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香川大学/2018年度/前期

香川大学 2018年 数学 第4問解答・解説

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1問題

香川大学2018年度第4問

連立不等式 {x2+y2≦2,y≧x2\begin{cases} x^2+y^2\leq 2,\\ y\geq x^2 \end{cases} の表す領域を DD とするとき,次の問に答えよ。   (1) 曲線 x2+y2=2x^2+y^2=2 と曲線 y=x2y=x^2 の交点をすべて求めよ。   (2) この2曲線の概形をかき,DD を図示せよ。   (3) DD の面積を求めよ。   (4) DD を yy 軸のまわりに1回転させてできる立体の体積を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    (-1,1), (1,1)
  • (2)
    -1≦x≦1で、下側境界が y=x2y=x^2、上側境界が y=√(2−x^2)。y軸対称。
  • (3)
    π/2+1/3
  • (4)
    π(8√2−7)/6

3解答

解答を見る途中式つきの解答

独立解答:大問4 領域 DD は x2+y2≦2,y≧x2x^2+y^2\le2,\qquad y\ge x^2 を同時に満たす点 (x,y)(x,y) 全体である。

(1) 交点 曲線 y=x2y=x^2 を x2+y2=2x^2+y^2=2 に代入すると x2+x4=2,(x2−1)(x2+2)=0.x^2+x^4=2,\qquad (x^2-1)(x^2+2)=0. 実数解は x=±1x=\pm1 であり、y=x2=1y=x^2=1 だから、交点は (−1,1),(1,1)(-1,1),\quad (1,1) である。

(2) 概形と領域 DD は原点を中心とする半径 2\sqrt2 の円の内部で、放物線 y=x2y=x^2 の上側にある部分である。交点の xx 座標から −1≦x≦1-1\le x\le1 であり、この範囲では下側の境界が y=x2y=x^2、上側の境界が円の上半分 y=2−x2y=\sqrt{2-x^2} となる。領域は yy 軸対称である。

領域の概形は次のようになる。

x軸・y軸(縦横同じ縮尺)に、上側の境界として円 x²+y²=2 の弧(青の実線、y軸と √2 で交わる)、下側の境界として放物線 y=x²(赤の実線、原点Oを通る)が描かれ、その間の領域 D が薄い青で塗られている。2曲線の交点 (−1, 1) と (1, 1) は黒丸で、x軸の目盛 −1、1 まで灰色の破線が下ろされている。図の下に「塗った部分が D(境界を含む)」とある。

(3) 面積 縦に切って積分すると S=∫−11(2−x2−x2) dx=[x22−x2+sin⁡−1 ⁣(x2)]−11−[x33]−11=(1+π2)−23=π2+13.\displaystyle \begin{aligned} S&=\int_{-1}^{1}\left(\sqrt{2-x^2}-x^2\right)\,dx\\ &=\left[\frac{x}{2}\sqrt{2-x^2}+\sin^{-1}\!\left(\frac{x}{\sqrt2}\right)\right]_{-1}^{1}-\left[\frac{x^3}{3}\right]_{-1}^{1}\\ &=\left(1+\frac{\pi}{2}\right)-\frac23 =\frac{\pi}{2}+\frac13. \end{aligned}

(4) 回転体の体積 yy 軸に垂直な断面は円板である。高さ yy における半径は、0≦y≦10\le y\le1 では放物線から y\sqrt y、1≦y≦21\le y\le\sqrt2 では円から 2−y2\sqrt{2-y^2} となる。よって V=π∫01(y)2 dy+π∫12(2−y2)2 dy=π(12+[2y−y33]12)=π(82−7)6.\displaystyle \begin{aligned} V&=\pi\int_0^1(\sqrt y)^2\,dy+\pi\int_1^{\sqrt2}(\sqrt{2-y^2})^2\,dy\\ &=\pi\left(\frac12+\left[2y-\frac{y^3}{3}\right]_1^{\sqrt2}\right)\\ &=\frac{\pi(8\sqrt2-7)}{6}. \end{aligned} 以上より、面積は π2+13\displaystyle \dfrac{\pi}{2}+\dfrac13、体積は π(82−7)6\displaystyle \dfrac{\pi(8\sqrt2-7)}6 である。

この問題で使う考え方

  • 曲線の交点計算
  • 定積分による面積
  • 円板法による回転体体積

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