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東海大学/2009年度/A2/6

東海大学 2009年 数学 第1問解答・解説

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1問題

東海大学2009年度第1問

次の空欄を埋めなさい。解答は,分数の場合には既約分数の形で,根号を含む場合には根号の中が最小の自然数となるような形で書きなさい。

(1) 23−1\displaystyle \frac{2}{\sqrt{3}-1} の整数部分を α\alpha,小数部分を β\beta とするとき,β\beta を 3\sqrt{3} を用いて表せば,β=ア\beta=\boxed{\text{ア}} であり, 1α+β+3+1α−β+1=1\displaystyle \frac{1}{\alpha+\beta+3}+\frac{1}{\alpha-\beta+1}=\boxed{1} である。

(2) 初項 33,末項 24224\sqrt{2} の等比数列において,初項から末項までの和が 45(2+1)45(\sqrt{2}+1) であるとする。このとき公比は ウ\boxed{\text{ウ}} であり,項数は エ\boxed{\text{エ}} である。

(3) xx の1次関数 f(x)=2(x−1)3\displaystyle f(x)=\frac{2(x-1)}{3} を次のように繰り返し合成して得られる関数を g(x)g(x) とする。すなわち, g(x)=f(f(f(x)))g(x)=f\bigl(f(f(x))\bigr) とする。g(x)g(x) が整数となる最小の正の整数 xx は オ\boxed{\text{オ}} である。g(x)g(x) が整数となる実数 xx のうち絶対値が最も小さいものは カ\boxed{\text{カ}} である。

(4) さいころを nn 回投げるとき,少なくとも1回6の目が出る確率は キ\boxed{\text{キ}} である。キ≧0.9\boxed{\text{キ}}\geq 0.9 となる最小の nn は ク\boxed{\text{ク}} である。ただし,log⁡102=0.3010, log⁡103=0.4771\log_{10}2=0.3010,\ \log_{10}3=0.4771 を用いてよい。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) α
    2
  • (1) β
    3−1\sqrt3-1
  • (1) 分数の和
    8/13
  • (2) 公比
    2\sqrt2
  • (2) 項数
    8
  • (3) 最小の正の整数x
    25
  • (3) 実数xについての|x|の最小値
    11/8
  • (4) 少なくとも1回6の目が出る確率
    1−(5/6)n1−(5/6)^n
  • (4) 確率が0.9以上となる最小のn
    13

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) 23−1=3+1\displaystyle \frac{2}{\sqrt3-1}=\sqrt3+1 なので、整数部分は α=2\alpha=2、小数部分は β=3−1\beta=\sqrt3-1。従って 1α+β+3+1α−β+1=14+3+14−3=813.\displaystyle \frac1{\alpha+\beta+3}+\frac1{\alpha-\beta+1} =\frac1{4+\sqrt3}+\frac1{4-\sqrt3} =\frac8{13}.

(2) 公比を rr、項数を nn とする。末項から rn−1=82=(2)7r^{n-1}=8\sqrt2= (\sqrt2)^7。和の条件と末項が正であることから公比は正であり、r=2r=\sqrt2、n=8n=8 が得られる。実際、 3(2)8−12−1=45(2+1)\displaystyle 3\frac{(\sqrt2)^8-1}{\sqrt2-1}=45(\sqrt2+1) となり、和の条件も満たす。

(3) f(x)=23x−23\displaystyle f(x)=\frac23x-\frac23 を3回合成すると g(x)=(23)3x−23(1+23+49)=8x−3827.\displaystyle g(x)=\left(\frac23\right)^3x-\frac23\left(1+\frac23+\frac49\right)=\frac{8x-38}{27}. 整数 xx で g(x)g(x) が整数となる条件は 8x≡38(mod27)8x\equiv38\pmod{27}、すなわち x≡25(mod27)x\equiv25\pmod{27}。従って最小の正整数は 2525。実数 xx については 整数kkを用いてg(x)=kg(x)=kと置くと x=(27k+38)/8x=(27k+38)/8。絶対値を最小にする整数は k=−1k=-1 で、値は 11/811/8。

(4) 余事象を用いると、少なくとも1回6が出る確率は 1−(56)n.\displaystyle 1-\left(\frac56\right)^n. これが0.9以上となる条件は (5/6)n≦0.1(5/6)^n\le0.1、すなわち n≧log⁡0.1log⁡(5/6)\displaystyle n\ge\frac{\log 0.1}{\log(5/6)}。右辺は約12.63なので最小の整数は 1313。

(1) は有理化して整数部分・小数部分を確定し、共役分母の和を計算する。(2) は末項の比から公比と項数を絞り、等比和を代入して条件を確かめる。(3) は一次関数の合成を明示し、整数入力では合同式、実数入力では g(x)=k として最小絶対値を求める。(4) は「6が一度も出ない」確率の余事象を用いる。

この問題で使う考え方

  • 有理化
  • 等比数列の和
  • 合同式
  • 余事象

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