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新潟大学/2018年度

新潟大学 2018年 数学 第4問解答・解説

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1問題

新潟大学2018年度第4問

座標平面上のx>0の領域において、2つの曲線 C1: y=(log x)/x と C2: y=k/x を考える。ここで、kは正の実数である。曲線C1と曲線C2はただ1つの交点をもつので、そのx座標をaとする。aが1<a<eの範囲にあるとき、次の問いに答えよ。ただし、eは自然対数の底である。また、必要ならば lim_{x→∞}(log x)/x=0 を用いてもよい。

(1) kの値の範囲を求めよ。

(2) 曲線C1、曲線C2、直線x=1および直線x=eによって囲まれる図形の面積Sをkを用いて表せ。

(3) 面積Sの最小値とそのときのkの値を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) 0<k<10<k<1。 (2) S(k)=k2−k+12\displaystyle S(k)=k^2-k+\frac12。 (3) 最小値は 14\displaystyle \frac14、そのとき k=12\displaystyle k=\frac12。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

交点の xx 座標を aa とすると、x>0x>0 なので log⁡xx=kxすなわちlog⁡x=k.\displaystyle \frac{\log x}{x}=\frac{k}{x}\quad\text{すなわち}\quad \log x=k. したがって a=eka=e^k であり、条件 1<a<e1<a<e は 0<k<10<k<1 と同値である。これが (1) の範囲である。

対数関数は増加するので、1≦x<a1\le x<a では log⁡x<k\log x<k、a<x≦ea<x\le e では log⁡x>k\log x>k である。よって C2C_2 が上側となる前半と、C1C_1 が上側となる後半を分けると S=∫1ekk−log⁡xx dx+∫ekelog⁡x−kx dx.\displaystyle S=\int_1^{e^k}\frac{k-\log x}{x}\,dx+\int_{e^k}^{e}\frac{\log x-k}{x}\,dx. 置換 t=log⁡xt=\log x(dt=dx/xdt=dx/x)を用いて ∫1ekk−log⁡xx dx=∫0k(k−t) dt=k22,\displaystyle \int_1^{e^k}\frac{k-\log x}{x}\,dx=\int_0^k(k-t)\,dt=\frac{k^2}{2}, ∫ekelog⁡x−kx dx=∫k1(t−k) dt=(1−k)22.\displaystyle \int_{e^k}^{e}\frac{\log x-k}{x}\,dx=\int_k^1(t-k)\,dt=\frac{(1-k)^2}{2}. したがって S(k)=k2+(1−k)22=k2−k+12=(k−12)2+14.\displaystyle S(k)=\frac{k^2+(1-k)^2}{2}=k^2-k+\frac12 =\left(k-\frac12\right)^2+\frac14. 0<k<10<k<1 の範囲に頂点 k=1/2k=1/2 が含まれるので、最小値は 1/41/4、そのときの kk は 1/21/2 である。

この問題で使う考え方

  • 対数関数のグラフ・増減
  • 指数関数のグラフ・増減
  • 置換積分法
  • 三角・指数・対数関数等の積分
  • 不定積分・定積分の性質
  • 曲線で囲まれた面積
  • 二次関数の最大・最小

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