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東海大学/2014年度/A2/2,9,10

東海大学 2014年 数学 第2問解答・解説

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1問題

東海大学2014年度第2問

解答はすべて解答用紙に記入して提出しなさい。次の空欄を埋めなさい。解答は,分数の場合には既約分数の形で,自然数の根号を含む場合には根号の中が最小の自然数となる形で書きなさい。 2以上の自然数 NN がある。くり返しさいころを投げて,次のルール (i),(ii) に従ってゲームをする。

(i) さいころを投げて,異なる目が出たらゲームを終了し,さいころを投げた回数を得点とする。

(ii) さいころを投げて,NN 回続けて同じ目が出たらゲームを終了し,得点を N+1N+1 点とする。 例えば,N=4N=4 とする。1回目と2回目に5の目が出て,3回目に5以外の目が出たとき得点は3となり,1回目から4回目まで同じ目が出たとき得点は5となる。

(1) N≧4N\geq 4 とする。さいころをちょうど2回投げて,ゲームが終了する確率は ア\boxed{\text{ア}} であり,ちょうど3回投げて,ゲームが終了する確率は イ\boxed{\text{イ}} である。

(2) 得点が NN 以上になる確率は ウ\boxed{\text{ウ}} である。

(3) N=3N=3 のとき,得点の期待値は エ\boxed{\text{エ}} である。

(4) 2≦n≦N2\leq n\leq N のとき,得点が nn となる確率は オ(カ)n\boxed{\text{オ}}\bigl(\boxed{\text{カ}}\bigr)^{n} であり,得点の期待値を aNa_{N} とすると,aN=キa_{N}=\boxed{\text{キ}},lim⁡N→∞aN=ク\displaystyle \lim\limits _{N\to\infty}a_{N}=\boxed{\text{ク}} である。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

さいころの列の確率から得点分布を求め、有限個の得点の期待値を計算する。一般のNでは得点が少なくともkとなる確率の和を等比数列として整理する。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) ア=56, \displaystyle =\frac56,\space{} イ=536;\displaystyle =\frac5{36};\quad (2) ウ=(16)N−2;\displaystyle =\left(\frac16\right)^{N-2};\quad (3) エ=7936;\displaystyle =\frac{79}{36};\quad (4) オ=30, =30,\space{} カ=16, \displaystyle =\frac16,\space{} キ=115−15⋅6N−1, \displaystyle =\frac{11}{5}-\frac{1}{5\cdot6^{N-1}},\space{} ク=115.\displaystyle =\frac{11}{5}.

4解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) N≧4N\geq4 なので、2回または3回でゲームが終了するのは、直前まで同じ目が続き、その次に異なる目が出た場合である。したがって P(2回で終了)=56,P(3回で終了)=16⋅56=536.\displaystyle P(\text{2回で終了})=\frac56,\qquad P(\text{3回で終了})=\frac16\cdot\frac56=\frac5{36}.

(2) 得点が NN 以上になるには、少なくとも最初の N−1N-1 回がすべて同じ目であればよい。最初の目は何でもよく、その後の N−2N-2 回がそれに一致する確率だから P(得点≧N)=(16)N−2.\displaystyle P(\text{得点}\geq N)=\left(\frac16\right)^{N-2}.

(3) N=3N=3 のとき、得点が 2,3,42,3,4 となる確率はそれぞれ 56,16⋅56=536,(16)2=136.\displaystyle \frac56,\qquad \frac16\cdot\frac56=\frac5{36},\qquad \left(\frac16\right)^2=\frac1{36}. よって期待値は 56⋅2+536⋅3+136⋅4=7936.\displaystyle \frac56\cdot2+\frac5{36}\cdot3+\frac1{36}\cdot4 =\frac{79}{36}.

(4) 2≦n≦N2\leq n\leq N に対し、得点が nn となるのは最初の n−1n-1 回が同じ目で、nn 回目に異なる目が出るときである。したがって P(得点=n)=(16)n−256=30(16)n.\displaystyle P(\text{得点}=n)=\left(\frac16\right)^{n-2}\frac56 =30\left(\frac16\right)^n. また、得点が N+1N+1 となる確率は (1/6)N−1(1/6)^{N-1} である。得点を SS とすると、有限和の並べ替えから aN=E(S)=∑k=1N+1P(S≧k).\displaystyle a_N=E(S)=\sum\limits _{k=1}^{N+1}P(S\geq k). S≧1,S≧2S\geq1,S\geq2 は確率 11 であり、3≦k≦N+13\leq k\leq N+1 では最初の k−1k-1 回が同じ目であることが必要十分だから、 aN=2+∑j=1N−1(16)j=2+161−(1/6)N−11−1/6=115−15⋅6N−1.\displaystyle a_N=2+\sum\limits _{j=1}^{N-1}\left(\frac16\right)^j =2+\frac16\frac{1-(1/6)^{N-1}}{1-1/6} =\frac{11}{5}-\frac{1}{5\cdot6^{N-1}}. したがって lim⁡N→∞aN=115.\displaystyle \lim\limits _{N\to\infty}a_N=\frac{11}{5}.

この問題で使う考え方

  • 確率の基本法則
  • 期待値
  • 等比数列の一般項と和

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