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富山大学/2011年度

富山大学 2011年 数学 第2問解答・解説

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1問題

富山大学2011年度第2問

pを実数とする。すべての実数xに対して u(x)=x^2+p∫01\displaystyle \int_{0}^{1}(1+tx)u(t)dt をみたす関数u(x)が存在するかどうかを考える。このとき、次の問いに答えよ。(1) もしこのようなu(x)が存在すれば、u(x)は2次関数であることを示せ。(2) このようなu(x)が存在しないようなpの値をすべて求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)u(x)=x2+pC+pDx(C=∫01u(t) dt, D=∫01tu(t) dt), \displaystyle \quad u(x)=x^2+pC+pDx\quad\left(C=\int_0^1u(t)\,dt,\space{}D=\int_0^1tu(t)\,dt\right),\space{} so u is quadratic;;\qquad (2)p=8±213.\quad p=8\pm2\sqrt{13}.

3解答

解答を見る途中式つきの解答

C=∫01u(t) dt,D=∫01tu(t) dt\displaystyle C=\displaystyle\int_0^1u(t)\,dt,\quad D=\displaystyle\int_0^1t u(t)\,dt とおくと、与式はすべての実数 xx について u(x)=x2+pC+pDxu(x)=x^2+pC+pDx となる。右辺は xx の2次式で、x2x^2 の係数は1だから、解が存在すれば u(x)u(x) は2次関数である。これで (1) が示された。

(2) では、この形を C,DC,D の定義に代入する。 C=∫01(t2+pC+pDt) dt=13+pC+p2D,D=∫01t(t2+pC+pDt) dt=14+p2C+p3D.\displaystyle \begin{aligned} C&=\int_0^1(t^2+pC+pDt)\,dt=\frac13+pC+\frac p2D,\\ D&=\int_0^1t(t^2+pC+pDt)\,dt=\frac14+\frac p2C+\frac p3D. \end{aligned} したがって (1−p)C−p2D=13,−p2C+(1−p3)D=14.\displaystyle (1-p)C-\frac p2D=\frac13,\qquad -\frac p2C+\left(1-\frac p3\right)D=\frac14. ここで Q=p2−16p+12Q=p^2-16p+12 とする。第1式に 1−p/31-p/3 を掛け、第2式に p/2p/2 を掛けて加えると、また第1式に p/2p/2、第2式に 1−p1-p を掛けて加えると、次を得る。 Q12C=p+2472,Q12D=3−p12.\displaystyle \frac Q{12}C=\frac{p+24}{72},\qquad \frac Q{12}D=\frac{3-p}{12}. Q=0Q=0 ならば、これらは同時に p=−24p=-24 と p=3p=3 を要求するので矛盾し、解は存在しない。

一方、Q≠0Q\ne0 ならば C=p+246Q,D=3−pQ\displaystyle C=\frac{p+24}{6Q},\qquad D=\frac{3-p}{Q} と定めると、元の2式に代入して (1−p)C−p2D=(1−p)(p+24)−3p(3−p)6Q=13,−p2C+(1−p3)D=−p(p+24)+4(3−p)212Q=14\displaystyle (1-p)C-\frac p2D=\frac{(1-p)(p+24)-3p(3-p)}{6Q}=\frac13, \qquad -\frac p2C+\left(1-\frac p3\right)D=\frac{-p(p+24)+4(3-p)^2}{12Q}=\frac14 となる。そこで u(x)=x2+pC+pDxu(x)=x^2+pC+pDx とおけば、定義式から ∫01u(t) dt=C\displaystyle \int_0^1u(t)\,dt=C、∫01tu(t) dt=D\displaystyle \int_0^1tu(t)\,dt=D となるため、これは元の式を満たす解である。ゆえに解が存在しないのは Q=0Q=0 の場合に限る。 p2−16p+12=0すなわちp=8±213.p^2-16p+12=0\quad\text{すなわち}\quad p=8\pm2\sqrt{13}. したがって (2) の答えは p=8−213, 8+213p=8-2\sqrt{13},\ 8+2\sqrt{13} である。

この問題で使う考え方

  • 定積分
  • 二次方程式とグラフ

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