滋賀医科大学/2017年度/前期
滋賀医科大学 2017年 数学 第3問解答・解説
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1問題
である において, とする。次を示せ。
(1)
(2)
(3)
(4) となる整数 は存在しない。
まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。
2考え方
考え方を見る解き方の方針だけを確かめる
余弦定理で cosθ=4/5 を求め、余弦の減少性と三倍角・二倍角の公式で角度を比較する。最後は仮定から得られる角度の有理性を、加法定理から作る整数係数多項式の漸化式で否定する。
3答え
答えを見る自分の答えと照らし合わせる
- (1) (2) (3) (4) を満たす整数 n,m は存在しない。
数式が横に長い場合は、左右にスクロールして確認できます。
4解答
解答を見る途中式つきの解答
(1) 余弦定理より は三角形の内角なのでである。またであり、正の数どうしを比較して(、すなわち)だから。余弦はからまでの範囲で減少するので、である。
(2) とおく。よりである。三倍角の公式から 一方、であり、 から、中括弧内はより正である。したがって、すなわちである。余弦の減少性から。
(3) とおく。三倍角および二倍角の公式とより ゆえに。なので、したがって(もう一方の根は負)である。(両辺を二乗すると)より。余弦の減少性から。
(4) 整数がを満たすと仮定する。ならとなって整数でないから、であり、は有理数である。よって整数と正の整数を用いてと書ける。 と定めると、加法定理からである。また漸化式により、各については整数係数の最高次係数1の次多項式である。なので。したがっては最高次係数1の整数係数多項式であり、をその根にもつ。これを(各は整数)と書き、を代入してを掛けるととなる。左辺の第2項以下はすべて5で割り切れるので、となるが、これは不可能である。よって仮定に反し、そのような整数は存在しない。
この問題で使う考え方
- 余弦定理
- 三角比と相互関係
- 対偶・背理法による証明
- 三角関数の加法定理
- 二倍角の公式
- 三角関数の周期・グラフ
- 三角関数の相互関係
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