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琉球大学/2026年度/前期

琉球大学 2026年 数学 第2問解答・解説

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1問題

琉球大学2026年度第2問

関数 f(x)f(x) が f(x)=ex+e−x2\displaystyle f(x)=\frac{e^{x}+e^{-x}}{2} で与えられているとする。関数 y=f(x)y=f(x) のグラフを CC とする。次の問いに答えよ。(50点)

問1 f(x)f(x) は以下の関係式をみたすことを示せ。  (i) {f(x)}2−{f′(x)}2=1\{f(x)\}^{2}-\{f'(x)\}^{2}=1   (ii) f′′(x)=f(x)f''(x)=f(x)   ただし、f′(x)f'(x) および f′′(x)f''(x) は、それぞれ f(x)f(x) の第1次導関数および第2次導関数を表す。

問2 a>0a>0 をみたす実数 aa に対して、曲線 CC 上の点 P(a,f(a))P(a,f(a)) をとる。次に、曲線 CC 上の点 Q(b,f(b))Q(b,f(b)) を、点 PP における曲線 CC の接線と、点 QQ における曲線 CC の接線が直交するようにとる。このとき、曲線 CC の x=bx=b から x=ax=a までの長さ LL を、bb を用いずに aa を用いて表せ。

問3 LL が最小値をとるときの aa の値を求めよ。  (解答は次のページの解答欄に記入すること)

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • 問1 (i) f2−(f′)2=1f^2-(f')^2=1、(ii) f′′=ff''=f。問2 L=sinh⁡a+1sinh⁡a\displaystyle L=\sinh a+\frac{1}{\sinh a}。問3 a=arsinh⁡1=log⁡(1+2)a=\operatorname{arsinh}1=\log(1+\sqrt{2})。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

f(x)=cosh⁡xf(x)=\cosh x,  f′(x)=sinh⁡xf'(x)=\sinh x,  f′′(x)=cosh⁡x=f(x)f''(x)=\cosh x=f(x).  f(x)2−f′(x)2=cosh⁡2x−sinh⁡2x=1f(x)^2-f'(x)^2=\cosh^2x-\sinh^2x=1.

直交条件から sinh⁡a sinh⁡b=−1,sinh⁡b=−1sinh⁡a\displaystyle \sinh a\,\sinh b=-1,\quad \sinh b=-\frac{1}{\sinh a}.

L=∫ba1+sinh⁡2x dx=sinh⁡a−sinh⁡b=sinh⁡a+1sinh⁡a\displaystyle L=\int_b^a\sqrt{1+\sinh^2x}\,dx=\sinh a-\sinh b=\sinh a+\frac{1}{\sinh a}.

s=sinh⁡a>0s=\sinh a>0 とおけば L=s+1s≧2\displaystyle L=s+\frac{1}{s}\geq2, 等号は s=1s=1.  a=arsinh⁡1=log⁡(1+2)a=\operatorname{arsinh}1=\log(1+\sqrt2).

f(x)=ex+e−x2=cosh⁡x\displaystyle f(x)=\frac{e^x+e^{-x}}{2}=\cosh x、f′(x)=sinh⁡xf'(x)=\sinh x、f′′(x)=cosh⁡xf''(x)=\cosh x。よってf(x)2−f′(x)2=cosh⁡2x−sinh⁡2x=1f(x)^2-f'(x)^2=\cosh^2x-\sinh^2x=1、f′′(x)=f(x)f''(x)=f(x)。 P,Qでの接線の傾きはそれぞれsinh⁡a,sinh⁡b\sinh a,\sinh b。直交条件よりsinh⁡a⋅sinh⁡b=−1\sinh a\cdot\sinh b=-1。a>0a>0なのでsinh⁡a>0\sinh a>0、従ってsinh⁡b=−1sinh⁡a<0\displaystyle \sinh b=-\frac{1}{\sinh a}<0でb<0<ab<0<a。 曲線の弧長はL=∫ba1+f′(x)2 dx=∫ba1+sinh⁡2x dx\displaystyle L=\int_b^a\sqrt{1+f'(x)^2}\,dx=\int_b^a\sqrt{1+\sinh^2x}\,dx。cosh⁡x>0\cosh x>0より被積分関数はcosh xだから、L=sinh⁡a−sinh⁡b=sinh⁡a+1sinh⁡a\displaystyle L=\sinh a-\sinh b=\sinh a+\frac{1}{\sinh a}。 s=sinh⁡a>0s=\sinh a>0とするとs+1s≧2\displaystyle s+\frac{1}{s}\geq2で、等号はs=1s=1。従ってa=arsinh⁡1=log⁡(1+2)a=\operatorname{arsinh}1=\log(1+\sqrt{2})。

この問題で使う考え方

  • 双曲線関数の恒等式
  • 接線の傾きと直交条件
  • 相加相乗平均

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