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香川大学/2018年度/前期

香川大学 2018年 数学 第3問解答・解説

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1問題

香川大学2018年度第3問

2次方程式 x2−4x+1=0x^2-4x+1=0 の2つの解を α,β\alpha,\beta とする。このとき,次の問に答えよ。

(1) α2+β2, α3+β3\alpha^2+\beta^2,\ \alpha^3+\beta^3 の値をそれぞれ求めよ。

(2) すべての自然数 nn に対して,αn+βn\alpha^n+\beta^n は偶数になることを示せ。

(3) α>β\alpha>\beta とする。このとき,すべての自然数 nn に対して,[αn]\left[\alpha^n\right] は奇数になることを示せ。ただし,[αn]\left[\alpha^n\right] は αn\alpha^n 以下の最大の整数を表す。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) α2+β2=14,α3+β3=52\quad \alpha^2+\beta^2=14,\quad \alpha^3+\beta^3=52\quad .
    (2) すべての自然数 n\quad n\quad で αn+βn\quad \alpha^n+\beta^n\quad は偶数。
    (3) [αn]\quad [\alpha^n]\quad はすべての自然数 n\quad n\quad で奇数。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

% Adopted local quality copy. Original A077 remains unchanged.

解答

方程式 x2−4x+1=0x^2-4x+1=0 の解は α=2+3\alpha=2+\sqrt3, β=2−3\beta=2-\sqrt3 だから、α+β=4\alpha+\beta=4, αβ=1\alpha\beta=1 である。

(1) α2+β2=(α+β)2−2αβ=16−2=14,α3+β3=(α+β)3−3αβ(α+β)=64−12=52.\alpha^2+\beta^2=(\alpha+\beta)^2-2\alpha\beta=16-2=14, \qquad \alpha^3+\beta^3=(\alpha+\beta)^3-3\alpha\beta(\alpha+\beta)=64-12=52.

(2) Sn=αn+βnS_n=\alpha^n+\beta^n とおく。各根は x2=4x−1x^2=4x-1 を満たすので Sn+2=4Sn+1−Sn.S_{n+2}=4S_{n+1}-S_n. S0=2S_0=2, S1=4S_1=4 は偶数である。連続する2項が偶数なら漸化式から次項も偶数となるから、帰納法により全ての自然数 nn で SnS_n は偶数である。

(3) n≧1n\ge1 では 0<2−3=β<10<2-\sqrt3=\beta<1 より 0<βn<10<\beta^n<1。したがって Sn−1<Sn−βn=αn<Sn.S_n-1<S_n-\beta^n=\alpha^n<S_n. SnS_n は偶数整数なので [αn]=Sn−1[\alpha^n]=S_n-1 は奇数である。自然数に 00 を含める場合も [α0]=1[\alpha^0]=1 は奇数。

高校範囲・方法: 解と係数の関係、漸化式と数学的帰納法、整数部分の定義を用いた。

この問題で使う考え方

  • 解と係数の関係
  • 約数・倍数
  • 漸化式
  • 数学的帰納法

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