本文へ進む
メニュー
医学部数学 過去問DB問題を探す

東北医科薬科大学/2021年度/一般

東北医科薬科大学 2021年 数学 第I問解答・解説

このページには広告が含まれます。

1問題

東北医科薬科大学2021年度第I問

冊子共通の解答形式:問題文中のア,イウなどは数字(0~9),符号(−),文字(kk)が入り,各記号はそれぞれ1つに対応する。解答用紙の同じ記号欄にマークして答える。分数形は既約分数とし,符号は分子につける。根号を含む形は,根号内に現れる自然数が最小となる形で答える。

自然数 nn に対して fn(x)=∑k=1nksin⁡kx\displaystyle f_{n}(x)=\sum\limits _{k=1}^{n}k\sin kx と定める。さらに,Sn=∫0πfn(x) dx,Tn=∫0π{fn(x)}2 dx\displaystyle S_{n}=\int_{0}^{\pi}f_{n}(x)\,dx,\quad T_{n}=\int_{0}^{\pi}\{f_{n}(x)\}^{2}\,dx とおく。このとき,次の問に答えなさい。

(1) S2=ア,T2=イウπ\displaystyle S_{2}=\boxed{\text{ア}},\quad T_{2}=\frac{\boxed{\text{イ}}}{\boxed{\text{ウ}}}\pi である。

(2) SnS_{n} を nn の式で表すと次のようになる。nn が偶数の場合,Sn=エnS_{n}=\boxed{\text{エ}}n。nn が奇数の場合,Sn=オn+カS_{n}=\boxed{\text{オ}}n+\boxed{\text{カ}}。

(3) TnT_{n} を nn の式で表すと πキクn(n+ケ)(コn+サ)\displaystyle \frac{\pi}{\boxed{\text{キク}}}n(n+\boxed{\text{ケ}})(\boxed{\text{コ}}n+\boxed{\text{サ}}) となる。

(4) lim⁡n→∞Sn3Tn=シπ\displaystyle \lim\limits _{n\to\infty}\frac{S_{n}^{3}}{T_{n}}=\frac{\boxed{\text{シ}}}{\pi} となる。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

正弦関数の定積分と積和公式による直交性を用いてSnS_nとT_nを計算し、平方和と偶奇の場合分けで整理した。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) S2=2, T2=5π2;\displaystyle S_2=2,\space{}T_2=\frac{5\pi}{2};\quad (2) Sn={n(n 偶数)n+1(n 奇数);S_n=\begin{cases}n&(n\text{ 偶数})\\ n+1&(n\text{ 奇数})\end{cases};\quad (3) Tn=π12n(n+1)(2n+1);\displaystyle T_n=\frac{\pi}{12}n(n+1)(2n+1);\quad (4) lim⁡n→∞Sn3Tn=6π.\displaystyle \lim\limits _{n\to\infty}\frac{S_n^3}{T_n}=\frac{6}{\pi}.

4解答

解答を見る途中式つきの解答

(1)f2(x)=sin⁡x+2sin⁡2x,S2=∫0π(sin⁡x+2sin⁡2x) dx=[−cos⁡x−cos⁡2x]0π=2.T2=∫0π(sin⁡2x+4sin⁡xsin⁡2x+4sin⁡22x) dx.\displaystyle \begin{aligned} (1)\quad f_2(x)&=\sin x+2\sin 2x,\\ S_2&=\int_0^\pi(\sin x+2\sin2x)\,dx =\bigl[-\cos x-\cos2x\bigr]_0^\pi=2.\\ T_2&=\int_0^\pi\left(\sin^2x+4\sin x\sin2x+4\sin^22x\right)\,dx. \end{aligned} ここで sin⁡xsin⁡2x=12(cos⁡x−cos⁡3x)\displaystyle \sin x\sin2x=\frac12(\cos x-\cos3x) なので交差項の積分は 00 であり、また ∫0πsin⁡2(kx) dx=π2\displaystyle \int_0^\pi\sin^2(kx)\,dx=\frac{\pi}{2} である。よって T2=π2+4⋅π2=5π2.\displaystyle T_2=\frac{\pi}{2}+4\cdot\frac{\pi}{2}=\frac{5\pi}{2}. (2) 各 kk について ∫0πksin⁡kx dx=1−(−1)k={0(k 偶数)2(k 奇数).\displaystyle \int_0^\pi k\sin kx\,dx=1-(-1)^k =\begin{cases}0&(k\text{ 偶数})\\2&(k\text{ 奇数})\end{cases}. したがって SnS_n は 1,…,n1,\ldots,n に含まれる奇数の個数の2倍である。nn が偶数なら奇数は n/2n/2 個、nn が奇数なら (n+1)/2(n+1)/2 個だから、 Sn={n(n 偶数)n+1(n 奇数).S_n=\begin{cases}n&(n\text{ 偶数})\\n+1&(n\text{ 奇数})\end{cases}. (3) 三角関数の積和公式から、k≠lk\ne l なら ∫0πsin⁡kxsin⁡lx dx=12∫0π{cos⁡((k−l)x)−cos⁡((k+l)x)} dx=0,\displaystyle \int_0^\pi\sin kx\sin lx\,dx =\frac12\int_0^\pi\{\cos((k-l)x)-\cos((k+l)x)\}\,dx=0, また ∫0πsin⁡2(kx) dx=π/2\displaystyle \int_0^\pi\sin^2(kx)\,dx=\pi/2 である。よって交差項はすべて消え、 Tn=π2∑k=1nk2=π2⋅n(n+1)(2n+1)6=π12n(n+1)(2n+1).\displaystyle T_n=\frac{\pi}{2}\sum\limits _{k=1}^n k^2 =\frac{\pi}{2}\cdot\frac{n(n+1)(2n+1)}6 =\frac{\pi}{12}n(n+1)(2n+1). (4) 偶数列では Sn=nS_n=n、奇数列では Sn=n+1S_n=n+1 なので、いずれの場合も Sn/n→1S_n/n\to1。また Tn/n3→π/6T_n/n^3\to\pi/6。したがって lim⁡n→∞Sn3Tn=1π/6=6π.\displaystyle \lim\limits _{n\to\infty}\frac{S_n^3}{T_n} =\frac{1}{\pi/6}=\frac6\pi. (1) の S2=2, T2=5π/2S_2=2,\ T_2=5\pi/2 は一般式 Sn,TnS_n,T_n に n=2n=2 を代入した値とも一致する。

この問題で使う考え方

  • 三角関数の相互関係
  • 定積分

PR

数学を1対1で教わるオンライン塾「数強塾」

数強塾は、中学生・高校生のための数学専門のオンライン個別指導塾です。プロ講師がマンツーマンで教え、大学受験の数学にも対応しています。入塾の前に、今の学習状況と目標を確かめる診断授業(体験・3,000円、税込)を受けられます。

「数強塾」オンライン数学克服塾〈プロ講師〉

東大生と1対1で学べるオンライン個別指導「トウコベ」

トウコベは、東大生を中心に難関大学の学生が講師を務める、完全マンツーマンのオンライン個別指導です。はじめに、オンラインの説明会・勉強相談(無料)をWebで予約でき、その後にお試し授業を受けられます。

トウコベ公式サイト

似た問題を、ほかの大学で

答えや解説の誤りに気づいたら、お問い合わせから教えてください。