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日本医科大学/2019年度/前期

日本医科大学 2019年 数学 第I問解答・解説

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1問題

日本医科大学2019年度第I問

aa を a≠0,−1a\neq0,-1 を満たす実数とする。OO を原点とする xyxy 平面上において次の2つの曲線を考える。

C1:x2−y2=1,C2:y=ax2−32a+2\displaystyle C_1:x^2-y^2=1,\qquad C_2:y=ax^2-\frac{3}{2a+2}

以下の各問いの答えのみを解答欄に記入せよ。

問1 a=1a=1 のとき,C1C_1 と C2C_2 の共有点の座標をすべて求めよ。

問2 C1C_1 と C2C_2 が相異なる4点で交わるための aa に対する必要十分条件を求めよ。

問3 C1C_1 と C2C_2 が相異なる4点で交わるとき,それら4点すべてを通る円の中心の座標を aa を用いて表せ。また,その円の半径を rr とするとき,以下の空欄に適する1以上の整数を解答欄に記入せよ。

r=−a3−a2+アa+イaウ(a+エ)\displaystyle r=\sqrt{\frac{-a^3-a^2+\boxed{\text{ア}}a+\boxed{\text{イ}}}{a^{\boxed{\text{ウ}}}(a+\boxed{\text{エ}})}}

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2解答

解答を見る答えはこの解答の中にあります

日本医科大学 2019 医学部前期 問題 I

問1

a=1a=1 では C2C_2 は y=x2−34\displaystyle y=x^2-\dfrac34 である。C1C_1 より x2=y2+1x^2=y^2+1 なので、交点の yy 座標は

y=y2+1−34,(y−12)2=0.\displaystyle y=y^2+1-\frac34, \qquad (y-\tfrac12)^2=0.

したがって y=12\displaystyle y=\frac12、x2=1+14=54\displaystyle x^2=1+\frac14=\frac54 であり、共有点は

(52,12),(−52,12).\displaystyle \boxed{\left(\frac{\sqrt5}{2},\frac12\right),\quad \left(-\frac{\sqrt5}{2},\frac12\right)}.

問2

c=32(a+1)\displaystyle c=\dfrac{3}{2(a+1)} とおく。C1C_1 から x2=y2+1x^2=y^2+1 だから、交点の yy 座標は

y=a(y2+1)−cすなわちay2−y+(a−c)=0.y=a(y^2+1)-c \quad\text{すなわち}\quad ay^2-y+(a-c)=0.

a≠0a\ne0 なのでこれは二次方程式であり、判別式は

D=1−4a(a−c)=1−4a2+4ac=(1−a)(4a2+8a+1)a+1.\displaystyle \begin{aligned} D&=1-4a(a-c)=1-4a^2+4ac\\ &=\frac{(1-a)(4a^2+8a+1)}{a+1}. \end{aligned}

D>0D>0 のとき、異なる実数解 y1,y2y_1,y_2 が二つあり、それぞれについて x=±yi2+1x=\pm\sqrt{y_i^2+1} が得られる。平方根の中は常に正なので、各 yiy_i から異なる二点が生じ、合計四点である。逆に四点で交わるなら yy は異なる二値をとるので D>0D>0 が必要である。よって条件は D>0D>0。

4a2+8a+1=04a^2+8a+1=0 の解は −1±32\displaystyle -1\pm\frac{\sqrt3}{2} である。分母の符号も含めて符号を調べ、もとの条件 a≠0,−1a\ne0,-1 を合わせると

−1−32<a<−1または−1+32<a<1, a≠0.\displaystyle \boxed{-1-\frac{\sqrt3}{2}<a<-1 \quad\text{または}\quad -1+\frac{\sqrt3}{2}<a<1,\ a\ne0}.

問3

問2の条件のもとで、二つの yy 座標を y1,y2y_1,y_2 とする。交点は (±y12+1,y1),(±y22+1,y2)(\pm\sqrt{y_1^2+1},y_1),\qquad (\pm\sqrt{y_2^2+1},y_2) である。各高さで左右対称なので、これら四点を通る円の中心の xx 座標は 00 である。中心を (0,q)(0,q) とおくと、各組の二点までの距離が等しく、さらに二つの高さで距離が等しいことから

(y12+1)+(y1−q)2=(y22+1)+(y2−q)2.(y_1^2+1)+(y_1-q)^2=(y_2^2+1)+(y_2-q)^2.

y1≠y2y_1\ne y_2 より整理して q=y1+y2q=y_1+y_2。二次方程式 ay2−y+(a−c)=0ay^2-y+(a-c)=0 の解の和は 1/a1/a だから、中心は (0,1a).\displaystyle \boxed{\left(0,\frac1a\right)}.

半径 rr は、どちらの解 yiy_i を使っても r2=yi2+1+(yi−1/a)2=2(yi2−yi/a)+1+1/a2.\begin{aligned} r^2&=y_i^2+1+(y_i-1/a)^2\\ &=2(y_i^2-y_i/a)+1+1/a^2. \end{aligned} 方程式を aa で割ると yi2−yi/a=−1+c/ay_i^2-y_i/a=-1+c/a なので r2=−1+2c/a+1/a2=−a3−a2+4a+1a2(a+1),\displaystyle \begin{aligned} r^2&=-1+2c/a+1/a^2\\ &=\frac{-a^3-a^2+4a+1}{a^2(a+1)}, \end{aligned} ここで c=3/[2(a+1)]c=3/[2(a+1)] を代入した。したがって r=−a3−a2+4a+1a2(a+1),ア=4, イ=1, ウ=2, エ=1.\displaystyle \boxed{r=\sqrt{\frac{-a^3-a^2+4a+1}{a^2(a+1)}}}, \qquad \boxed{\text{ア}=4,\ \text{イ}=1,\ \text{ウ}=2,\ \text{エ}=1}.

最終結果・解法・確認事項

- 問1:共有点は (±52,12)\displaystyle \left(\pm\frac{\sqrt5}{2},\frac12\right)。 - 問2:−1−32<a<−1\displaystyle -1-\frac{\sqrt3}{2}<a<-1 または −1+32<a<1\displaystyle -1+\frac{\sqrt3}{2}<a<1 かつ a≠0a\ne0。 - 問3:中心は (0,1/a)(0,1/a)、半径は上記の式、空欄は (4,1,2,1)(4,1,2,1)。 - 解法:x2=y2+1x^2=y^2+1 による消去、二次方程式の判別式と解と係数の関係、円の対称性と距離の計算。 - 定義域:問題の仮定 a≠0,−1a\ne0,-1 を用いた。問3は問2の四交点条件を仮定する。 - issues:なし。

この問題で使う考え方

  • 双曲線
  • 二次方程式の判別式
  • 解と係数の関係
  • 円の方程式
  • 座標による距離

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