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東海大学/2024年度/1日目

東海大学 2024年 1日目 数学 第2問解答・解説

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1問題

東海大学2024年度第2問

表1は,金融商品 A,BA,B の各年の1月31日における1単位あたりの評価額を表している。 年202220232024金融商品 A(万円)9159金融商品 B(万円)2196\begin{array}{c|ccc} \text{年} & 2022 & 2023 & 2024 \\ \hline \text{金融商品 }A\text{(万円)} & 9 & 15 & 9 \\ \text{金融商品 }B\text{(万円)} & 21 & 9 & 6 \end{array} 表1.金融商品 A,BA,B の評価額のデータ。   実数 xx が 0≦x≦10\leq x\leq 1 を満たすとする。表2は,A,BA,B をそれぞれ (1−x),x(1-x),x 単位だけ所有していた場合の各年の資産を表している。 年202220232024資産(万円)9(1−x)+21x15(1−x)+9x9(1−x)+6x\begin{array}{c|ccc} \text{年} & 2022 & 2023 & 2024 \\ \hline \text{資産(万円)} & 9(1-x)+21x & 15(1-x)+9x & 9(1-x)+6x \end{array} 表2.資産のデータ。   表2のデータの平均値を f(x)f(x),分散を g(x)g(x) とする。   (1) f(0)=ア, g(1)=イf(0)=\boxed{\text{ア}},\ g(1)=\boxed{\text{イ}} である。   (2) 表1における AA の評価額のデータと BB の評価額のデータの相関係数は ウ\boxed{\text{ウ}} である。   (3) f(x)f(x) は x=エx=\boxed{\text{エ}} のとき最大値 オ\boxed{\text{オ}} をとる。   (4) g(x)g(x) は x=カx=\boxed{\text{カ}} のとき最小値をとる。   (5) a≧110\displaystyle a\geq\frac{1}{10} に対して,関数 h(x)={f(x)}2−ag(x)h(x)=\{f(x)\}^{2}-ag(x) を考える。h(x)h(x) が x=1x=1 で最大値をとるための必要十分条件は 110≦a≦キ\displaystyle \frac{1}{10}\leq a\leq\boxed{\text{キ}} である。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

表の3値の平均・分散と偏差から統計量を計算し、最後は二次関数の端点比較で必要十分条件を求めた。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)(1)\quad ア=11,=11,\quad イ=42;=42;
    (2)(2)\quad ウ=−2114;\displaystyle =-\frac{\sqrt{21}}{14};
    (3)(3)\quad エ=1,=1,\quad オ=12;=12;
    (4)(4)\quad カ=731;\displaystyle =\frac7{31};
    (5)(5)\quad キ=14.\displaystyle =\frac14.

4解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) x=0x=0 のとき、表2の3年分の資産は 9,15,99,15,9(万円)なので f(0)=9+15+93=11.\displaystyle f(0)=\frac{9+15+9}{3}=11. x=1x=1 のときは 21,9,621,9,6(万円)で、その平均は 1212 である。よって分散は g(1)=(21−12)2+(9−12)2+(6−12)23=81+9+363=42.\displaystyle g(1)=\frac{(21-12)^2+(9-12)^2+(6-12)^2}{3} =\frac{81+9+36}{3}=42.

(2) Aのデータの平均は 1111、Bのデータの平均は 1212 である。各年の偏差はそれぞれ (−2,4,−2),(9,−3,−6).(-2,4,-2),\qquad (9,-3,-6). 従って偏差積の和は −18-18、偏差平方和はAについて 2424、Bについて 126126 である。相関係数は −1824⋅126=−3221=−2114.\displaystyle \frac{-18}{\sqrt{24\cdot126}}=-\frac{3}{2\sqrt{21}}=-\frac{\sqrt{21}}{14}.

(3) 表2の資産は 9+12x, 15−6x, 9−3x9+12x,\ 15-6x,\ 9-3x なので f(x)=(9+12x)+(15−6x)+(9−3x)3=11+x.\displaystyle f(x)=\frac{(9+12x)+(15-6x)+(9-3x)}3=11+x. これは 0≦x≦10\leq x\leq1 で増加するから、最大となるのは x=1x=1 のときで、最大値は 1212 である。

(4) 平均 f(x)=11+xf(x)=11+x からの偏差は −2+11x,4−7x,−2−4x-2+11x,\qquad 4-7x,\qquad -2-4x である。したがって g(x)=(−2+11x)2+(4−7x)2+(−2−4x)23=62x2−28x+8=62(x−731)2+15031.\displaystyle \begin{aligned} g(x)&=\frac{(-2+11x)^2+(4-7x)^2+(-2-4x)^2}{3}\\ &=62x^2-28x+8\\ &=62\left(x-\frac7{31}\right)^2+\frac{150}{31}. \end{aligned} 0≦7/31≦10\le7/31\le1 であるから、g(x)g(x) が最小となるのは x=7/31x=7/31 のときである。

(5) h(x)=(11+x)2−a(62x2−28x+8)=(1−62a)x2+(22+28a)x+121−8a.h(x)=(11+x)^2-a(62x^2-28x+8) =(1-62a)x^2+(22+28a)x+121-8a. a≧1/10a\geq1/10 より 1−62a<01-62a<0 である。0≦x≦10\leq x\leq1 に対し h(1)−h(x)=(1−x){(1−62a)(1+x)+22+28a}.h(1)-h(x)=(1-x)\{(1-62a)(1+x)+22+28a\}. 中括弧は xx の減少関数なので、その区間での最小値は x=1x=1 のときの 2(1−62a)+22+28a=24−96a2(1-62a)+22+28a=24-96a である。よって h(1)≧h(x)h(1)\geq h(x) が0≦x≦10\le x\le1 を満たすすべての xx で成り立つための必要十分条件は 24−96a≧024-96a\geq0、すなわち a≦1/4a\leq1/4 である。これと仮定 a≧1/10a\geq1/10 を合わせると 110≦a≦14.\displaystyle \frac1{10}\leq a\leq\frac14.

この問題で使う考え方

  • 分散と標準偏差
  • 相関係数
  • 二次関数のグラフと頂点
  • 二次関数の最大・最小
  • 命題と必要十分条件

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