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鳥取大学/2023年度/前期

鳥取大学 2023年 数学 第I問解答・解説

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1問題

鳥取大学2023年度第I問

箱 AA の中に赤球 66 個と白球 nn 個の合計 n+6n+6 個の球が入っている。箱 BB の中に白球 44 個の球が入っている。ただし,nn は自然数とし,球はすべて同じ確率で取り出されるものとする。以下の問いに答えよ。

(1)箱 AA から同時に 22 個の球を取り出すとき,赤球が 11 個と白球が 11 個取り出される確率を pnp_n とする。pnp_n が最大となる nn と,そのときの pnp_n の値を求めよ。

(2)箱 AA から同時に 22 個の球を取り出し箱 BB に入れ,よくかき混ぜた後で箱 BB から同時に 22 個の球を取り出すとき,赤球が 11 個と白球が 11 個取り出される確率を qnq_n とする。qn<13\displaystyle q_n<\frac{1}{3} となる nn の最小値を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) pnp_nはn=5,6n=5,6で最大611\displaystyle \frac{6}{11}。(2) qn<13\displaystyle q_n<\frac13となる最小のnnは55。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) Aから赤1個・白1個を同時に選ぶ組合せは 6n6n、2球の選び方全体は (n+62)\displaystyle \binom{n+6}{2}。従って pn=6n(n+62)=12n(n+5)(n+6).\displaystyle p_n=\frac{6n}{\binom{n+6}{2}}=\frac{12n}{(n+5)(n+6)}. 差をとると pn+1−pn=12(5−n)(n+5)(n+6)(n+7).\displaystyle p_{n+1}-p_n=\frac{12(5-n)}{(n+5)(n+6)(n+7)}. よって n=1,2,3,4n=1,2,3,4 で増加、p5=p6p_5=p_6、その後減少する。最大値は p5=p6=6/11p_5=p_6=6/11。 (2) Aから箱Bへ移す2球が赤赤・赤白・白白の場合、場合数はそれぞれ (62),6n,(n2)\displaystyle \binom62,6n,\binom n2。箱Bにはもともと4個の白球があるので、移動後にBから赤白1球ずつ引く確率はそれぞれ 2⋅4(62)=815,1⋅5(62)=13,0.\displaystyle \frac{2\cdot4}{\binom62}=\frac8{15},\qquad \frac{1\cdot5}{\binom62}=\frac13,\qquad 0. 全確率より qn=(62)815+6n13(n+62)=4(n+4)(n+5)(n+6).\displaystyle q_n=\frac{\binom62\frac8{15}+6n\frac13}{\binom{n+6}{2}} =\frac{4(n+4)}{(n+5)(n+6)}. 分母は正なので qn<13すなわちn2−n−18>0.\displaystyle q_n<\frac13\text{すなわち} n^2-n-18>0. g(n)=n2−n−18g(n)=n^2-n-18 は自然数上で g(n+1)−g(n)=2n>0g(n+1)-g(n)=2n>0、かつ g(4)=−6<0,g(5)=2>0g(4)=-6<0, g(5)=2>0。従って条件を満たす最小値は n=5n=5。

この問題で使う考え方

  • 組合せによる確率
  • 場合分けと全確率
  • 隣接項の差

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