本文へ進む
メニュー
医学部数学 過去問DB問題を探す

大分大学/2018年度/前期

大分大学 2018年 数学 第3問解答・解説

このページには広告が含まれます。

1問題

大分大学2018年度第3問

原点 O(0,0)O(0,0) と点 A(0,2)A(0,2) を直径の両端とする円 CC がある。円 CC の周上を動く点 QQ と原点 OO を通る直線を ℓ\ell とし,点 AA における円 CC の接線を mm として,ℓ\ell と mm の交点を RR とする。そして,点 RR と xx 座標が等しく,かつ点 QQ と yy 座標が等しい点を PP とする。ただし,点 QQ は原点 OO とは異なるとする。このとき以下の問いに答えなさい。

(1) 点 PP の軌跡の方程式を求め,y=f(x)y=f(x) の形で表しなさい。

(2) 上の(1)で得られた y=f(x)y=f(x) について増減や凹凸を調べ,概形を描きなさい。

(3) 曲線 y=f(x)y=f(x),xx 軸,直線 x=−2x=-2 および直線 x=23x=2\sqrt{3} で囲まれた図形の面積を求めなさい。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    f(x)=8/(x2+4),x∈Rf(x)=8/(x^2+4), x∈R
  • (2)
    増加(−∞,0)( -\infty,0)、減少(0,∞)(0,\infty)、最大値f(0)=2f(0)=2。(−23,23)\displaystyle (-\frac2{\sqrt3},\frac2{\sqrt3})では上に凸、(−∞,−23)\displaystyle (-\infty,-\frac2{\sqrt3})と(23,∞)\displaystyle (\frac2{\sqrt3},\infty)では下に凸。変曲点は(±23,32)\displaystyle (\pm\frac2{\sqrt3},\frac32)。
  • (3)
    7π/3

3解答

解答を見る途中式つきの解答

円は x2+(y−1)2=1x^2+(y-1)^2=1、点 AA における接線は y=2y=2 である。原点を通る直線が有限傾き tt をもつとき、円との交点のうち OO でない方は Q=(2t1+t2,2t21+t2)(t≠0).\displaystyle Q=\left(\frac{2t}{1+t^2},\frac{2t^2}{1+t^2}\right)\quad(t\ne0). この直線と y=2y=2 の交点は R=(2/t,2)R=(2/t,2) であるから、定義より P=(2t,2t21+t2).\displaystyle P=\left(\frac2t,\frac{2t^2}{1+t^2}\right). x=2/tx=2/t とおけば y=8/(x2+4)y=8/(x^2+4)。垂直線 x=0x=0 の場合は Q=AQ=A, R=AR=A, P=AP=A となり、式も f(0)=2f(0)=2 を与える。有限傾き t≠0t\ne0 は任意なので、軌跡は全実数 xx に対する f(x)=8x2+4\displaystyle f(x)=\frac8{x^2+4} である。

f′(x)=−16x(x2+4)2,f′′(x)=16(3x2−4)(x2+4)3.\displaystyle f'(x)=\frac{-16x}{(x^2+4)^2},\qquad f''(x)=\frac{16(3x^2-4)}{(x^2+4)^3}. 従って ff は x<0x<0 で増加し、x>0x>0 で減少する。最大値は f(0)=2f(0)=2。f′′(x)<0f^{\prime\prime}(x)<0 となる −2/3<x<2/3-2/\sqrt3<x<2/\sqrt3 では上に凸、f′′(x)>0f^{\prime\prime}(x)>0 となる x<−2/3x<-2/\sqrt3 または x>2/3x>2/\sqrt3 では下に凸である。変曲点は x=±2/3x=\pm2/\sqrt3 で、そのとき y=3/2y=3/2。また ff は偶関数で常に正、∣x∣→∞|x|\to\infty で f(x)→0f(x)\to0。

最後の面積は ∫−2238x2+4 dx=4[arctan⁡x2]−223=4(π3+π4)=7π3.\displaystyle \int_{-2}^{2\sqrt3}\frac8{x^2+4}\,dx =4\left[\arctan\frac x2\right]_{-2}^{2\sqrt3} =4\left(\frac\pi3+\frac\pi4\right)=\frac{7\pi}3.

円の式と直線の傾きからQを媒介表示し、接線との交点Rを使ってxを消去すると f(x)=8/(x2+4)f(x)=8/(x^2+4) となる。垂直な直線の場合も点P=(0,2)P=(0,2)を与えるため、定義域は実数全体である。導関数・二階導関数から増減と凹凸が定まり、指定区間で積分して面積 7π/37\pi/3 を得る。

この問題で使う考え方

  • 円と直線の交点を媒介変数で表示
  • 導関数による増減・凹凸の判定
  • 定積分による面積

PR

数学を1対1で教わるオンライン塾「数強塾」

数強塾は、中学生・高校生のための数学専門のオンライン個別指導塾です。プロ講師がマンツーマンで教え、大学受験の数学にも対応しています。入塾の前に、今の学習状況と目標を確かめる診断授業(体験・3,000円、税込)を受けられます。

「数強塾」オンライン数学克服塾〈プロ講師〉

東大生と1対1で学べるオンライン個別指導「トウコベ」

トウコベは、東大生を中心に難関大学の学生が講師を務める、完全マンツーマンのオンライン個別指導です。はじめに、オンラインの説明会・勉強相談(無料)をWebで予約でき、その後にお試し授業を受けられます。

トウコベ公式サイト

似た問題を、ほかの大学で

答えや解説の誤りに気づいたら、お問い合わせから教えてください。