本文へ進む
メニュー
医学部数学 過去問DB問題を探す

札幌医科大学/2024年度/前期

札幌医科大学 2024年 数学 第1問解答・解説

このページには広告が含まれます。

1問題

札幌医科大学2024年度第1問

次の各問に答えよ。

(1) xx と yy を x>0, y≠0x>0,\ y\neq0 をみたす実数とする。複素数 z=x+iyz=x+iy(ただし,ii は虚数単位である)が方程式 z3=zˉ2z^{3}=\bar{z}^{2} の解(ただし,zˉ\bar{z} は zz と共役な複素数を表す)であるとき,xx の値を求めよ。ただし答えは三角関数を用いずに表すこと。

(2) 座標空間における4点 A(−73,2,−1),B(−53,−1,4),C(0,2,23),D(4,5,−1)\displaystyle A\left(-\frac{7}{3},2,-1\right),\quad B\left(-\frac{5}{3},-1,4\right),\quad C\left(0,2,\frac{2}{3}\right),\quad D(4,5,-1) に対し,AA と BB を通る直線を ℓ\ell,CC と DD を通る直線を mm とする。このとき,ℓ\ell と mm の交点の座標を求めよ。

(3) 1から1000までの自然数のうち,4,6,10のいずれかで割り切れる数は全部で何個あるか。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

複素数の絶対値と共役を用いた代数変形、空間の直線の媒介変数表示、最小公倍数と包除による倍数の計数。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) x=5−14\displaystyle (1)\space{}x=\frac{\sqrt{5}-1}{4}
    (2) (−2,12,32)\displaystyle (2)\space{}\left(-2,\frac{1}{2},\frac{3}{2}\right)
    (3) 366個

4解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) |z|=r とおく。x>0x>0 より z≠0z\ne0 であり、与式の両辺の絶対値を比べると r3=r2r^3=r^2 だから r=1r=1 である。したがって zˉ=z−1\bar z=z^{-1} であり、z3=zˉ2z^3=\bar z^2 は z5=1z^5=1 と同値である。y≠0y\ne0 より z≠1z\ne1 なので、z5−1=(z−1)(z4+z3+z2+z+1)=0z^5-1=(z-1)(z^4+z^3+z^2+z+1)=0 から z4+z3+z2+z+1=0z^4+z^3+z^2+z+1=0。これを z2z^2 で割り、u=z+z−1=z+zˉ=2xu=z+z^{-1}=z+\bar z=2x とおくと、z2+z−2=u2−2z^2+z^{-2}=u^2-2 より u2+u−1=0u^2+u-1=0。よって u=(−1±5)/2u=(-1\pm\sqrt5)/2 だが、u=2x>0u=2x>0 なので u=(−1+5)/2u=(-1+\sqrt5)/2。したがって x=(5−1)/4x=(\sqrt5-1)/4。この値では 0<x<10<x<1 なので y=1−x2≠0y=\sqrt{1-x^2}\ne0 とでき、∣z∣=1|z|=1 かつ u2+u−1=0u^2+u-1=0 から上の因数が0となるため、実際に条件を満たす複素数が存在する。

(2) 方向ベクトルは AB→=(2/3,−3,5)\overrightarrow{AB}=(2/3,-3,5)、CD→=(4,3,−5/3)\overrightarrow{CD}=(4,3,-5/3) だから、ℓ\ell と mm はそれぞれ (−7/3,2,−1)+s(2/3,−3,5)(-7/3,2,-1)+s(2/3,-3,5)、(0,2,2/3)+t(4,3,−5/3)(0,2,2/3)+t(4,3,-5/3) と表せる。交点では第2座標から 2−3s=2+3t2-3s=2+3t、すなわち t=−st=-s。第1座標から −7/3+2s/3=4t=−4s-7/3+2s/3=4t=-4s なので s=1/2s=1/2、t=−1/2t=-1/2。このとき第3座標は両直線で 3/23/2 となり、交点は (−2,1/2,3/2)(-2,1/2,3/2) である。

(3) 1から1000までで4、6、10の倍数となる数の集合をそれぞれ A,B,CA,B,C とする。各集合の要素数は ∣A∣=250,∣B∣=166,∣C∣=100|A|=250, |B|=166, |C|=100。共通部分は最小公倍数の倍数だから、∣A∩B∣=⌊1000/12⌋=83|A\cap B|=\lfloor1000/12\rfloor=83、∣A∩C∣=⌊1000/20⌋=50|A\cap C|=\lfloor1000/20\rfloor=50、∣B∩C∣=⌊1000/30⌋=33|B\cap C|=\lfloor1000/30\rfloor=33、∣A∩B∩C∣=⌊1000/60⌋=16|A\cap B\cap C|=\lfloor1000/60\rfloor=16。重複を包除して、求める個数は 250+166+100−83−50−33+16=366250+166+100-83-50-33+16=366 個である。

この問題で使う考え方

  • 複素数の四則演算
  • 直線の方程式
  • 和の法則
  • 約数・倍数
  • 空間座標と空間ベクトル

PR

数学を1対1で教わるオンライン塾「数強塾」

数強塾は、中学生・高校生のための数学専門のオンライン個別指導塾です。プロ講師がマンツーマンで教え、大学受験の数学にも対応しています。入塾の前に、今の学習状況と目標を確かめる診断授業(体験・3,000円、税込)を受けられます。

「数強塾」オンライン数学克服塾〈プロ講師〉

東大生と1対1で学べるオンライン個別指導「トウコベ」

トウコベは、東大生を中心に難関大学の学生が講師を務める、完全マンツーマンのオンライン個別指導です。はじめに、オンラインの説明会・勉強相談(無料)をWebで予約でき、その後にお試し授業を受けられます。

トウコベ公式サイト

似た問題を、ほかの大学で

答えや解説の誤りに気づいたら、お問い合わせから教えてください。