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新潟大学/2024年度

新潟大学 2024年 数学 第5問解答・解説

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1問題

新潟大学2024年度第5問

aを0<a<1となる実数とする。座標平面上において、長さが4の線分PQを考える。線分PQの端点Pはx軸上を、端点Qはy軸上を動くとき、線分PQをa:(1−a)の比に内分する点Rの軌跡は楕円になる。この楕円をCとする。ただし、円は楕円の特別な場合とする。次の問いに答えよ。

(1) 楕円Cの方程式をaを用いて表せ。

(2) 楕円Cで囲まれた部分と連立不等式{x≧0, √3 a x≧(1−a)y}の表す領域の共通部分の面積をSとする。Sをaを用いて表せ。

(3) 面積Sの最大値とそのときのaの値を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    x216(1−a)2+y216a2=1\displaystyle \frac{x^2}{16(1-a)^2}+\frac{y^2}{16a^2}=1
  • (2)
    S=(20π/3)a(1−a)S=(20π/3)a(1−a)
  • (3)
    最大値 5π3\displaystyle \frac{5\pi}{3}(a=12\displaystyle a=\frac12)

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) P=(p,0), Q=(0,q)P=(p,0),\ Q=(0,q) とおく。PR:RQ=a:(1−a)PR:RQ=a:(1-a) なので、内分点の公式から R=((1−a)p,aq)R=((1-a)p,aq) である。 x=(1−a)p,y=aq.x=(1-a)p,\qquad y=aq. PQ=4PQ=4 より p2+q2=16p^2+q^2=16 だから、p=x/(1−a), q=y/ap=x/(1-a),\ q=y/a を代入して x2(1−a)2+y2a2=16,したがってx216(1−a)2+y216a2=1.\displaystyle \frac{x^2}{(1-a)^2}+\frac{y^2}{a^2}=16,\qquad \text{したがって}\quad \frac{x^2}{16(1-a)^2}+\frac{y^2}{16a^2}=1.

(2) X=x4(1−a), Y=y4a\displaystyle X=\frac{x}{4(1-a)},\ Y=\frac{y}{4a} とおくと、楕円の内部は X2+Y2≦1X^2+Y^2\leq1 である。また x≧0すなわちX≧0,3ax≧(1−a)yすなわちY≦3X.x\geq0\quad\text{すなわち}\quad X\geq0,\qquad \sqrt3ax\geq(1-a)y\quad\text{すなわち}\quad Y\leq\sqrt3X. ここで 0<a<10<a<1 なので、後者は正の 4a(1−a)4a(1-a) で割った。単位円内の領域は、極角 −π2≦θ≦π3\displaystyle -\frac{\pi}{2}\leq\theta\leq\frac{\pi}{3} の扇形であり、その面積は 12(π2+π3)=5π12.\displaystyle \frac12\left(\frac{\pi}{2}+\frac{\pi}{3}\right)=\frac{5\pi}{12}. XX 方向を 4(1−a)4(1-a) 倍、YY 方向を 4a4a 倍するので、面積は 16a(1−a)16a(1-a) 倍になる。したがって S=16a(1−a)⋅5π12=20π3a(1−a).\displaystyle S=16a(1-a)\cdot\frac{5\pi}{12} =\frac{20\pi}{3}a(1-a).

(3) 平方完成すると S=20π3a(1−a)=20π3{14−(a−12)2}≦5π3.\displaystyle S=\frac{20\pi}{3}a(1-a) =\frac{20\pi}{3}\left\{\frac14-\left(a-\frac12\right)^2\right\} \leq\frac{5\pi}{3}. 等号は a=12\displaystyle a=\frac12 のときに成り立つから、最大値は 5π3\displaystyle \frac{5\pi}{3}、そのときの aa は 12\displaystyle \frac12 である。

内分点をR=((1−a)p,aq)R=((1-a)p,aq)と表し、p2+q2=16p^2+q^2=16から楕円方程式を得る。楕円をX=x4(1−a), Y=y4a\displaystyle X=\frac{x}{4(1-a)},\ Y=\frac{y}{4a}で単位円に写すと共通領域は角−π2\displaystyle -\frac{\pi}{2} から π3\displaystyle \frac{\pi}{3}の扇形で、横方向と縦方向の拡大率の積16a(1−a)16a(1-a)を掛けた面積は20π3a(1−a)\displaystyle \frac{20\pi}{3}a(1-a)。平方完成により最大は5π3\displaystyle \frac{5\pi}{3}(a=12\displaystyle a=\frac12)。

この問題で使う考え方

  • 内分点の座標
  • 楕円の標準形
  • 座標変換と扇形面積
  • 平方完成

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