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山形大学/2020年度

山形大学 2020年 数学 第5問解答・解説

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1問題

山形大学2020年度第5問

2つの関数 f(x)=cos⁡2x,g(x)=1−sin⁡xf(x)=\cos^{2}x,\quad g(x)=1-\sin x について,次の問に答えよ.

(1) 0≦x≦2π0 \leq x \leq 2\pi のとき, 方程式 f(x)=g(x)f(x) = g(x) を満たす x の値をすべて求めよ.

(2) 0≦x≦2π0 \leq x \leq 2\pi のとき, 方程式 f′(x)=g′(x)f'(x) = g'(x) を満たす x の値をすべて求めよ.

(3) 不定積分 ∫sin⁡2xdx\displaystyle \int\sin^{2}x dx を求めよ.

(4) 0≦x≦2π0 \leq x \leq 2\pi の範囲において, 2 曲線 y=f(x)y = f(x) , y=g(x)y = g(x) で囲まれた図形を D とする.

(i) 図形 D の面積を求めよ.

(ii) 0<t<π0 < t < \pi とする.図形 D の,直線 x = t と直線 x=t+πx = t + \pi の間にはさまれた部分の面積を S(t)S(t) とするとき,関数 h(t)=S(t)−t2\displaystyle h(t) = S(t) - \frac{t}{2} の極値をすべて求めよ.また,そのときの t の値を求めよ.

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

曲線差 f−g を因数分解して交点と符号を調べる。導関数の等式は因数分解し、面積は符号ごとの定積分で評価する。移動区間の面積を t の式にして極値を判定する。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) x=0,π2,π,2π.\displaystyle x=0,\frac{\pi}{2},\pi,2\pi.\quad(2) x=π6,π2,5π6,3π2.\displaystyle x=\frac{\pi}{6},\frac{\pi}{2},\frac{5\pi}{6},\frac{3\pi}{2}.\quad(3) ∫sin⁡2x dx=x2−sin⁡2x4+C.\displaystyle \int\sin^2x\,dx=\frac{x}{2}-\frac{\sin2x}{4}+C.\quad(4)(i) 面積 4.4.\quad(4)(ii) 極小値 2−5π12−34 (t=π6),\displaystyle 2-\frac{5\pi}{12}-\frac{\sqrt3}{4}\space{}(t=\frac{\pi}{6}),\quad極大値 2−π12+34 (t=5π6).\displaystyle 2-\frac{\pi}{12}+\frac{\sqrt3}{4}\space{}(t=\frac{5\pi}{6}).

4解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) f(x)−g(x)=cos⁡2x−(1−sin⁡x)=sin⁡x(1−sin⁡x).したがって sin⁡x=0 または 1 となり、x=0,π2,π,2π.(2) f′(x)=−2sin⁡xcos⁡x,g′(x)=−cos⁡x.よってf′=g′すなわちcos⁡x(1−2sin⁡x)=0,したがってx=π6,π2,5π6,3π2.(3) sin⁡2x=1−cos⁡2x2 より∫sin⁡2x dx=x2−sin⁡2x4+C.(4)(i) f−g=sin⁡x(1−sin⁡x) は 0≦x≦π で非負、π≦x≦2π で非正だから∣D∣=∫0π(f−g) dx+∫π2π(g−f) dx=(2−π2)+(2+π2)=4.(4)(ii) P(x)=−cos⁡x−x2+sin⁡2x4 を f−g の原始関数とする。S(t)=∫tπ(f−g) dx+∫πt+π(g−f) dx=2−π2+t−12sin⁡2t.したがってh(t)=S(t)−t2=2−π2+t2−12sin⁡2t,h′(t)=12−cos⁡2t.臨界点は t=π6,5π6.h′′(t)=2sin⁡2t なので t=π6 で極小、t=5π6 で極大。値はh(π6)=2−5π12−34,h(5π6)=2−π12+34.\displaystyle \text{(1) }f(x)-g(x)=\cos^2x-(1-\sin x)=\sin x(1-\sin x).\text{したがって }\sin x=0\text{ または }1\text{ となり、}\quad x=0,\frac{\pi}{2},\pi,2\pi.\quad\text{(2) }f\prime(x)=-2\sin x\cos x,\quad g\prime(x)=-\cos x.\text{よって}\quad f\prime=g\prime\text{すなわち}\cos x(1-2\sin x)=0,\text{したがって}\quad x=\frac{\pi}{6},\frac{\pi}{2},\frac{5\pi}{6},\frac{3\pi}{2}.\quad\text{(3) }\sin^2x=\frac{1-\cos2x}{2}\text{ より}\quad\int\sin^2x\,dx=\frac{x}{2}-\frac{\sin2x}{4}+C.\quad\text{(4)(i) }f-g=\sin x(1-\sin x)\text{ は }0\le x\le\pi\text{ で非負、}\pi\le x\le2\pi\text{ で非正だから}\quad |D|=\int_0^\pi(f-g)\,dx+\int_\pi^{2\pi}(g-f)\,dx=\left(2-\frac\pi2\right)+\left(2+\frac\pi2\right)=4.\quad\text{(4)(ii) }P(x)=-\cos x-\frac{x}{2}+\frac{\sin2x}{4}\text{ を }f-g\text{ の原始関数とする。}\quad S(t)=\int_t^\pi(f-g)\,dx+\int_\pi^{t+\pi}(g-f)\,dx=2-\frac\pi2+t-\frac12\sin2t.\text{したがって}\quad h(t)=S(t)-\frac t2=2-\frac\pi2+\frac t2-\frac12\sin2t,\quad h\prime(t)=\frac12-\cos2t.\text{臨界点は }t=\frac\pi6,\frac{5\pi}{6}.\quad h\prime\prime(t)=2\sin2t\text{ なので }t=\frac\pi6\text{ で極小、}t=\frac{5\pi}{6}\text{ で極大。値は}\quad h(\frac\pi6)=2-\frac{5\pi}{12}-\frac{\sqrt3}{4},\quad h(\frac{5\pi}{6})=2-\frac\pi{12}+\frac{\sqrt3}{4}.

この問題で使う考え方

  • 一般角と弧度法
  • 三角関数の相互関係
  • 二倍角の公式
  • 不定積分
  • 定積分
  • 合成関数の微分
  • 三角関数の微分
  • 三角・指数・対数関数等の積分

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