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滋賀医科大学/2017年度/前期

滋賀医科大学 2017年 数学 第1問解答・解説

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1問題

滋賀医科大学2017年度第1問

xyxy 平面において,楕円 E:x24+(y−1)2=1\displaystyle E: \frac{x^{2}}{4}+(y-1)^{2}=1 を考える。aa を定数とする。

(1) 直線 y=x−ay=x-a と EE がただ1つの共有点を持つような aa の値を求めよ。

(2) 関数 y=∣x−a∣y=|x-a| のグラフと EE が4つの共有点を持つような aa の範囲を求めよ。

(3) 関数 y=∣∣x−a∣−1∣y=\bigl||x-a|-1\bigr| のグラフと EE が共有点を持たないような aa の範囲を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)a=−1±5.(1)\quad a=-1\pm\sqrt5.
    (2)(1−5,0)∪(0,5−1).(2)\quad (1-\sqrt5,0)\cup(0,\sqrt5-1).
    (3)a<−2−5(3)\quad a<-2-\sqrt5\quadora>2+5.\quad a>2+\sqrt5.

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) 直線 y=x−ay=x-a を楕円に代入すると x24+(x−a−1)2=1,\displaystyle \frac{x^2}{4}+(x-a-1)^2=1, すなわち 5x2−8(a+1)x+4(a2+2a)=0.5x^2-8(a+1)x+4(a^2+2a)=0. 共有点がただ1つとなるのは、この二次方程式の判別式が0のときである。 64(a+1)2−80(a2+2a)=16(−a2−2a+4)=064(a+1)^2-80(a^2+2a)=16(-a^2-2a+4)=0 より a=−1±5.\boxed{a=-1\pm\sqrt5}.

(2) グラフ y=∣x−a∣y=|x-a| は、x≧ax\ge a で y=x−ay=x-a、x≦ax\le a で y=a−xy=a-x である。楕円上では y≧0y\ge0 なので、各直線と楕円の交点は対応する半直線上にある。 直線 y=x−ay=x-a が楕円と2点で交わる条件は判別式が正であること、すなわち −1−5<a<−1+5.-1-\sqrt5<a<-1+\sqrt5. xx を −x-x に置き換える楕円の対称性から、直線 y=a−xy=a-x が2点で交わる条件は 1−5<a<1+5.1-\sqrt5<a<1+\sqrt5. 両方が2点で交わる範囲は 1−5<a<5−11-\sqrt5<a<\sqrt5-1。ただし a=0a=0 では2直線の共通点 (0,0)(0,0) が楕円上にもあるため、異なる共有点は3個になる。よって 1−5<a<0 または 0<a<5−1.\boxed{1-\sqrt5<a<0\text{ または }0<a<\sqrt5-1}.

(3) 楕円上の点を (x,y)=(2u,1+v)(x,y)=(2u,1+v)、ただし u2+v2=1u^2+v^2=1 と表す。このとき 0≦y≦20\le y\le2 である。∣x−a∣=w≧0|x-a|=w\ge0 とおくと ∣∣x−a∣−1∣=y\bigl||x-a|-1\bigr|=y は、w=1+yw=1+y、または 0≦y≦10\le y\le1 かつ w=1−yw=1-y と同値である。

まず w=1+yw=1+y の場合、a=x+(1+y)a=x+(1+y) または a=x−(1+y)a=x-(1+y) である。前者の範囲は a=2+2u+v,2−5≦a≦2+5,a=2+2u+v,\qquad2-\sqrt5\le a\le2+\sqrt5, 後者の範囲は a=−2+2u−v,−2−5≦a≦−2+5,a=-2+2u-v,\qquad-2-\sqrt5\le a\le-2+\sqrt5, となる。ここでは ∣2u±v∣≦(22+12)(u2+v2)=5|2u\pm v|\le\sqrt{(2^2+1^2)(u^2+v^2)}=\sqrt5 を用いた。2区間は重なり、両者を合わせた範囲は −2−5≦a≦2+5-2-\sqrt5\le a\le2+\sqrt5 である。したがってこの区間内の全ての aa で共有点がある。

次に w=1−yw=1-y の場合は 0≦1−y≦10\le1-y\le1 であるから ∣a∣=∣x±(1−y)∣≦∣x∣+1−y≦3<2+5.|a|=|x\pm(1-y)|\le|x|+1-y\le3<2+\sqrt5. この場合に生じる aa も上の区間内にある。端点では外側の範囲の等号が成立し共有点を持つため、共有点がない条件は a<−2−5またはa>2+5.\boxed{a<-2-\sqrt5\quad\text{または}\quad a>2+\sqrt5}.

この問題で使う考え方

  • 二次方程式の判別式
  • 絶対値関数の枝分け
  • 楕円の正規化座標と不等式

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