本文へ進む
メニュー
医学部数学 過去問DB問題を探す

昭和大学/2016年度/Ⅰ期

昭和大学 2016年 数学 第1問解答・解説

このページには広告が含まれます。

1問題

昭和大学2016年度第1問

次の各問に答えよ。ただし、(1)(2)については答は結果のみを解答欄に記入せよ。また、10!10!、9!9! のような大きな数の階乗や累乗は、値を計算せずに a!a! や ama^{m} のような表記でもよい。

(1) 中身が見えない袋の中に、1個の赤玉と9個の白玉が入っている。この袋の中から玉を1つ取り出して色を確認し、またもとに戻すという試行を10回繰り返すとする。このとき、赤玉が8個出る確率を求めよ。

(2) 中身が見えない袋の中に、1個の赤玉と n−1n-1 個の白玉が入っている。この袋の中から玉を1つ取り出して色を確認し、またもとに戻すという試行を nn 回繰り返すとする。このとき、赤玉が8個出る確率を PnP_{n} とする。PnP_{n} を nn の式で表せ。ただし、n≧8n\geq8 とする。

(3) lim⁡n→∞Pn\displaystyle \lim\limits _{n\to\infty}P_{n} の値を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

復元抽出に対する二項確率を用い、一般項を有限積と基本指数極限に分けた。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)(108)(110)8(910)2=7292⋅109;\displaystyle (1)\quad \binom{10}{8}\left(\frac1{10}\right)^8\left(\frac9{10}\right)^2=\frac{729}{2\cdot10^9};
    (2)Pn=(n8)(1n)8(n−1n)n−8;\displaystyle (2)\quad P_n=\binom{n}{8}\left(\frac1n\right)^8\left(\frac{n-1}{n}\right)^{n-8};
    (3)lim⁡n→∞Pn=18!e.\displaystyle (3)\quad \lim\limits _{n\to\infty}P_n=\frac1{8!e}.

4解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) 1回の試行で赤玉が出る確率は 1/101/10、白玉が出る確率は 9/109/10 である。10回のうち赤玉が出る8回の選び方は (108)\displaystyle \binom{10}{8} 通りなので、求める確率は (108)(110)8(910)2=36451010=7292⋅109.\displaystyle \binom{10}{8}\left(\frac1{10}\right)^8\left(\frac9{10}\right)^2 =\frac{3645}{10^{10}}=\frac{729}{2\cdot10^9}.

(2) 1回の試行で赤玉が出る確率は 1/n1/n、白玉が出る確率は (n−1)/n(n-1)/n である。nn 回のうち赤玉が出る8回を選ぶと Pn=(n8)(1n)8(n−1n)n−8=(n8)(n−1)n−8nn(n≧8).\displaystyle P_n=\binom{n}{8}\left(\frac1n\right)^8\left(\frac{n-1}{n}\right)^{n-8} =\frac{\binom{n}{8}(n-1)^{n-8}}{n^n}\qquad(n\geq8).

(3) (2)の式を Pn={18!∏j=07(1−jn)}(1−1n)n−8\displaystyle P_n=\left\{\frac1{8!}\prod\limits _{j=0}^{7}\left(1-\frac{j}{n}\right)\right\}\left(1-\frac1n\right)^{n-8} と書き直す。有限個の積だから lim⁡n→∞18!∏j=07(1−jn)=18!.\displaystyle \lim\limits _{n\to\infty}\frac1{8!}\prod\limits _{j=0}^{7}\left(1-\frac{j}{n}\right)=\frac1{8!}. また、基本極限 lim⁡n→∞(1−1/n)n=e−1\displaystyle \lim\limits _{n\to\infty}(1-1/n)^n=e^{-1} と lim⁡n→∞(1−1/n)−8=1\displaystyle \lim\limits _{n\to\infty}(1-1/n)^{-8}=1 より lim⁡n→∞(1−1n)n−8=e−1.\displaystyle \lim\limits _{n\to\infty}\left(1-\frac1n\right)^{n-8}=e^{-1}. したがって lim⁡n→∞Pn=18!e.\displaystyle \lim\limits _{n\to\infty}P_n=\frac1{8!e}.

この問題で使う考え方

  • 組合せ
  • 二項分布
  • 関数の極限
  • 数列の極限

PR

数学を1対1で教わるオンライン塾「数強塾」

数強塾は、中学生・高校生のための数学専門のオンライン個別指導塾です。プロ講師がマンツーマンで教え、大学受験の数学にも対応しています。入塾の前に、今の学習状況と目標を確かめる診断授業(体験・3,000円、税込)を受けられます。

「数強塾」オンライン数学克服塾〈プロ講師〉

東大生と1対1で学べるオンライン個別指導「トウコベ」

トウコベは、東大生を中心に難関大学の学生が講師を務める、完全マンツーマンのオンライン個別指導です。はじめに、オンラインの説明会・勉強相談(無料)をWebで予約でき、その後にお試し授業を受けられます。

トウコベ公式サイト

似た問題を、ほかの大学で

答えや解説の誤りに気づいたら、お問い合わせから教えてください。