本文へ進む
メニュー
医学部数学 過去問DB問題を探す

宮崎大学/2026年度/前期

宮崎大学 2026年 数学 第2問解答・解説

このページには広告が含まれます。

1問題

宮崎大学2026年度第2問

関数 f(x)=2x1−x2f(x)=2x\sqrt{1-x^{2}} および,座標平面上の曲線 C:y=f(x)C:y=f(x) について,次の各問に答えよ。

(1) f(x)f(x) の導関数 f′(x)f'(x) および第2次導関数 f′′(x)f''(x) を求めよ。また,極限 lim⁡x→1−0f′(x)\displaystyle\lim\limits _{x\to1-0}f'(x) および lim⁡x→−1+0f′(x)\displaystyle\lim\limits _{x\to-1+0}f'(x) も求めよ。

(2) 関数 f(x)f(x) の増減,極値,曲線 CC の凹凸,変曲点を調べて,曲線 CC の概形をかけ。

(3) 区間 −1<x<1-1<x<1 における CC の接線のうち,傾きが最大のものを ℓ\ell とする。このとき,ℓ\ell の方程式を求めよ。

(4) 曲線 CC と (3) の直線 ℓ\ell,および直線 x=1x=1 で囲まれた部分を図示し,その部分の面積 SS の値を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

定義域を確認し、積・合成関数の微分から導関数を求める。導関数と第二次導関数の符号で概形と傾きの最大値を調べ、最後に定積分で面積を計算する。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)  f′(x)=2(1−2x2)1−x2,f′′(x)=2x(2x2−3)(1−x2)3/2(−1<x<1),lim⁡x→1−0f′(x)=lim⁡x→−1+0f′(x)=−∞.\displaystyle (1)\; f'(x)=\frac{2(1-2x^2)}{\sqrt{1-x^2}},\quad f''(x)=\frac{2x(2x^2-3)}{(1-x^2)^{3/2}}\quad(-1<x<1),\quad \lim\limits _{x\to1-0}f'(x)=\lim\limits _{x\to-1+0}f'(x)=-\infty.
    (2)  (−1,−1/2),(1/2,1)(2)\; (-1,-1/\sqrt2),(1/\sqrt2,1) で減少し、(−1/2,1/2)(-1/\sqrt2,1/\sqrt2) で増加する。極小値 -1 は x=−1/2x=-1/\sqrt2、極大値 1 は x=1/2x=1/\sqrt2 でとる。(-1,0) で下に凸、(0,1) で上に凸で、変曲点は (0,0)。
    (3)  ℓ:y=2x.(3)\;\ell:y=2x.
    (4)  S=13.\displaystyle (4)\;S=\frac13.

4解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) 関数の定義域は −1≦x≦1-1\le x\le1 であり、微分を考えるのは −1<x<1-1<x<1 である。この範囲では 1−x2>0\sqrt{1-x^2}>0 だから、積の微分と合成関数の微分により f′(x)=21−x2+2x⋅−x1−x2=2(1−2x2)1−x2,f′′(x)=2{−4x(1−x2)−1/2+x(1−2x2)(1−x2)−3/2}=2x{−4(1−x2)+(1−2x2)}(1−x2)3/2=2x(2x2−3)(1−x2)3/2.\displaystyle \begin{aligned} f'(x)&=2\sqrt{1-x^2}+2x\cdot\frac{-x}{\sqrt{1-x^2}}=\frac{2(1-2x^2)}{\sqrt{1-x^2}},\\ f''(x)&=2\left\{-4x(1-x^2)^{-1/2}+x(1-2x^2)(1-x^2)^{-3/2}\right\}\\ &=\frac{2x\{-4(1-x^2)+(1-2x^2)\}}{(1-x^2)^{3/2}}=\frac{2x(2x^2-3)}{(1-x^2)^{3/2}}. \end{aligned} x→1−0x\to1-0 および x→−1+0x\to-1+0 では、f′(x)f'(x) の分子は −2-2 に近づき、分母は正のまま 00 に近づく。したがって lim⁡x→1−0f′(x)=−∞,lim⁡x→−1+0f′(x)=−∞.\displaystyle \lim\limits _{x\to1-0}f'(x)=-\infty,\qquad\lim\limits _{x\to-1+0}f'(x)=-\infty.

(2) −1<x<1-1<x<1 では分母が正なので、f′(x)f'(x) の符号は 1−2x21-2x^2 の符号と一致する。よって ff は −1<x<−1/2-1<x<-1/\sqrt2 と 1/2<x<11/\sqrt2<x<1 で減少し、−1/2<x<1/2-1/\sqrt2<x<1/\sqrt2 で増加する。また f(−12)=−1,f(12)=1,f(−1)=f(1)=0.\displaystyle f\left(-\frac1{\sqrt2}\right)=-1,\qquad f\left(\frac1{\sqrt2}\right)=1,\qquad f(-1)=f(1)=0. したがって内部の極小値は −1-1、極大値は 11 である。さらに 2x2−3<02x^2-3<0 は −1<x<1-1<x<1 で成り立つから、f′′(x)>0f''(x)>0 は −1<x<0-1<x<0 で、f′′(x)<0f''(x)<0 は 0<x<10<x<1 で成り立つ。曲線 CC は −1<x<0-1<x<0 で下に凸、0<x<10<x<1 で上に凸であり、変曲点は (0,0)(0,0) である。f(−x)=−f(x)f(-x)=-f(x) なのでグラフは原点対称で、(−1,0),(0,0),(1,0)(-1,0),(0,0),(1,0) を通る。両端では導関数の極限が −∞-\infty となり、接線方向は鉛直である。これらの点と増減・凹凸を用いて概形を描ける。

(3) f′′(x)>0f''(x)>0 が −1<x<0-1<x<0 で、f′′(x)<0f''(x)<0 が 0<x<10<x<1 であるから、f′f' は −1<x<0-1<x<0 で増加し、0<x<10<x<1 で減少する。したがって傾き f′(x)f'(x) の最大値は x=0x=0 でとる。その値は f′(0)=2f'(0)=2 で、f(0)=0f(0)=0 だから接線 ℓ\ell は y−0=2(x−0),したがってℓ:y=2x.y-0=2(x-0),\qquad \text{したがって}\quad \ell:y=2x.

(4) 0≦x≦10\le x\le1 では 0≦1−x2≦10\le\sqrt{1-x^2}\le1 なので、直線 ℓ\ell は曲線 CC の上側にある。求める部分は、左端の接点 (0,0)(0,0) から曲線 CC と ℓ\ell の間を右へ進み、x=1x=1 の縦線分で閉じる領域である。よって S=∫01{2x−2x1−x2} dx=1−[−23(1−x2)3/2]01=1−23=13.\displaystyle \begin{aligned} S&=\int_0^1\{2x-2x\sqrt{1-x^2}\}\,dx\\ &=1-\left[-\frac23(1-x^2)^{3/2}\right]_0^1=1-\frac23=\frac13. \end{aligned} したがって S=13\displaystyle S=\frac13 である。

この問題で使う考え方

  • 関数の極限
  • 積の微分
  • 合成関数の微分
  • 第二次導関数
  • 導関数と増減
  • 極大・極小
  • 凹凸と変曲点
  • 曲線の接線

PR

数学を1対1で教わるオンライン塾「数強塾」

数強塾は、中学生・高校生のための数学専門のオンライン個別指導塾です。プロ講師がマンツーマンで教え、大学受験の数学にも対応しています。入塾の前に、今の学習状況と目標を確かめる診断授業(体験・3,000円、税込)を受けられます。

「数強塾」オンライン数学克服塾〈プロ講師〉

東大生と1対1で学べるオンライン個別指導「トウコベ」

トウコベは、東大生を中心に難関大学の学生が講師を務める、完全マンツーマンのオンライン個別指導です。はじめに、オンラインの説明会・勉強相談(無料)をWebで予約でき、その後にお試し授業を受けられます。

トウコベ公式サイト

似た問題を、ほかの大学で

答えや解説の誤りに気づいたら、お問い合わせから教えてください。