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東海大学/2024年度/1日目

東海大学 2024年 1日目 数学 第1問解答・解説

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1問題

東海大学2024年度第1問

次の空欄を埋めなさい。解答は分数の場合には既約分数の形で書きなさい。

(1) ∫023(3x+2)2 dx−∫023(3x−2)2 dx=ア\displaystyle\int_{0}^{\frac{2}{3}}(3x+2)^{2}\,dx-\int_{0}^{\frac{2}{3}}(3x-2)^{2}\,dx=\boxed{\text{ア}} である。

(2) lim⁡h→012(1+h)3−52(1+h)2+165(1+h)−65h=1\displaystyle\lim\limits _{h\to 0}\frac{\frac{1}{2}(1+h)^{3}-\frac{5}{2}(1+h)^{2}+\frac{16}{5}(1+h)-\frac{6}{5}}{h}=1 である。

(3) 3直線 x+2y=1, 3x−4y=1, mx+ny=1x+2y=1,\ 3x-4y=1,\ mx+ny=1 が1点で交わるような,1≦m+n≦101\leq m+n\leq 10 を満たす整数の組 (m,n)(m,n) は ウ\boxed{\text{ウ}} 個ある。

(4) 0≦θ≦π2\displaystyle 0\leq\theta\leq\frac{\pi}{2} のとき,関数 y=sin⁡θ+cos⁡θy=\sin\theta+\cos\theta の最大値は エ\boxed{\text{エ}} であり,最小値は オ\boxed{\text{オ}} である。

(5) 1つの箱に赤玉と青玉が合計11個入っている。この箱から1個の玉を取り出し,それを戻さずにまた1個の玉を取り出す。このとき,取り出された2個の玉がともに赤玉である確率は 2855\displaystyle \frac{28}{55} であるという。はじめにこの箱に入っていた赤玉の個数は カ\boxed{\text{カ}} 個である。

(6) 4点 O(0,0,0),A(1,0,0),B(0,2,0),C(0,0,3)O(0,0,0), A(1,0,0), B(0,2,0), C(0,0,3) を考える。CC から直線 ABAB に下ろした垂線と ABAB の交点を HH とし,∠OHC=θ\angle OHC=\theta とおく。このとき tan⁡θ=キ\tan\theta=\boxed{\text{キ}} である。

(7) 2つのベクトル a⃗,b⃗\vec{a},\vec{b} が ∣a⃗+3b⃗∣=1, ∣a⃗−4b⃗∣=1|\vec{a}+3\vec{b}|=1,\ |\vec{a}-4\vec{b}|=1 を満たすように動くとき,∣a⃗+b⃗∣|\vec{a}+\vec{b}| の最大値は ク\boxed{\text{ク}} であり,最小値は ケ\boxed{\text{ケ}} である。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

小問ごとに式を整理して空欄を求めた。積分は被積分関数の差、極限は多項式展開、直線は交点と通過条件、最大・最小は定義域と等号条件を用いて処理した。確率は取り出し順に沿って計算し、空間図形とベクトルは座標・内積で条件を式にした。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • ア=163,\displaystyle =\frac{16}{3},\quad イ=−310,\displaystyle =-\frac{3}{10},\quad ウ=5,=5,\quad エ=2,=\sqrt{2},\quad オ=1,=1,\quad カ=8,=8,\quad キ=352,\displaystyle =\frac{3\sqrt{5}}{2},\quad ク=1,=1,\quad ケ=37\displaystyle =\frac{3}{7}

4解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) 被積分関数の差は (3x+2)2−(3x−2)2=4(3x)(2)=24x(3x+2)^2-(3x-2)^2=4(3x)(2)=24x である。したがって ∫02/3(3x+2)2 dx−∫02/3(3x−2)2 dx=24∫02/3x dx=12(23)2=163.\displaystyle \int_0^{2/3}(3x+2)^2\,dx-\int_0^{2/3}(3x-2)^2\,dx =24\int_0^{2/3}x\,dx=12\left(\frac{2}{3}\right)^2=\frac{16}{3}. よって、アは 163\displaystyle \frac{16}{3} である。

(2) 分子を展開すると 12(1+h)3−52(1+h)2+165(1+h)−65=12(1+3h+3h2+h3)−52(1+2h+h2)+165(1+h)−65=−310h−h2+12h3.\displaystyle \begin{aligned} &\frac12(1+h)^3-\frac52(1+h)^2+\frac{16}{5}(1+h)-\frac65\\ &=\frac12(1+3h+3h^2+h^3)-\frac52(1+2h+h^2)+\frac{16}{5}(1+h)-\frac65\\ &=-\frac{3}{10}h-h^2+\frac12h^3. \end{aligned} よって、h≠0h\ne0 で分子を hh で割った式は −310−h+12h2\displaystyle -\frac{3}{10}-h+\frac12h^2 となるから、極限は −310\displaystyle -\frac{3}{10} である。

(3) まず、最初の二直線の交点を求める。第一式を3倍して第二式を引くと 10y=210y=2 より y=15\displaystyle y=\frac15、したがって x=35\displaystyle x=\frac35 である。第三直線がこの点を通る条件は 35m+15n=1,3m+n=5\displaystyle \frac35m+\frac15n=1,\qquad 3m+n=5 である。したがって n=5−3mn=5-3m であり、1≦m+n≦101\le m+n\le10 は 1≦5−2m≦101\le5-2m\le10 と同値である。mm は整数なので −2≦m≦2-2\le m\le2、該当する組は (m,n)=(−2,11), (−1,8), (0,5), (1,2), (2,−1)(m,n)=(-2,11),\ (-1,8),\ (0,5),\ (1,2),\ (2,-1) の5組である。よって、ウは5である。

(4) 0≦θ≦π2\displaystyle 0\le\theta\le\frac\pi2 では sin⁡θ+cos⁡θ>0\sin\theta+\cos\theta>0 であり、 (sin⁡θ+cos⁡θ)2=1+2sin⁡θcos⁡θ=1+sin⁡2θ≦2(\sin\theta+\cos\theta)^2=1+2\sin\theta\cos\theta=1+\sin2\theta\le2 だから最大値は 2\sqrt2 以下である。θ=π4\displaystyle \theta=\frac\pi4 で等号となる。また sin⁡θcos⁡θ≧0\sin\theta\cos\theta\ge0 より (sin⁡θ+cos⁡θ)2≧1(\sin\theta+\cos\theta)^2\ge1 であり、端点 θ=0,π2\displaystyle \theta=0,\frac\pi2 で値1をとる。よって最大値は 2\sqrt2、最小値は1である。

(5) 赤玉を rr 個とする。戻さずに2個取り出してともに赤玉となる確率は r11⋅r−110=2855\displaystyle \frac{r}{11}\cdot\frac{r-1}{10}=\frac{28}{55} である。これを整理すると r(r−1)=56r(r-1)=56、すなわち (r−8)(r+7)=0(r-8)(r+7)=0 となる。rr は0以上11以下の整数なので r=8r=8 である。

(6) H=A+t(B−A)=(1−t,2t,0)H=A+t(B-A)=(1-t,2t,0) とおくと、B−A=(−1,2,0)B-A=(-1,2,0) である。CH⊥ABCH\perp AB より (C−H)⋅(B−A)=(t−1,−2t,3)⋅(−1,2,0)=1−5t=0,(C-H)\cdot(B-A)=(t-1,-2t,3)\cdot(-1,2,0)=1-5t=0, したがって t=15\displaystyle t=\frac15、H=(45,25,0)\displaystyle H=(\frac45,\frac25,0) となる。よって OH=(45)2+(25)2=25,OC=3.\displaystyle OH=\sqrt{\left(\frac45\right)^2+\left(\frac25\right)^2}=\frac{2}{\sqrt5},\qquad OC=3. OHOH は xyxy 平面上、OCOC は zz 軸上にあるので OH⊥OCOH\perp OC である。直角三角形 OHCOHC において、θ=∠OHC\theta=\angle OHC だから tan⁡θ=OCOH=32/5=352.\displaystyle \tan\theta=\frac{OC}{OH}=\frac{3}{2/\sqrt5}=\frac{3\sqrt5}{2}.

(7) u⃗=a⃗+3b⃗\vec u=\vec a+3\vec b、v⃗=a⃗−4b⃗\vec v=\vec a-4\vec b とおくと、∣u⃗∣=∣v⃗∣=1|\vec u|=|\vec v|=1 である。また b⃗=u⃗−v⃗7,a⃗=4u⃗+3v⃗7,a⃗+b⃗=5u⃗+2v⃗7.\displaystyle \vec b=\frac{\vec u-\vec v}{7},\qquad \vec a=\frac{4\vec u+3\vec v}{7},\qquad \vec a+\vec b=\frac{5\vec u+2\vec v}{7}. u⃗,v⃗\vec u,\vec v のなす角を ϕ\phi とすれば ∣a⃗+b⃗∣2=25∣u⃗∣2+4∣v⃗∣2+20u⃗⋅v⃗49=29+20cos⁡ϕ49.\displaystyle |\vec a+\vec b|^2=\frac{25|\vec u|^2+4|\vec v|^2+20\vec u\cdot\vec v}{49}=\frac{29+20\cos\phi}{49}. −1≦cos⁡ϕ≦1-1\le\cos\phi\le1 より 949≦∣a⃗+b⃗∣2≦1\displaystyle \frac{9}{49}\le|\vec a+\vec b|^2\le1 である。上端は u⃗=v⃗\vec u=\vec v、下端は u⃗=−v⃗\vec u=-\vec v のときに実現する。これらの単位ベクトルを選んだときも上の逆変換で条件を満たす a⃗,b⃗\vec a,\vec b が得られる。したがって最大値は1、最小値は 37\displaystyle \frac37 である。

この問題で使う考え方

  • 定積分
  • 関数の極限
  • 直線の方程式
  • 三角関数の相互関係
  • 確率の基本法則
  • 空間座標と空間ベクトル
  • ベクトルの内積
  • ベクトルによる図形の考察

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