本文へ進む
メニュー
医学部数学 過去問DB問題を探す

山形大学/2020年度

山形大学 2020年 数学 第1問解答・解説

このページには広告が含まれます。

1問題

山形大学2020年度第1問

座標平面上の点 P は,原点 (0,0)(0, 0) から出発し,1 枚の硬貨を投げて表が出れば x 軸の正の方向に 1 だけ進み,裏が出れば y 軸の正の方向に 1 だけ進む.このとき,次の問に答えよ.

(1) 硬貨を3回投げたとき, 点Pが点(3,0)にある確率を求めよ.

(2) 硬貨を 10 回投げたとき, 点 P が点 (7, 3) にある確率を求めよ.

(3) 硬貨を 10 回投げたとき, 点 P が点 (3, 1) を通って, 点 (5, 5) にある確率を求めよ.

(4) 硬貨を 10 回投げたとき,点 P が点 (3, 3) を通らずに,点 (6, 4) にある確率を求めよ.

(5) 点 P が点 (2, 2) に到達したら点 P は原点に戻るものとして, 次の問に答えよ.

(i) 硬貨を 10 回投げたとき,点 P の x 座標が 6 以上となる確率を求めよ.

(ii) 硬貨を 10 回投げたとき, 点 P が点 (5, 5) にあったという条件のもとで, 点 P が点 (3, 4) を通っていた条件付き確率を求めよ.

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) 18,\displaystyle \space{}\frac18,\qquad (2) 15128,\displaystyle \space{}\frac{15}{128},\qquad (3) 15256,\displaystyle \space{}\frac{15}{256},\qquad (4) 65512,\displaystyle \space{}\frac{65}{512},\qquad (5)(i) 65256,\displaystyle \space{}\frac{65}{256},\qquad (5)(ii) 1744\displaystyle \space{}\frac{17}{44}

3解答

解答を見る途中式つきの解答

各投げ方は確率2−N2^{-N}で等確率であり、点(x,y)(x,y)に着くにはxx回表、yy回裏が出る。

(1)3回で(3,0)(3,0)に着くのは3回とも表の場合だけなので、確率は2−3=18\displaystyle 2^{-3}=\frac18である。

(2)10回で(7,3)(7,3)に着くには表が7回、裏が3回必要である。したがって(103)210=1201024=15128.\displaystyle \frac{\binom{10}{3}}{2^{10}}=\frac{120}{1024}=\frac{15}{128}.

(3)(3,1)(3,1)は4投目に到達し、そこから(5,5)(5,5)までには表2回、裏4回が必要である。よって該当する列は(41)(62)=60\displaystyle \binom41\binom62=60 通りであり、求める確率は60210=15256\displaystyle \frac{60}{2^{10}}=\frac{15}{256}である。

(4)(6,4)(6,4)に着く全列は(104)=210\displaystyle \binom{10}{4}=210通りである。そのうち(3,3)(3,3)を通る列は、6投目までに表3回・裏3回、その後に表3回・裏1回となるので(63)(41)=80\displaystyle \binom63\binom41=80 通り。したがって(3,3)(3,3)を通らない確率は210−80210=1301024=65512.\displaystyle \frac{210-80}{2^{10}}=\frac{130}{1024}=\frac{65}{512}.

(5)(i)最初の4投が表2回・裏2回なら(2,2)(2,2)に到達して原点に戻る。最初の4投がこの形でない場合は、4投後にどちらかの座標が3以上となり、その後は(2,2)(2,2)に到達しない。この場合は10投後のxx座標が表の総数である。表が6回以上の列は∑j=610(10j)=386\displaystyle \sum\limits _{j=6}^{10}\binom{10}{j}=386 通り。そのうち最初の4投が表2回・裏2回である列は、最初の4投が(42)=6\displaystyle \binom42=6通り、残り6投で表が4回以上となる場合なので6∑j=46(6j)=6⋅22=132\displaystyle 6\sum\limits _{j=4}^{6}\binom6j=6\cdot22=132 通り。よって最初の4投でリセットしない場合の該当列は386−132=254386-132=254通りである。最初の4投でリセットする場合、残り6投がすべて表なら最終のxx座標が6となり、該当列は6通り。したがって求める確率は254+6210=2601024=65256.\displaystyle \frac{254+6}{2^{10}}=\frac{260}{1024}=\frac{65}{256}.

(5)(ii)10投後に(5,5)(5,5)にあるなら、10回の移動が一度も取り消されていない必要があるため、リセットは起きていない。表5回・裏5回の全列は(105)=252\displaystyle \binom{10}{5}=252通り。最初の4投が表2回・裏2回でリセットする列は(42)(63)=6⋅20=120\displaystyle \binom42\binom63=6\cdot20=120 通りだから、条件となる列は252−120=132252-120=132通りである。

リセットなしで(3,4)(3,4)を通って(5,5)(5,5)に着く全列は、最初の7投で表3回・裏4回、その後の3投で表2回・裏1回となるので(73)(32)=105\displaystyle \binom73\binom32=105 通り。そのうち最初の4投が表2回・裏2回でリセットする列は、次の3投が表1回・裏2回、その後の3投が表2回・裏1回となる(42)(31)(32)=6⋅3⋅3=54\displaystyle \binom42\binom31\binom32=6\cdot3\cdot3=54 通りである。したがって条件を満たす列は105−54=51105-54=51通りであり、条件付き確率は51132=1744.\displaystyle \frac{51}{132}=\frac{17}{44}.

この問題で使う考え方

  • 積の法則
  • 組合せ
  • 余事象
  • 確率の基本法則
  • 独立な試行

PR

数学を1対1で教わるオンライン塾「数強塾」

数強塾は、中学生・高校生のための数学専門のオンライン個別指導塾です。プロ講師がマンツーマンで教え、大学受験の数学にも対応しています。入塾の前に、今の学習状況と目標を確かめる診断授業(体験・3,000円、税込)を受けられます。

「数強塾」オンライン数学克服塾〈プロ講師〉

東大生と1対1で学べるオンライン個別指導「トウコベ」

トウコベは、東大生を中心に難関大学の学生が講師を務める、完全マンツーマンのオンライン個別指導です。はじめに、オンラインの説明会・勉強相談(無料)をWebで予約でき、その後にお試し授業を受けられます。

トウコベ公式サイト

似た問題を、ほかの大学で

答えや解説の誤りに気づいたら、お問い合わせから教えてください。