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札幌医科大学/2022年度/前期

札幌医科大学 2022年 数学 第2問解答・解説

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1問題

札幌医科大学2022年度第2問

原点を OO とする座標空間に,4点 A(1,2,1),B(2,−1,−3),C(1,1,1),D(3,2,−1)A(1,2,1),\quad B(2,-1,-3),\quad C(1,1,1),\quad D(3,2,-1) がある。このとき,次の問いに答えよ。

(1) 三角形 OABOAB の面積を求めよ。

(2) 2点 O,AO,A を通る直線を L1L_1,2点 O,BO,B を通る直線を L2L_2 とする。直線 L1L_1 上に点 EE,直線 L2L_2 上に点 FF をとる。ここで,点 EE と点 FF は異なるとする。いま,EF→\overrightarrow{EF} と OC→\overrightarrow{OC} は垂直で,2点 E,FE,F を通る直線 L3L_3 が点 DD を通るとする。次の(i),(ii)に答えよ。

(i) 直線 L3L_3 と xyxy 平面との交点の座標を求めよ。

(ii) 点 BB と直線 L3L_3 上の点との距離の最小値を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) 532\displaystyle (1)\space{}\frac{5\sqrt{3}}{2}
    (2)(i) (2,2,0)
    (2)(ii) 362\displaystyle (2)(ii)\space{}\frac{3\sqrt{6}}{2}

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(1)  OA→=(1,2,1)\overrightarrow{OA}=(1,2,1), OB→=(2,−1,−3)\overrightarrow{OB}=(2,-1,-3) とおく。 ∣OA→∣=6,∣OB→∣=14,OA→⋅OB→=2−2−3=−3.|\overrightarrow{OA}|=\sqrt{6},\quad |\overrightarrow{OB}|=\sqrt{14},\quad \overrightarrow{OA}\cdot\overrightarrow{OB}=2-2-3=-3. ∠AOB=θ\angle AOB=\theta とすると、cos⁡θ=−384\displaystyle \cos\theta=-\dfrac{3}{\sqrt{84}} である。したがって sin⁡θ=1−cos⁡2θ=7584=527.\displaystyle \sin\theta=\sqrt{1-\cos^2\theta}=\sqrt{\frac{75}{84}}=\frac{5}{2\sqrt{7}}. よって、三角形 OABOAB の面積は 12∣OA→∣∣OB→∣sin⁡θ=1284⋅527=532.\displaystyle \frac12|\overrightarrow{OA}||\overrightarrow{OB}|\sin\theta=\frac12\sqrt{84}\cdot\frac{5}{2\sqrt{7}}=\frac{5\sqrt{3}}2.

(2)  OA→=a, OB→=b, OC→=c\overrightarrow{OA}=\boldsymbol a,\ \overrightarrow{OB}=\boldsymbol b,\ \overrightarrow{OC}=\boldsymbol c とし、E=sa, F=tbE=s\boldsymbol a,\ F=t\boldsymbol b とおく。a⋅c=4, b⋅c=−2\boldsymbol a\cdot\boldsymbol c=4,\ \boldsymbol b\cdot\boldsymbol c=-2 だから、EF→⊥OC→\overrightarrow{EF}\perp\overrightarrow{OC} より (tb−sa)⋅c=−2t−4s=0,t=−2s.(t\boldsymbol b-s\boldsymbol a)\cdot\boldsymbol c=-2t-4s=0,\quad t=-2s. E≠FE\ne F なので s≠0s\ne0 である。したがって EF→=tb−sa=−s(a+2b)=−5s(1,0,−1).\overrightarrow{EF}=t\boldsymbol b-s\boldsymbol a=-s(\boldsymbol a+2\boldsymbol b)=-5s(1,0,-1). ゆえに、L3L_3 の方向ベクトルとして v=(1,0,−1)\boldsymbol v=(1,0,-1) をとれる。

(i)  D(3,2,−1)D(3,2,-1) を通るので、L3L_3 上の点を Q(u)=(3,2,−1)+u(1,0,−1)=(3+u,2,−1−u)Q(u)=(3,2,-1)+u(1,0,-1)=(3+u,2,-1-u) と表せる。xyxy 平面では z=0z=0 だから −1−u=0-1-u=0 より u=−1u=-1 であり、交点は (2,2,0)(2,2,0) である。

(ii)  点 BB との距離の二乗は ∣Q(u)−B∣2=(1+u)2+32+(2−u)2=2u2−2u+14=2(u−12)2+272.\displaystyle |Q(u)-B|^2=(1+u)^2+3^2+(2-u)^2=2u^2-2u+14=2\left(u-\frac12\right)^2+\frac{27}{2}. これは u=12\displaystyle u=\frac12 のとき最小となる。実際、このとき Q=(72,2,−32)\displaystyle Q=(\frac72,2,-\frac32) で、∣Q−B∣2=272\displaystyle |Q-B|^2=\frac{27}{2} である。よって求める最小距離は 272=362.\displaystyle \sqrt{\frac{27}{2}}=\frac{3\sqrt{6}}2.

この問題で使う考え方

  • 空間図形の計量
  • 位置ベクトル
  • ベクトルの成分表示
  • ベクトルの内積
  • 空間座標と空間ベクトル
  • ベクトルによる図形の考察

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