすべてのn0で成り立つ。
(2) x=kpとおく。二項定理からここで2 j p-1の各項はp^{j+1}の倍数であり、最後の項もp^pの倍数だから、和の後半はの倍数である(p=2では中間の和は空)。したがって。これがの倍数となる条件はp k(p-1)、すなわちp kである。0 k p-1ではk=0だけなので1個。
(3) 各mを一意にm=a+kp(0 a,k p-1)と表す。二項展開で、j=1の項はp a^{p-1}(kp)=k p^2a^{p-1}、j=2からp-1の項はp^{j+1}の倍数、最後の(kp)^pもの倍数である。よって(p=2ではj=2からp-1の項は空。)(1)よりc_a=(a^p-a)/pは整数であり、m^p-mがの倍数となる条件はk c_aである。各a=0,1,,p-1に対し、この条件を満たすkは0,1,,p-1の中にちょうど1つある。したがって該当するmは合計p個。
この問題で使う考え方
- 二項定理
- 約数・倍数
- 和の法則
- 数学的帰納法
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