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鳥取大学/2018年度/生命科 前期

鳥取大学 2018年 数学 第II問解答・解説

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1問題

鳥取大学2018年度第II問

原点を OO とする座標空間内の3点 A(−3,−3,1), B(3,−3,−5), C(−1,1,3)A(-3,-3,1),\ B(3,-3,-5),\ C(-1,1,3) を頂点とする三角形 ABCABC において,点 AA から直線 BCBC に下ろした垂線を AHAH とする。また,平面 ABCABC に垂直なベクトル v⃗=(v1,v2,v3)\vec{v}=(v_1,v_2,v_3) と同じ向きに,点 HH から距離 dd だけ進んだ点を PP とする。以下の問いに答えよ。ただし,∣v⃗∣=1|\vec{v}|=1 とし,v1>0v_1>0 とする。

(1) OH→\overrightarrow{OH} を求めよ。

(2) v⃗=(v1,v2,v3)\vec{v}=(v_1,v_2,v_3) を求めよ。

(3) d=2d=2 のとき,三角形 PBCPBC の面積を求めよ。

(4) 三角形 PBCPBC の面積を SS,三角形 PABPAB の面積を TT,三角形 PACPAC の面積を UU とする。S2=T2−U2S^2=T^2-U^2 となる dd を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

空間ベクトルの成分と内積で垂直条件を表し、座標で垂線の足を求めた。面積は底辺と高さで計算し、(4)では平面内の垂直成分と平面に垂直な成分が直交することから高さの二乗を分解した。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • 1OH→=(0,0,1)。2v⃗=13(1,−1,1)。346。4d=32\displaystyle 1\quad \overrightarrow{OH}=(0,0,1)\quad \text{。\quad }\quad 2\quad \vec v=\frac{1}{\sqrt3}(1,-1,1)\quad \text{。\quad }\quad 3\quad 4\sqrt6\quad \text{。\quad }\quad 4\quad d=3\sqrt2\quad 。

4解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) BC→=(−4,4,8)\overrightarrow{BC}=(-4,4,8) とおき、H=B+tBC→H=B+t\overrightarrow{BC} とする。AH⊥BCAH\perp BC より t=BA→⋅BC→∣BC→∣2=(−6,0,6)⋅(−4,4,8)(−4)2+42+82=7296=34.\displaystyle t=\frac{\overrightarrow{BA}\cdot\overrightarrow{BC}}{|\overrightarrow{BC}|^2} =\frac{(-6,0,6)\cdot(-4,4,8)}{(-4)^2+4^2+8^2} =\frac{72}{96}=\frac34. したがって H=(3,−3,−5)+34(−4,4,8)=(0,0,1)\displaystyle H=(3,-3,-5)+\frac34(-4,4,8)=(0,0,1) であり、OH→=(0,0,1)\overrightarrow{OH}=(0,0,1)。

(2) AB→=(6,0,−6)\overrightarrow{AB}=(6,0,-6)、AC→=(2,4,2)\overrightarrow{AC}=(2,4,2) である。平面 ABCABC に垂直な v⃗=(v1,v2,v3)\vec v=(v_1,v_2,v_3) は 6v1−6v3=0,2v1+4v2+2v3=06v_1-6v_3=0,\qquad 2v_1+4v_2+2v_3=0 を満たすから、v3=v1, v2=−v1v_3=v_1,\ v_2=-v_1。さらに ∣v⃗∣=1|\vec v|=1、v1>0v_1>0 より v⃗=13(1,−1,1)\displaystyle \vec v=\frac1{\sqrt3}(1,-1,1)。

(3) PH→\overrightarrow{PH} は平面 ABCABC に垂直で、BCBC はその平面上にあるので PH⊥BCPH\perp BC。また ∣PH∣=2|PH|=2、∣BC∣=(−4)2+42+82=46|BC|=\sqrt{(-4)^2+4^2+8^2}=4\sqrt6 である。よって [△PBC]=12⋅46⋅2=46.\displaystyle [\triangle PBC]=\frac12\cdot4\sqrt6\cdot2=4\sqrt6.

(4) 距離としての dd は d≧0d\ge0 である。HH は BCBC 上にあり、PH⊥BCPH\perp BC だから S=12⋅46 d=26d,S2=24d2.\displaystyle S=\frac12\cdot4\sqrt6\,d=2\sqrt6d,\qquad S^2=24d^2. AH→=(3,3,0)\overrightarrow{AH}=(3,3,0) である。まず ∣AB∣=62|AB|=6\sqrt2、AB→⋅AH→=18\overrightarrow{AB}\cdot\overrightarrow{AH}=18 より、AHAH の ABAB に垂直な成分の長さの二乗は ∣AH∣2−(AB→⋅AH→∣AB∣)2=18−18272=272.\displaystyle |AH|^2-\left(\frac{\overrightarrow{AB}\cdot\overrightarrow{AH}}{|AB|}\right)^2 =18-\frac{18^2}{72}=\frac{27}{2}. PHPH は平面 ABCABC に垂直なのでこの成分とも垂直であり、点 PP から直線 ABAB までの距離の二乗は 272+d2\displaystyle \frac{27}{2}+d^2。したがって T2=∣AB∣24(272+d2)=243+18d2.\displaystyle T^2=\frac{|AB|^2}{4}\left(\frac{27}{2}+d^2\right)=243+18d^2. 同様に ∣AC∣=26|AC|=2\sqrt6、AC→⋅AH→=18\overrightarrow{AC}\cdot\overrightarrow{AH}=18 だから、AHAH の ACAC に垂直な成分の長さの二乗は ∣AH∣2−(AC→⋅AH→∣AC∣)2=18−18224=92.\displaystyle |AH|^2-\left(\frac{\overrightarrow{AC}\cdot\overrightarrow{AH}}{|AC|}\right)^2 =18-\frac{18^2}{24}=\frac92. ゆえに U2=∣AC∣24(92+d2)=27+6d2.\displaystyle U^2=\frac{|AC|^2}{4}\left(\frac92+d^2\right)=27+6d^2. 条件 S2=T2−U2S^2=T^2-U^2 に代入すると 24d2=(243+18d2)−(27+6d2)=216+12d2,24d^2=(243+18d^2)-(27+6d^2)=216+12d^2, よって d2=18d^2=18。d≧0d\ge0 より d=32d=3\sqrt2。

この問題で使う考え方

  • 位置ベクトル
  • ベクトルの成分表示
  • ベクトルの内積
  • 空間座標と空間ベクトル
  • ベクトルによる図形の考察
  • 空間図形の計量
  • 三角比による面積

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