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山形大学/2020年度

山形大学 2020年 数学 第6問解答・解説

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1問題

山形大学2020年度第6問

原点を O とする座標平面において,楕円 x2+4y2=1x^{2} + 4y^{2} = 1 を C1C_{1} とし,放物線 x2=2yx^{2} = 2y を C2C_{2} とする.点 P (s,12s2)\displaystyle \left(s, \frac{1}{2}s^{2}\right) を放物線 C2C_{2} 上を動く点とし,点 P における放物線 C2C_{2} の接線 l1l_{1} は楕円 C1C_{1} と異なる 2 点 A, B で交わるとする.ただし,s > 0 とする.このとき,次の問に答えよ.

(1) s の値の範囲を求めよ.

(2) 線分 AB の中点を D とする.点 D の座標を s を用いて表せ.

(3) 点 P を通り x 軸に垂直な直線を l2l_{2} とし, 直線 l2l_{2} と直線 OD の交点を E とする. 点 E の座標を s を用いて表せ.

(4) 直線 l1l_{1} と y 軸の交点を F とし, x 軸に関して点 E と対称な点を E′E' とする. このとき, 直線 FE′FE' の傾き k の最小値およびそのときの s の値を求めよ.

(5) 点 (0,12)\displaystyle \left(0, \frac{1}{2}\right) を G とする. △PFG\triangle PFG の面積を S1S_{1} とし, △PDE\triangle PDE の面積を S2S_{2} とする. このとき, S1S2\displaystyle \frac{S_{1}}{S_{2}} の最大値およびそのときの s の値を求めよ.

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    0<s<2+50<s<\sqrt{2+\sqrt5}
  • (2)
    D=(2s31+4s2,−s22(1+4s2))\displaystyle D=(\frac{2s^3}{1+4s^2},-\frac{s^2}{2(1+4s^2)})
  • (3)
    E=(s,−14)\displaystyle E=(s,-\frac14)
  • (4)
    min⁡k=12(s=12)\displaystyle \min k=\frac1{\sqrt2}\quad(s=\frac1{\sqrt2})
  • (5)
    max⁡(S1/S2)=94(s=12)\displaystyle \max(S_1/S_2)=\frac94\quad(s=\frac1{\sqrt2})

3解答

解答を見る途中式つきの解答

放物線 y=x2/2y=x^2/2 のPにおける接線は y=sx−s2/2y=sx-s^2/2。楕円へ代入すると (1+4s2)x2−4s3x+s4−1=0.(1+4s^2)x^2-4s^3x+s^4-1=0. (1) 異なる2交点をもつ条件は判別式が正: Δ=16s6−4(1+4s2)(s4−1)=4(1+4s2−s4)>0.\Delta=16s^6-4(1+4s^2)(s^4-1)=4(1+4s^2-s^4)>0. u=s2>0u=s^2>0 とすると u2−4u−1<0u^2-4u-1<0。根は 2±52\pm\sqrt5 で、2−5<02-\sqrt5<0 より 0<s<2+50<s<\sqrt{2+\sqrt5}。

(2) 交点のx座標を解とすると和は 4s3/(1+4s2)4s^3/(1+4s^2)。Dはその中点で接線上にあるから xD=2s31+4s2,yD=sxD−s22=−s22(1+4s2).\displaystyle x_D=\frac{2s^3}{1+4s^2},\qquad y_D=sx_D-\frac{s^2}{2}=-\frac{s^2}{2(1+4s^2)}.

(3) ODOD の傾きは yD/xD=−1/(4s)y_D/x_D=-1/(4s)。したがって OD:y=−x/(4s)OD:y=-x/(4s)。これと x=sx=s の交点は E=(s,−1/4)E=(s,-1/4)。

(4) F=(0,−s2/2)F=(0,-s^2/2)、反射点 E′=(s,1/4)E'=(s,1/4) より k=1/4+s2/2s=s2+14s≧12,\displaystyle k=\frac{1/4+s^2/2}{s}=\frac{s}{2}+\frac1{4s} \ge\frac1{\sqrt2}, 最後は (2s−1)2≧0(\sqrt2s-1)^2\ge0 による。等号 s=1/2s=1/\sqrt2 は(1)の範囲内。

(5) FG=(1+s2)/2FG=(1+s^2)/2、Pからy軸までの距離はsなので S1=s(1+s2)4.\displaystyle S_1=\frac{s(1+s^2)}4. またP,Eは同じx座標をもち PE=(1+2s2)/4PE=(1+2s^2)/4、Dから直線PEまでの距離は s−xD=s(1+2s2)/(1+4s2)s-x_D=s(1+2s^2)/(1+4s^2)。よって S2=s(1+2s2)28(1+4s2),S1S2=2+2s21+4s2+4s4.\displaystyle S_2=\frac{s(1+2s^2)^2}{8(1+4s^2)},\qquad \frac{S_1}{S_2}=2+\frac{2s^2}{1+4s^2+4s^4}. u=s2>0u=s^2>0 とすれば 1+4u+4u2≧4u1+4u+4u^2\ge4u(差は (2u−1)2(2u-1)^2)。従って比は 9/49/4 以下で、等号は u=1/2u=1/2、すなわち s=1/2s=1/\sqrt2。この値は(1)の範囲内にある。

この問題で使う考え方

  • 接線の方程式
  • 二次方程式の判別式
  • 解と係数の関係
  • 平方完成による最適化
  • 三角形の面積

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