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昭和大学/2016年度/Ⅰ期

昭和大学 2016年 数学 第4問解答・解説

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1問題

昭和大学2016年度第4問

次の各問に答えよ。ただし、(1)に関しては、答は結果のみを解答欄に記入せよ。

(1) 次の問に答えよ。

(1-1) 0≦x≦π2\displaystyle 0\leq x\leq\frac{\pi}{2} とする。このとき、2曲線 y=sin⁡xy=\sin x、y=cos⁡xy=\cos x と直線 y=1y=1 とで囲まれた部分の図形の面積 SS を求めよ。

(1-2) (1-1)の図形を直線 y=1y=1 のまわりに回転させてできる立体の体積 VV を求めよ。

(2) 放物線 y=x2−2y=x^{2}-2 上を動く点 PP がある。動点 PP と点 (1,0)(1,0) との距離が最小になるときの点 PP の座標を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

図形の面積と回転体体積を曲線の交点で分割して積分し、最近点は距離の二乗の極値問題に直した。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1−1)S=π2−2;(1−2)V=3π24−22π+π2;\displaystyle (1-1)\quad S=\frac\pi2-\sqrt2;\qquad (1-2)\quad V=\frac{3\pi^2}{4}-2\sqrt2\pi+\frac\pi2;
    (2)P=(1+32,3−22).\displaystyle (2)\quad P=\left(\frac{1+\sqrt3}{2},\frac{\sqrt3-2}{2}\right).

4解答

解答を見る途中式つきの解答

(1-1) sin⁡x=cos⁡x\sin x=\cos x となるのは x=π/4x=\pi/4 である。0≦x≦π/40\le x\le\pi/4 では cos⁡x≧sin⁡x\cos x\geq\sin x、π/4≦x≦π/2\pi/4\le x\le\pi/2 では sin⁡x≧cos⁡x\sin x\geq\cos x だから、図形の上側は直線 y=1y=1、下側は前半では y=cos⁡xy=\cos x、後半では y=sin⁡xy=\sin x である。したがって S=∫0π/4(1−cos⁡x) dx+∫π/4π/2(1−sin⁡x) dx=(π4−22)+(π4−22)=π2−2.\displaystyle \begin{aligned} S&=\int_0^{\pi/4}(1-\cos x)\,dx+\int_{\pi/4}^{\pi/2}(1-\sin x)\,dx\\ &=\left(\frac\pi4-\frac{\sqrt2}{2}\right)+\left(\frac\pi4-\frac{\sqrt2}{2}\right) =\frac\pi2-\sqrt2. \end{aligned}

(1-2) 回転軸は y=1y=1 である。各 xx における断面は半径が 1−cos⁡x1-\cos x(0≦x≦π/40\leq x\leq\pi/4)または 1−sin⁡x1-\sin x(π/4≦x≦π/2\pi/4\leq x\leq\pi/2)の円となる。よって V=π∫0π/4(1−cos⁡x)2 dx+π∫π/4π/2(1−sin⁡x)2 dx.\displaystyle V=\pi\int_0^{\pi/4}(1-\cos x)^2\,dx +\pi\int_{\pi/4}^{\pi/2}(1-\sin x)^2\,dx. 置換 u=π/2−xu=\pi/2-x により二つの積分は等しい。また ∫0π/4(1−cos⁡x)2 dx=[3x2−2sin⁡x+sin⁡2x4]0π/4=3π8−2+14.\displaystyle \int_0^{\pi/4}(1-\cos x)^2\,dx =\left[\frac{3x}{2}-2\sin x+\frac{\sin2x}{4}\right]_0^{\pi/4} =\frac{3\pi}{8}-\sqrt2+\frac14. したがって V=2π(3π8−2+14)=3π24−22π+π2.\displaystyle V=2\pi\left(\frac{3\pi}{8}-\sqrt2+\frac14\right) =\frac{3\pi^2}{4}-2\sqrt2\pi+\frac\pi2.

(2) 放物線上の点を P=(x,x2−2)P=(x,x^2-2) とおく。距離の二乗 G(x)=(x−1)2+(x2−2)2=x4−3x2−2x+5G(x)=(x-1)^2+(x^2-2)^2=x^4-3x^2-2x+5 を最小にすればよい。微分すると G′(x)=2(2x3−3x−1)=2(x+1)(2x2−2x−1).G'(x)=2(2x^3-3x-1)=2(x+1)(2x^2-2x-1). 従って臨界点は x=−1,x=1−32,x=1+32.\displaystyle x=-1,\qquad x=\frac{1-\sqrt3}{2},\qquad x=\frac{1+\sqrt3}{2}. また G(x)→∞G(x)\to\infty(∣x∣→∞|x|\to\infty)なので、最小値はこれらの点のいずれかでとる。臨界点では 2x3=3x+12x^3=3x+1 だから G(x)=5−32(x2+x).\displaystyle G(x)=5-\frac32(x^2+x). これに各臨界点を代入すると G(−1)=5,G(1−32)=11+634,G(1+32)=11−634.\displaystyle G(-1)=5,\qquad G\left(\frac{1-\sqrt3}{2}\right)=\frac{11+6\sqrt3}{4},\qquad G\left(\frac{1+\sqrt3}{2}\right)=\frac{11-6\sqrt3}{4}. 最後の値が最小である。したがって x=(1+3)/2x=(1+\sqrt3)/2 であり、 y=x2−2=3−22.\displaystyle y=x^2-2=\frac{\sqrt3-2}{2}. 求める点は (1+32,3−22)\displaystyle \left(\frac{1+\sqrt3}{2},\frac{\sqrt3-2}{2}\right) である。

この問題で使う考え方

  • 三角関数の相互関係
  • 曲線で囲まれた面積
  • 三角・指数・対数関数等の積分
  • 定積分による体積
  • 置換積分法
  • 座標による距離
  • 多項式の導関数
  • 極大・極小

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