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山形大学/2019年度

山形大学 2019年 数学 第1問解答・解説

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1問題

山形大学2019年度第1問

3 個のさいころ A, B, C を同時に投げる.それぞれのさいころの出る目を a, b, c で表す.このとき,次の問に答えよ.

(1) 3個のさいころの出る目すべてが奇数になる確率を求めよ.

(2) 出る目の積 abc が偶数または 3 の倍数になる確率を求めよ.

(3) 出る目の積 abc が偶数であったとき,出る目の和 a+b+ca + b + c が奇数になる条件付き確率を求めよ.

(4) 座標空間上の 4 点 (0, 0, 0), (a, 0, 0), (0, b, 0), (0, 0, c) を頂点とする三角錐の体積を V とする.

(i) V が自然数になる確率を求めよ.

(ii) V が自然数かつ V > 12 になる確率を求めよ.

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

さいころの順序つき全事象を数え、積の偶奇・3の倍数条件を補集合と包除原理で処理する。体積条件はabcの整除性と大小条件に直す。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) 18,\displaystyle (1)\space{}\frac18,
    (2) 2627,\displaystyle (2)\space{}\frac{26}{27},
    (3) 37,\displaystyle (3)\space{}\frac37,
    (4)(i) 133216,\displaystyle (4)(i)\space{}\frac{133}{216},
    (4)(ii) 754.\displaystyle (4)(ii)\space{}\frac7{54}.

4解答

解答を見る途中式つきの解答

・ 全事象は、3個のさいころの目の順序を区別して 63=2166^3=216 通りである。各さいころで奇数は 1,3,51,3,5 の3通りなので、すべて奇数となる確率は 3363=27216=18.\displaystyle \frac{3^3}{6^3}=\frac{27}{216}=\frac18.

・ 積 abcabc が偶数でも3の倍数でもない場合を数える。積が奇数となるには3個すべてが奇数である。また3の倍数でないには、どのさいころも 3,63,6 を出さない。両方を満たす目は各さいころで 1,51,5 の2通りだから、該当する組は 23=82^3=8 通りである。よって求める確率は 1−8216=208216=2627.\displaystyle 1-\frac8{216}=\frac{208}{216}=\frac{26}{27}.

・ 条件 abcabc が偶数である場合の総数は、少なくとも1個が偶数である組なので 216−33=189.216-3^3=189. 和 a+b+ca+b+c が奇数となるには奇数の目が1個または3個必要であるが、積が偶数という条件の下では3個とも奇数にはならない。したがって奇数の目がちょうど1個である。奇数を出すさいころの選び方は3通り、その目は3通り、残る2個のさいころはそれぞれ偶数を3通りずつ出すので、該当数は 3⋅3⋅32=81.3\cdot3\cdot3^2=81. ゆえに条件付き確率は 81189=37.\displaystyle \frac{81}{189}=\frac37.

(4) 三角錐は座標軸上の切片が a,b,ca,b,c であるから V=abc6.\displaystyle V=\frac{abc}{6}.

・ VV が自然数となる条件は 6∣abc6\mid abc である。積が2で割り切れない組は3個とも奇数なので 33=273^3=27 通り。積が3で割り切れない組は各目が {1,2,4,5}\{1,2,4,5\} から選ばれるので 43=644^3=64 通りであり、その両方に当たる組は各目が {1,5}\{1,5\} から選ばれる 23=82^3=8 通りである。包除原理より 6∣abc6\mid abc の組数は 216−(27+64−8)=133.216-(27+64-8)=133. したがって確率は 133216\displaystyle \frac{133}{216} である。

・ 条件は abc>72abc>72 かつ 6∣abc6\mid abc である。さいころの目を小さい順に並べた組と、その順列数を列挙すると (a,b,c)(3,5,6)(3,6,6)(4,4,6)(4,5,6)(4,6,6)(5,5,6)(5,6,6)(6,6,6)順列数63363331\begin{array}{c|rrrrrrrr} (a,b,c)&(3,5,6)&(3,6,6)&(4,4,6)&(4,5,6)&(4,6,6)&(5,5,6)&(5,6,6)&(6,6,6)\\ \hline \text{順列数}&6&3&3&6&3&3&3&1 \end{array} となり、該当する順序つき組は 2828 通りである。よって確率は 28216=754.\displaystyle \frac{28}{216}=\frac7{54}.

この問題で使う考え方

  • 組合せ
  • 積の法則
  • 約数・倍数
  • 順列
  • 確率の基本法則
  • 空間図形の計量

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