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札幌医科大学/2024年度/前期

札幌医科大学 2024年 数学 第2問解答・解説

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1問題

札幌医科大学2024年度第2問

θ\theta を 0≦θ<π2\displaystyle 0\leq\theta<\frac{\pi}{2} をみたす実数とする。座標平面上の楕円 E:x22+y23=1\displaystyle E:\frac{x^{2}}{2}+\frac{y^{2}}{3}=1 に対して,直線 ℓ:xsin⁡θ−ycos⁡θ=0\ell:x\sin\theta-y\cos\theta=0 と EE との2つの交点をそれぞれ A,CA,C とし,直線 m:xcos⁡θ+ysin⁡θ=0m:x\cos\theta+y\sin\theta=0 と EE との2つの交点をそれぞれ B,DB,D とする。ただし,AA の xx 座標および BB の yy 座標は共に正とする。

(1) 2点 AA と BB の座標を θ\theta の式で表せ。 以下,四角形 ABCDABCD の面積を SS とする。

(2) SS を cos⁡2θ\cos 2\theta の式で表せ。

(3) θ\theta が 0≦θ<π2\displaystyle 0\leq\theta<\frac{\pi}{2} の範囲を動くとき,SS の最大値と最小値を求めよ。また,SS が最大値と最小値をとるときの θ\theta の値もそれぞれ答えよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) A
    (6cos⁡θ2+cos⁡2θ,6sin⁡θ2+cos⁡2θ)\displaystyle \left(\frac{\sqrt6\cos\theta}{\sqrt{2+\cos^2\theta}},\frac{\sqrt6\sin\theta}{\sqrt{2+\cos^2\theta}}\right)
  • (1) B
    (−6sin⁡θ3−cos⁡2θ,6cos⁡θ3−cos⁡2θ)\displaystyle \left(-\frac{\sqrt6\sin\theta}{\sqrt{3-\cos^2\theta}},\frac{\sqrt6\cos\theta}{\sqrt{3-\cos^2\theta}}\right)
  • (2)
    S=2425−cos⁡2(2θ)\displaystyle S=\frac{24}{\sqrt{25-\cos^2(2\theta)}}
  • (3) 最大値
    262\sqrt6 at θ=0\theta=0
  • (3) 最小値
    24/5atθ=π/424/5 at θ=π/4

3解答

解答を見る途中式つきの解答

u=(cos⁡θ,sin⁡θ)u=(\cos\theta,\sin\theta)、v=(−sin⁡θ,cos⁡θ)v=(-\sin\theta,\cos\theta) とおくと、これらは互いに垂直な単位ベクトルである。Aはℓ上でx座標が正だから A=λu (λ>0)A=\lambda u\ (\lambda>0)。楕円に代入すると λ2(cos⁡2θ2+sin⁡2θ3)=1,\displaystyle \lambda^2\left(\frac{\cos^2\theta}{2}+\frac{\sin^2\theta}{3}\right)=1, よって λ=6/(2+cos⁡2θ)\lambda=\sqrt{6/(2+\cos^2\theta)}。同様にBはm上でy座標が正なので B=μv (μ>0)B=\mu v\ (\mu>0)。楕円に代入して μ=6/(3−cos⁡2θ)\mu=\sqrt{6/(3-\cos^2\theta)}。したがって(1)の座標を得る。

楕円は原点対称なので C=−AC=-A、D=−BD=-B。四角形ABCDの対角線ACとBDは直交し、長さはそれぞれ 2λ,2μ2\lambda,2\mu。従って S=(2λ)(2μ)2=2λμ=12(2+cos⁡2θ)(3−cos⁡2θ).\displaystyle S=\frac{(2\lambda)(2\mu)}2=2\lambda\mu=\frac{12}{\sqrt{(2+\cos^2\theta)(3-\cos^2\theta)}}. z=cos⁡2θz=\cos2\theta とおくと、(2+cos⁡2θ)(3−cos⁡2θ)=6+cos⁡2θsin⁡2θ=(25−z2)/4(2+\cos^2\theta)(3-\cos^2\theta)=6+\cos^2\theta\sin^2\theta=(25-z^2)/4。よって S=2425−cos⁡22θ.\displaystyle S=\frac{24}{\sqrt{25-\cos^2 2\theta}}. 区間 0≦θ<π/20\le\theta<\pi/2 で 0≦cos⁡22θ≦10\le\cos^2 2\theta\le1。面積式はこの値が大きいほど大きいので、最大は cos⁡22θ=1\cos^2 2\theta=1 となる θ=0\theta=0 で 262\sqrt6、最小は cos⁡2θ=0\cos2\theta=0 となる θ=π/4\theta=\pi/4 で 24/524/5。

この問題で使う考え方

  • 直線の方向ベクトルによる楕円との交点
  • 直交対角線を用いた四角形の面積
  • 倍角公式による整理と区間内の最大最小

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