f(x)=2xlog(x+1)−x2 とおくと f′(x)=2log(x+1)−x+12x2,f′′(x)=(x+1)22(1−x−x2). 分母は正だから、f′′(x)=0 の正の解は α=25−1. 従って f′ は 0<x<α で増加し、x>α で減少する。
x=t で C と D が接する条件から b=f′(t)、c=f(t)−tf′(t)。よって b=2log(t+1)−t+12t2,c=t+1t2(t−1).
共有点を調べるため qt(x)=C(x)−D(x)=f(x)−f(t)−f′(t)(x−t) とおくと、qt(t)=qt′(t)=0 かつ qt′(x)=f′(x)−f′(t)。
まず 0<t<α なら qt は t<x<α で増加し、その後は一度極大となって −∞ へ減少する。したがって接点 t のほかに一つ正の交点がある場合、それは t より大きい。t=α では t のほかに正の交点はない。どちらも t が大きい方という条件に合わない。
次に t>α。このとき qt(α)<0 で、0<x<α では qt′′=f′′>0 だから qt のグラフは下に凸である。連続延長した f(0)=0 を使うと qt(0)=tf′(t)−f(t)=t+1t2(1−t). qt(0)>0 のときに限り、0<x<α の範囲にもう一つの正の零点が一つある。これは t<1 と同値。以上から 25−1<t<1.
この範囲で小さい方の交点を s(t) とする。接線 Lt(x)=f(t)+f′(t)(x−t) を使えば D−C=Lt−f であり、交点の間ではこれが正なので S(t)=∫s(t)t(Lt(x)−f(x))dx. 固定した x<t に対して ∂t∂Lt(x)=f′′(t)(x−t)>0 である。またtを増すと小さい交点は左へ動く。したがって積分区間が広がり、その中の高さも増すので、S(t) は厳密に増加する。小さい交点は区間内で一意で連続に動くため、S も連続である。
t↓α では交点が合流し、S→0。t↑1 では s(t)→0、接線は L1(x)=(2log2−1)x となる。また ∫01f(x)dx=61. ゆえに t↑1limS(t)=∫01(L1(x)−f(x))dx=log2−32. 端点はどちらも含まれず、求める範囲は 0<S<log2−32.
答え
(1)(2)(3)(4)x=25−1,b=2log(t+1)−t+12t2,c=t+1t2(t−1),25−1<t<1,0<S<log2−32.