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鳥取大学/2023年度/前期

鳥取大学 2023年 数学 第II問解答・解説

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1問題

鳥取大学2023年度第II問

0<θ<π2\displaystyle 0<\theta<\frac{\pi}{2} である θ\theta が cos⁡θ+cos⁡2θ+cos⁡3θ+cos⁡4θ=0\cos\theta+\cos 2\theta+\cos 3\theta+\cos 4\theta=0 を満たすとき,以下の問いに答えよ。

(1)cos⁡θ\cos\theta の値を求めよ。

(2)(1)で求めた cos⁡θ\cos\theta に対して,数列 {an}\{a_n\} を an=(2cos⁡θ)n+(1−2cos⁡θ)n(n=1,2,3,…)a_n=(2\cos\theta)^n+(1-2\cos\theta)^n\quad(n=1,2,3,\ldots) と定める。このとき,an+2a_{n+2} を an+1a_{n+1} と ana_n を用いて表せ。

(3)(2)で定めた数列 {an}\{a_n\} について, (−1)n{anan+2−(an+1)2}(-1)^n\{a_na_{n+2}-(a_{n+1})^2\} は nn によらない定数であることを示せ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • cos⁡θ=1+54,an+2=an+1+an,(−1)n{anan+2−(an+1)2}=5.\displaystyle \cos\theta=\frac{1+\sqrt5}{4},\qquad a_{n+2}=a_{n+1}+a_n,\qquad (-1)^n\{a_na_{n+2}-(a_{n+1})^2\}=5.

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) x=cos⁡θx=\cos\theta とおくと、倍角・三倍角・四倍角の公式から cos⁡θ+cos⁡2θ+cos⁡3θ+cos⁡4θ=2x(4x3+2x2−3x−1)=2x(x+1)(4x2−2x−1).\cos\theta+\cos2\theta+\cos3\theta+\cos4\theta =2x(4x^3+2x^2-3x-1) =2x(x+1)(4x^2-2x-1). 0<θ<π2\displaystyle 0<\theta<\frac\pi2 より x>0x>0 であるから、4x2−2x−1=04x^2-2x-1=0。その解は x=1±54\displaystyle x=\frac{1\pm\sqrt5}{4} で、区間 0<x<10<x<1 に入るのは正の方だけである。よって cos⁡θ=1+54.\displaystyle \cos\theta=\frac{1+\sqrt5}{4}.

(2) u=2cos⁡θ=1+52\displaystyle u=2\cos\theta=\frac{1+\sqrt5}{2}、v=1−2cos⁡θ=1−52\displaystyle v=1-2\cos\theta=\frac{1-\sqrt5}{2} とおくと、u+v=1u+v=1、uv=−1uv=-1 である。従って u2=u+1u^2=u+1、v2=v+1v^2=v+1 であり、 an+2=un+2+vn+2=un+1+un+vn+1+vn=an+1+an.a_{n+2}=u^{n+2}+v^{n+2} =u^{n+1}+u^n+v^{n+1}+v^n =a_{n+1}+a_n. なお a1=u+v=1a_1=u+v=1、a2=u2+v2=(u+v)2−2uv=3a_2=u^2+v^2=(u+v)^2-2uv=3。

(3) Dn=anan+2−an+12D_n=a_na_{n+2}-a_{n+1}^2 とおく。(2)の漸化式より Dn=(an+2−an+1)an+2−an+12=an+22−an+1an+2−an+12,Dn+1=an+1(an+2+an+1)−an+22=−Dn.\begin{aligned} D_n&=(a_{n+2}-a_{n+1})a_{n+2}-a_{n+1}^2\\ &=a_{n+2}^2-a_{n+1}a_{n+2}-a_{n+1}^2,\\ D_{n+1}&=a_{n+1}(a_{n+2}+a_{n+1})-a_{n+2}^2\\ &=-D_n. \end{aligned} ゆえに (−1)n+1Dn+1=(−1)nDn(-1)^{n+1}D_{n+1}=(-1)^nD_n であり、求める量は nn によらない。a1=1a_1=1、a2=3a_2=3、a3=a1+a2=4a_3=a_1+a_2=4 より (−1)1(a1a3−a22)=−(4−9)=5.(-1)^1(a_1a_3-a_2^2)=- (4-9)=5. したがってその定数値は 55。

この問題で使う考え方

  • 三角関数の相互関係
  • 高次方程式
  • 漸化式

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