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東海大学/2003年度/2月6日

東海大学 2003年 数学 第3問解答・解説

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1問題

東海大学2003年度第3問

図のように,平面上の3つのベクトル a⃗=OA→, b⃗=OB→, c⃗=OC→\vec{a}=\overrightarrow{\mathrm{OA}},\ \vec{b}=\overrightarrow{\mathrm{OB}},\ \vec{c}=\overrightarrow{\mathrm{OC}} は始点がすべて OO であり,a⃗\vec{a} と b⃗\vec{b} のなす角と,b⃗\vec{b} と c⃗\vec{c} のなす角はともに θ (0<θ<π)\theta\ (0<\theta<\pi) であるとする。さらに a⃗,b⃗,c⃗\vec{a},\vec{b},\vec{c} の長さはすべて1であるとする。これらのベクトルの内積の和 s=a⃗⋅b⃗+b⃗⋅c⃗+c⃗⋅a⃗s=\vec{a}\cdot\vec{b}+\vec{b}\cdot\vec{c}+\vec{c}\cdot\vec{a} を考える。

始点Oから右へA、右上へB、さらに上寄りへCの3本の矢印が延びている。OAとOBの間、OBとOCの間の角にそれぞれ弧とθが記されている。

(1) ss の値が 12\displaystyle \frac{1}{2} になるのは θ=ア\theta=\boxed{\text{ア}} のときであり,そのときの △ABC\triangle ABC の面積は イ\boxed{\text{イ}} である。

(2) ss の値が −1-1 になるのは θ=ウ\theta=\boxed{\text{ウ}} のときであり,そのときの △ABC\triangle ABC の面積は エ\boxed{\text{エ}} である。

(3) ss の値が最小になるのは θ=オ\theta=\boxed{\text{オ}} のときであり,そのときの ss の値は カ\boxed{\text{カ}} である。また,そのときの △ABC\triangle ABC の面積は キ\boxed{\text{キ}} である。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2解答

解答を見る答えはこの解答の中にあります

解答

図の配置に従い,a⃗,b⃗,c⃗\vec a,\vec b,\vec c の方向角をそれぞれ 0,θ,2θ0,\theta,2\theta とする。すると a⃗=(1,0),b⃗=(cos⁡θ,sin⁡θ),c⃗=(cos⁡2θ,sin⁡2θ).\vec a=(1,0),\qquad \vec b=(\cos\theta,\sin\theta),\qquad \vec c=(\cos2\theta,\sin2\theta). したがって s=a⃗⋅b⃗+b⃗⋅c⃗+c⃗⋅a⃗=2cos⁡θ+cos⁡2θ.s=\vec a\cdot\vec b+\vec b\cdot\vec c+\vec c\cdot\vec a =2\cos\theta+\cos2\theta. u=cos⁡θu=\cos\theta とおくと −1<u<1-1<u<1 であり,倍角の公式より s=2u+(2u2−1)=2u2+2u−1=2(u+12)2−32.\displaystyle s=2u+(2u^2-1)=2u^2+2u-1=2\left(u+\frac12\right)^2-\frac32. また,A,B,CA,B,C の座標から三角形の面積は [ABC]=12∣det⁡(cos⁡θ−1cos⁡2θ−1sin⁡θsin⁡2θ)∣=sin⁡θ(1−cos⁡θ)=2sin⁡θsin⁡2θ2.\displaystyle [ABC]=\frac12\left|\det\begin{pmatrix}\cos\theta-1&\cos2\theta-1\\\sin\theta&\sin2\theta\end{pmatrix}\right| =\sin\theta(1-\cos\theta) =2\sin\theta\sin^2\frac\theta2. ここでは 0<θ<π0<\theta<\pi より sin⁡θ>0\sin\theta>0 を用いた。

(1) s=12\displaystyle s=\frac12 とすると 2u2+2u−32=0\displaystyle 2u^2+2u-\frac32=0,すなわち u=12\displaystyle u=\frac12 または u=−32\displaystyle u=-\frac32 である。−1<u<1-1<u<1 より u=12\displaystyle u=\frac12,したがって θ=π3\displaystyle \theta=\frac\pi3 である。面積は 2sin⁡π3sin⁡2π6=34.\displaystyle 2\sin\frac\pi3\sin^2\frac\pi6=\frac{\sqrt3}{4}.

(2) s=−1s=-1 とすると 2u(u+1)=02u(u+1)=0 である。u=−1u=-1 は θ=π\theta=\pi に当たり条件 θ<π\theta<\pi に反するので,u=0u=0,すなわち θ=π2\displaystyle \theta=\frac\pi2 である。このとき面積は 2sin⁡π2sin⁡2π4=1.\displaystyle 2\sin\frac\pi2\sin^2\frac\pi4=1.

(3) s=2(u+12)2−32\displaystyle s=2(u+\frac12)^2-\frac32 より,u=−12\displaystyle u=-\frac12 のとき最小値 −32\displaystyle -\frac32 をとる。よって θ=2π3\displaystyle \theta=\frac{2\pi}{3} であり,面積は 2sin⁡2π3sin⁡2π3=334.\displaystyle 2\sin\frac{2\pi}{3}\sin^2\frac\pi3=\frac{3\sqrt3}{4}.

この問題で使う考え方

  • 三角関数の相互関係
  • ベクトルの成分表示
  • ベクトルの内積
  • ベクトルによる図形の考察

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