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和歌山県立医科大学/2022年度/前期

和歌山県立医科大学 2022年 数学 第1問解答・解説

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1問題

和歌山県立医科大学2022年度第1問

nnを自然数とする。

(1) n(n−1)n(n-1)が4の倍数ならば、「nnが4の倍数である」か、あるいは「n−1n-1が4の倍数である」かのいずれかであることを示せ。

(2) nnが2桁の自然数であるとする。n(n−1)n(n-1)が100の倍数ならば、「nnが4の倍数で、n−1n-1が25の倍数である」か、あるいは「nnが25の倍数で、n−1n-1が4の倍数である」かのいずれかであることを示せ。

(3) nnが4桁の自然数であるとする。n2n^2の下4桁がnnと一致するようなnnを求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)  4∣n(1)\;4\mid n または 4∣(n−1).4\mid(n-1).
    (2)  [4∣n, 25∣(n−1)](2)\;[4\mid n,\space{}25\mid(n-1)] または [25∣n, 4∣(n−1)].[25\mid n,\space{}4\mid(n-1)].
    (3)  n=9376(3)\;n=9376

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) nn と n−1n-1 は連続する整数なので、一方は偶数、他方は奇数である。したがって n(n−1)n(n-1) の因数 22 は偶数である方にしか含まれない。4∣n(n−1)4\mid n(n-1) ならば、偶数である方は 44 の倍数でなければならない。よって nn が 44 の倍数であるか、n−1n-1 が 44 の倍数である。

(2) nn は2桁なので 10≦n≦9910\leq n\leq99、従って 9≦n−1≦989\leq n-1\leq98 であり、n,n−1n,n-1 のいずれも 100100 の倍数ではない。連続する整数のうち偶数は一方だけだから、4∣n(n−1)4\mid n(n-1) より偶数の方は 44 の倍数である。また連続する整数のうち 55 の倍数は一方だけなので、25∣n(n−1)25\mid n(n-1) ならば、その一方は 2525 の倍数である。もし同じ因数が 44 と 2525 の両方で割り切れれば、その因数は 100100 の倍数になるが、上の範囲では不可能である。従って 44 の倍数となる因数と 2525 の倍数となる因数は別々であり、示す二つの場合のいずれかとなる。

(3) 下4桁が nn と一致する条件は n2≡n(mod10000)n^2\equiv n\pmod{10000}、すなわち 10000∣n(n−1)10000\mid n(n-1) である。連続する整数の一方だけが偶数なので、その偶数因数が 1616 の倍数である。また一方だけが 55 の倍数であり、積が 545^4 で割り切れるから、その因数は 625625 の倍数である。両方の条件が同じ因数に集まればその因数は 1000010000 の倍数となるが、1000≦n≦99991000\leq n\leq9999 および 999≦n−1≦9998999\leq n-1\leq9998 であるから、n,n−1n,n-1 のいずれも 1000010000 の倍数ではなく、これは不可能である。よって次の二場合を調べる。

(i) 16∣n16\mid n、625∣(n−1)625\mid(n-1) のとき、n=625k+1n=625k+1 とおくと、625≡1(mod16)625\equiv1\pmod{16} より k+1≡0(mod16)k+1\equiv0\pmod{16}、従って k=16q+15k=16q+15 と書ける。よって n=10000q+9376n=10000q+9376 であり、4桁の範囲では q=0q=0、すなわち n=9376n=9376 である。

(ii) 625∣n625\mid n、16∣(n−1)16\mid(n-1) のとき、n=625kn=625k とおくと 625≡1(mod16)625\equiv1\pmod{16} より k≡1(mod16)k\equiv1\pmod{16} である。従って n=10000q+625n=10000q+625 となるが、4桁の数にはならない(q=0q=0 では625、q=1q=1 では10625)。ゆえにこの場合はない。

最後に 93762=879093769376^2=87909376 なので、実際に下4桁は 93769376 であり、条件を満たす。

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