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東海大学/2022年度/2日目

東海大学 2022年 2日目 数学 第1問解答・解説

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1問題

東海大学2022年度第1問

次の空欄を埋めなさい。解答は分数の場合には既約分数の形で書きなさい。

(1)  ベクトルa⃗,b⃗\vec{a},\vec{b}が∣a⃗∣=3, ∣b⃗∣=5, a⃗⋅b⃗=7|\vec{a}|=3,\ |\vec{b}|=5,\ \vec{a}\cdot\vec{b}=7を満たすとする。∣a⃗+tb⃗∣|\vec{a}+t\vec{b}|はt=アt=\boxed{\text{ア}}のとき最小値をとる。

(2)  7冊の同じノートをA,B,CA,B,Cの3人に分けあたえる分け方はイ\boxed{\text{イ}}通りある。ただし、どの人にも少なくとも1冊はあたえるものとする。

(3)  方程式sin⁡2x+sin⁡x=k\sin^2 x+\sin x=k(kkは定数)を考える。0≦x<2π0\leq x<2\piの範囲で、この方程式が相異なる4個の解をもつような定数kkの値の範囲はウ\boxed{\text{ウ}}である。

(4)  n,kn,kを自然数で、k≧2k\geq2とする。kk個の連続する自然数n,n+1,⋯ ,n+k−1n,n+1,\cdots,n+k-1の総和が50となるnnとkkの組は(n,k)=(エ,オ),(カ,キ)(n,k)=(\boxed{\text{エ}},\boxed{\text{オ}}),\quad(\boxed{\text{カ}},\boxed{\text{キ}})の2組ある。ただし、エ<カ\boxed{\text{エ}}<\boxed{\text{カ}}とする。

(5)  A(0,−4), B(4,0)A(0,-4),\ B(4,0)とし、PPを放物線y=x2y=x^2上の点とするとき、三角形PABPABの面積の最小値はク\boxed{\text{ク}}である。

(6)  整式f(x)f(x)が条件f′(x){f′(x)−32x}=f(x)+92x+4,f(0)=5\displaystyle f'(x)\left\{f'(x)-\frac{3}{2}x\right\}=f(x)+\frac{9}{2}x+4,\qquad f(0)=5を満たすとき、f(x)=ケf(x)=\boxed{\text{ケ}}である。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

各設問を内積の平方完成、正の整数解の数え上げ、正弦値と角の対応、等差数列の和、座標による三角形面積、整式の次数と係数比較で解く。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • ア (=−725)\displaystyle (=-\frac7{25})、イ (=15)(=15)、ウ (=−14<k<0)\displaystyle (=-\frac14<k<0)、エ (=8)(=8)、オ (=5)(=5)、カ (=11)(=11)、キ (=4)(=4)、ク (=152)\displaystyle (=\frac{15}{2})、ケ (=x2+3x+5)(=x^2+3x+5)。

4解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) ベクトルの内積を用いると ∣a⃗+tb⃗∣2=∣a⃗∣2+2t(a⃗⋅b⃗)+t2∣b⃗∣2=9+14t+25t2=25(t+725)2+17625.\displaystyle |\vec a+t\vec b|^2=|\vec a|^2+2t(\vec a\cdot\vec b)+t^2|\vec b|^2 =9+14t+25t^2 =25\left(t+\frac7{25}\right)^2+\frac{176}{25}. 従って最小となるのは t=−725\displaystyle t=-\frac7{25} である。

(2) 3人に渡す冊数を (x,y,z) とすると、x+y+z=7x+y+z=7、x,y,z≧1x,y,z\ge1。x′=x−1,y′=y−1,z′=z−1x'=x-1,\quad y'=y-1,\quad z'=z-1 と置けば、非負整数解 x′+y′+z′=4x'+y'+z'=4 の個数は (4+3−13−1)=(62)=15.\displaystyle \binom{4+3-1}{3-1}=\binom62=15. 従って (15\boxed{15}) 通り。

(3) y=sin⁡xy=\sin x と置けば −1≦y≦1-1\le y\le1 で y2+y=ky^2+y=k となる。関数 y2+y=(y+12)2−14\displaystyle y^2+y=(y+\frac12)^2-\frac14 は −1≦y≦1-1\le y\le1 で最小値 −14\displaystyle -\frac14 をとり、y=−1y=-1 では0、y=1y=1 では2である。 −14<k<0\displaystyle -\frac14<k<0 のとき方程式 y2+y=ky^2+y=k の2解はともに −1<y<0-1<y<0 にある。それぞれの (y) 値は 0≦x<2π0\le x<2\pi で正弦方程式に2解ずつ対応するので、相異なる解は合計4個となる。端点 k=−14\displaystyle k=-\frac14 では1つの (y) 値から2解、k=0k=0 では y=−1, 0y=-1,\ 0 から合計3解であり、それ以外の範囲では4個にならない。従って −14<k<0.\displaystyle \boxed{-\frac14<k<0}.

(4) 連続する (k) 個の整数の和より k(2n+k−1)2=50,n=100/k−k+12.\displaystyle \frac{k(2n+k-1)}2=50,\qquad n=\frac{100/k-k+1}{2}. (n) が正の整数となるには (k) は100の2以上の約数である。k∈{2,4,5,10,20,25,50,100}k\in\{2,4,5,10,20,25,50,100\} を順に代入すると、正の整数 (n) となるのは k=4k=4 で n=11n=11、k=5k=5 で n=8n=8 の場合だけである。条件 (エ<カ)(\boxed{\text{エ}}<\boxed{\text{カ}}) に合わせると (n,k)=(8,5),(11,4).(n,k)=(8,5),(11,4). 従って (エ=8, オ=5, カ=11, キ=4)(\boxed{\text{エ}}=8,\ \boxed{\text{オ}}=5,\ \boxed{\text{カ}}=11,\ \boxed{\text{キ}}=4)。

(5) P=(u,u2)P=(u,u^2) と置く。直線 (AB) は y=x−4y=x-4、長さは 424\sqrt2 である。点 (P) と直線 (AB) の距離は ∣u−u2−4∣2=u2−u+42,\displaystyle \frac{|u-u^2-4|}{\sqrt2}=\frac{u^2-u+4}{\sqrt2}, ここで u2−u+4=(u−12)2+154>0\displaystyle u^2-u+4=(u-\frac12)^2+\frac{15}{4}>0。従って三角形の面積は 12⋅42⋅u2−u+42=2{(u−12)2+154}.\displaystyle \frac12\cdot4\sqrt2\cdot\frac{u^2-u+4}{\sqrt2} =2\left\{\left(u-\frac12\right)^2+\frac{15}{4}\right\}. 最小値は (15/2\boxed{15/2})。

(6) (f) が3次以上なら、f′(x) と f′(x)−32x\displaystyle f'(x)\text{ と }f'(x)-\frac32x はともに次数 deg⁡f−1\deg f-1 であり、その積の次数は 2deg⁡f−2>deg⁡f2\deg f-2>\deg f となる。一方、右辺 (f(x)+92x+4)\displaystyle \left(f(x)+\frac92x+4\right) の次数は deg⁡f\deg f であるから等式は成立しない。従って f(x)=Ax2+Bx+Cf(x)=Ax^2+Bx+C とおける。条件 f(0)=5f(0)=5 から C=5C=5 であり、係数を比較すると 4A2−3A=A,(4A−3/2)B=B+9/2,B2=C+4=9.4A^2-3A=A,\qquad (4A-3/2)B=B+9/2,\qquad B^2=C+4=9. 第1式より A=0A=0 または A=1A=1。(A=0) なら第2式は B=−95\displaystyle B=-\frac95 となり B2=9B^2=9 に反する。A=1A=1 なら第2式から B=3B=3 で、第3式にも合う。よって f(x)=x2+3x+5.\boxed{f(x)=x^2+3x+5}. 代入すると左辺も右辺も x2+152x+9\displaystyle x^2+\frac{15}{2}x+9 となり、条件を満たす。

この問題で使う考え方

  • ベクトルの内積
  • 組合せ
  • 三角関数の相互関係
  • 三角関数の周期・グラフ
  • 等差数列の一般項と和
  • 座標による距離
  • 二次関数の最大・最小
  • 多項式の導関数

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