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大阪大学/2019年度/前期

大阪大学 2019年 数学 第5問解答・解説

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1問題

大阪大学2019年度第5問

座標空間内の2つの球面 S1:(x−1)2+(y−1)2+(z−1)2=7S_1:(x-1)^2+(y-1)^2+(z-1)^2=7 と S2:(x−2)2+(y−3)2+(z−3)2=1S_2:(x-2)^2+(y-3)^2+(z-3)^2=1 を考える。S1S_1 と S2S_2 の共通部分を CC とする。このとき以下の問いに答えよ。

(1) S1S_1 との共通部分が CC となるような球面のうち、半径が最小となる球面の方程式を求めよ。

(2) S1S_1 との共通部分が CC となるような球面のうち、半径が 3\sqrt{3} となる球面の方程式を求めよ。  (配点率20%)

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2解答

解答を見る答えはこの解答の中にあります

球面S1,S2S_1,S_2の中心をそれぞれO1=(1,1,1),O2=(2,3,3)O_1=(1,1,1), O_2=(2,3,3)とし、n=(1,2,2)\boldsymbol n=(1,2,2)、e=n/3\boldsymbol e=\boldsymbol n/3とおく。  両球面の方程式を整理すると S1:x2+y2+z2−2x−2y−2z−4=0,S2:x2+y2+z2−4x−6y−6z+21=0.S_1: x^2+y^2+z^2-2x-2y-2z-4=0, \quad S_2: x^2+y^2+z^2-4x-6y-6z+21=0. したがって共通部分CCを含む平面は、両式の差から Π:x+2y+2z=252\displaystyle \Pi: x+2y+2z=\frac{25}{2} である。  O1O_1からΠ\Piへの垂線の足をPPとする。n⋅O1=5\boldsymbol n\cdot O_1=5、∣n∣=3|\boldsymbol n|=3より P=O1+252−5∣n∣2n=O1+56n=(116,83,83).\displaystyle P=O_1+\frac{\frac{25}{2}-5}{|\boldsymbol n|^2}\boldsymbol n =O_1+\frac56\boldsymbol n =\left(\frac{11}{6},\frac83,\frac83\right). またO1P=52\displaystyle O_1P=\frac52なので、CCの半径をρ\rhoとすると ρ2=7−(52)2=34.\displaystyle \rho^2=7-\left(\frac52\right)^2=\frac34.  別の球面とS1S_1の方程式の差を取ると、共通部分を含む平面が得られ、その法線は両球面の中心を結ぶ方向である。共通部分はCCなのでその平面はΠ\Piであり、法線はn\boldsymbol nに平行である。よって中心QQはPPを通る法線上にあり、Q=P+teQ=P+t\boldsymbol eと書ける。点 XX が円 CC 上にあるならXP=ρXP=\rhoかつ(X−P)⋅e=0(X-P)\cdot\boldsymbol e=0であるから XQ2=XP2+t2=34+t2.\displaystyle XQ^2=XP^2+t^2=\frac34+t^2. したがって候補球面の半径rrはr2=34+t2\displaystyle r^2=\frac34+t^2を満たす。  この候補球面とS1S_1の共通部分の平面を確認する。h=52\displaystyle h=\frac52、Y=X−O1Y=X-O_1とおくと、Q=O1+(h+t)eQ=O_1+(h+t)\boldsymbol eである。XXが両球面上にあるとき、2つの球面の式を引けば 2(h+t)Y⋅e=7−(34+t2)+(h+t)2=5(h+t).\displaystyle 2(h+t)Y\cdot\boldsymbol e=7-\left(\frac34+t^2\right)+(h+t)^2=5(h+t). t≠−ht\ne-hならY⋅e=hY\cdot\boldsymbol e=h、すなわちXXはΠ\Pi上にある。候補球面はCCの全点を含むため、このときS1S_1との共通部分はちょうどCCである。t=−h=−52\displaystyle t=-h=-\frac52ではQ=O1Q=O_1、r=7r=\sqrt7となって球面がS1S_1そのものになるため除外する。  (1)  r2=34+t2≧34\displaystyle r^2=\frac34+t^2\geq\frac34であり、等号はt=0t=0のときに成り立つ。したがって求める球面は (x−116)2+(y−83)2+(z−83)2=34.\displaystyle \left(x-\frac{11}{6}\right)^2+\left(y-\frac83\right)^2+\left(z-\frac83\right)^2=\frac34.

(2)  r=3r=\sqrt3とすると3=34+t2\displaystyle 3=\frac34+t^2よりt=±32\displaystyle t=\pm\frac32。よって中心は P+32e=(73,113,113),P−32e=(43,53,53).\displaystyle P+\frac32\boldsymbol e=\left(\frac73,\frac{11}{3},\frac{11}{3}\right), \qquad P-\frac32\boldsymbol e=\left(\frac43,\frac53,\frac53\right). したがって求める球面は (x−73)2+(y−113)2+(z−113)2=3,(x−43)2+(y−53)2+(z−53)2=3.\displaystyle \left(x-\frac73\right)^2+\left(y-\frac{11}{3}\right)^2+\left(z-\frac{11}{3}\right)^2=3, \quad \left(x-\frac43\right)^2+\left(y-\frac53\right)^2+\left(z-\frac53\right)^2=3.

この問題で使う考え方

  • 空間図形の計量
  • 空間座標と空間ベクトル
  • 位置ベクトル
  • ベクトルの成分表示
  • ベクトルの内積
  • ベクトルによる図形の考察

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