富山大学/2014年度
富山大学 2014年 数学 第1問解答・解説
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1問題
自然数 n に対して、f_n(x)=∫₀ˣ dt/(t²+1)ⁿ とおく。このとき、次の問いに答えよ。
(1) f₁(1) を求めよ。
(2) g(x)=f₁(1/x) とおく。g'(x) を求め、x>0 のとき f₁(x)+g(x)=π/2 が成り立つことを示せ。
(3) lim_{x→∞} f₁(x) を求めよ。
(4) 部分積分法を用いて、f_n(x)=x/(x²+1)ⁿ+2n f_n(x)−2n f_{n+1}(x) が成り立つことを示せ。
(5) lim_{x→∞} f_n(x)=({}_{2n−3}C_{n−1}/2^{2n−2})π (n≧2) であることを示せ。ただし、{}_mC_k=m!/((m−k)!k!) とする。 (解答用紙は、1を使用せよ)
まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。
2答え
答えを見る自分の答えと照らし合わせる
- (1)
数式が横に長い場合は、左右にスクロールして確認できます。
- (2)
数式が横に長い場合は、左右にスクロールして確認できます。
- (3)
数式が横に長い場合は、左右にスクロールして確認できます。
- (4)
数式が横に長い場合は、左右にスクロールして確認できます。
- (5)
数式が横に長い場合は、左右にスクロールして確認できます。
3解答
解答を見る途中式つきの解答
(1) として と置く。このとき で、 は に対応する。したがって
(2) だから、連鎖律より で ゆえに で、平均値の定理からこの和は で一定である。 を代入すると なので、和は
(3) (2) より 。また である。右端は で になるため、
(4) 部分積分で 、 とする。 だから、 ここで と変形すると、指定された漸化式を得る。
(5) では被積分関数は正で、 なら である。右辺の から までの積分は有限なので、 は増加しながら有限値に近づく。これを とする。 は (3) で分かる。また で だから、この項は で になる。(4) の両辺の極限を取ると したがって
奇数の積と偶数の積を階乗で表すと よって
この問題で使う考え方
- tan置換
- 合成関数の微分
- 部分積分
- 漸化式の反復
- 階乗と二項係数
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